国際宇宙ステーション滞在中の古川聡宇宙飛行士との交信イベント

古川飛行士に質問する高市大臣

盛山文科大臣(前列中央)、若田光一宇宙飛行士(同右)、宇宙を研究する7名の大学院生(後列)と記念撮影

 令和5年12月11日(月)、高市内閣府特命担当大臣(宇宙政策)は、今年8月から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在されている古川聡(ふるかわ・さとし)宇宙飛行士との交信イベントに、盛山文部科学大臣とともに参加しました。進行役は、若田光一(わかた こういち)宇宙飛行士が担当しました。
 高市大臣は、11月末に創設された「宇宙戦略基金」にも触れ、これから日本が伸ばしていくべき技術や、今後のISSの活用方法、2030年のISS退役後の「ポストISS」時代の日本の宇宙活動のあり方について、質問しました。
 これに対して古川飛行士は、
・我が国も参加するアルテミス計画の観点では、物資輸送や環境制御、有人ローバ技術が重要であること
・ISSでは、月での応用も視野に宇宙実証を進めること、さらに、民間にも一層活用してもらうこと
・「ポストISS」においても、日本の産学官が自在に活動できる場が確保されるべきであること
について話されました。
 イベントには、来年1月に月面着陸を予定している小型月着陸実証機「SLIM」に関わるテーマなど、宇宙分野の研究に取り組む大学院生も出席し、古川飛行士と対話しました。
 イベントの様子は、JAXAイベントライブ配信専用Youtubeチャンネルにアーカイブされていますので、ぜひ御覧ください。