大森 茂樹さん
~健康維持をしながらボランティア活動を生きがいに~

名前(年齢) おおもり しげき
大森 茂樹さん(91歳)
地域 徳島県小松島市
活動概要 平成10年から地元公民館で開催される書道教室に通い、その後、シルバー大学の同期やOBを中心に90歳を過ぎた現在も書道の指導にあたっている。老人クラブ会員として三世代交流や環境美化ボランティアの活動も続けている。
表章の類型 地域社会の中で、地域住民のリーダーやコーディネーター的な役割を発揮し生き生きと生活している事例
キーワード 書道指導/三世代交流/昔あそび伝承/郷土文化伝承/環境美化

(注)年齢は、平成25年4月1日時点

活動のきっかけ

しめ縄づくりの指導をする大森さんの様子

63歳から習い始めた書道が指導者に

 昭和52年(55歳)に定年退職後、自分自身の健康管理に留意しながら農業に従事し、老人クラブでは80歳まで地区会長を務め地域の発展に貢献しました。
 平成10年(77歳)、地元公民館に書道教室が開講されることになり、趣味を兼ねて受講することにしました。平成11年、シルバー大学が小松島市社会福祉協議会で開講され、第19期として卒業しました。その後、同期生やOBが中心となって書道の指導にあたったことが、活動を開始するきっかけとなりました。

活動内容や現在の活動状況

環境美化の一環で南バイパスのゴミ拾いの光景


書道教室で添削する大森さんの様子(写真中央)

書道指導と老人クラブでの活動との両立

 平成12年8月から現在までシルバー大学同期生とそのOBが講師となって書道教室で指導をしています。また、平成24年4月から社会福祉協議会からの要請を受けて、老人保健施設で月に2回指導にあたり、現在も継続しています。
 また、老人クラブ活動にも積極的に取り組んでいます。地区老人クラブ松寿会会長であったときから力を入れ、現在も継続して行われている活動があります。世代間交流しながら行う「凧づくり」です。
 小松島市芝生町は、源義経上陸の地と言い伝えられており、昔から伝統的な凧づくりが伝承されています。大森さんが会長を務めた老人クラブ松寿会は、この凧づくり(3年程継続しましたが、経費の関係で現在は中止)やしめ縄づくり(現在も継続して活動)を三世代交流の活動と位置付けています。一つのものを高齢者と小学校児童とその父母が一緒に作り上げる喜びは、生涯忘れられない思い出になると願って行っています。子どもたちは想像力豊かで素晴らしい可能性を秘めていて、将来立派な社会人に成長してくれることと信じています。
 老人クラブ独自の環境美化活動では、県内の老人クラブでも空き缶拾いを行っているのは松寿会のみとなっています。その他、地元の3か所ある氏神さん、南バイパス、旗山公園、しおかぜ公園などの清掃に参加しています。老人クラブ会員の健康維持を目的に実施されている歩け歩け大会にも参加し続けています。

ポイント、工夫している点

誠実な働きを通して地域活動に活性化を

 現在も老人クラブ会員として、ボランティア活動を中心に参加しています。80歳まで老人クラブ会長を務め、現在も県老人クラブ幹事も歴任し、地区老人クラブのみならず、県老人クラブ連合会の活動の活性化に貢献してきました。その業績を称え、以下数々の表彰状が授与されています。
 昭和56年11月 第21回社会福祉大会福祉功労者表彰
 平成8年9月 徳島県老人クラブ連合会会長表彰
 平成10年7月 四国老人クラブ連合会会長表彰
 平成11年9月 敬老県民のつどい県知事表彰
 平成13年10月 全国老人クラブ連合会会長表彰
 90歳を過ぎてからも書道の指導にあたっている姿は、高齢者にとっての励みであり、目標にもつながっています。

老人保健施設での書道の指導

 〔本人インタビュー〕
 元気でいられる限りは、書道は作品展にも出展し、書道教室での指導を続けていこうと思っています。
 また、老人クラブ会員でもあるため、三世代交流を是非広げていきたいと思っています。凧づくりの後は、おじゃみ(お手玉)をする計画を進めています。老人会の活性化を図るためには是非必要なことです。環境美化ボランティア活動にも参加し続けようと思っています。