網代あけぼの会老人クラブ
公園の清掃、各教室、募金活動…地域のために、高齢者ために。

病気や寝たきりの高齢者に手を差し伸べたい

公園清掃活動

 平成11年5月に鳥取県老人クラブ連合会が実施した「高齢者相互支援推進啓発事業」に岩美町が指定されたことをきっかけに、「網代あけぼの会老人クラブ」は、「病気や寝たきり状態の高齢者のために何かできることを」という目的のもとに活動を開始しました。
 老人クラブが実施する総会や各種研修会など、年間を通して様々な会議( 年間20回程度) で「小さな善意の箱」と名付けた募金箱を設置するなど、積極的な募金活動を行っています。会員にも募金を募り、16年間で約30万円以上の寄付金が集まり、赤い羽根共同募金として町共同募金会へと手渡しています。

子供の遊び場を守る 高齢者の社会参加を盛り上げる

小さな善意の募金箱

 近年では、地区内の公園や浜の清掃を積極的に実施し、子供の遊び場の確保に貢献しています。また、地区内の小学生たちと昔の遊びや農作物の栽培を行うなど、子供たちとの交流を図り、子供たちから元気をもらっています。
 さらには、会員向けに年4、5回ほど「ちぎり絵教室」や「男の料理教室」を開催するなど、老人クラブの会員同士の絆や団結力を強める活動をはじめ、地域における高齢者の社会参加活動への気運を盛り上げるために一役買っています。

いちばん大切なのは、会員同士が支え合うこと

 会の発足以来、地域福祉の推進に大きな功績を残している「網代あけぼの会老人クラブ」。
 「今後も現在の取組を継続的に行いながら、新規会員の加入促進にも取り組んでいきたい。会員の高齢化が進んできているので、当面は会員同士が支え合っていくことを主眼において、介護予防や健康維持に関する活動を増やすなどして、誰もが参加しやすい環境づくりにも配慮していきたい。これからも会員同士のみならず、病気や寝たきりの地域の高齢者の役に立つ、募金以外の活動も積極的に行っていきたい」と、代表の浜田仁美さんは話します。