平成29年度 エイジレス・ライフ実践事例
都道府県・指定都市・中核市及び高齢者関連団体から推薦のあったエイジレス・ライフを実践する94名、社会参加活動を行う77団体の中から、内閣府に置かれた選考委員会(委員長:瀬沼克彰 桜美林大学名誉教授)の案を踏まえ、内閣府において、今年度のエイジレス・ライフ実践事例(個人)55名、社会参加活動事例(グループ等)46団体を決定しました。
決定されたエイジレス・ライフ実践者に対し「エイジレス章」、社会参加活動団体に対し「社会参加章」を章する書状を交付するとともに記念の楯を授与します。
平成29年度 エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例選考委員会
委員長
瀬沼 克彰 桜美林大学名誉教授
委員
有馬 廣實 拓殖大学名誉教授
大島 典子 日本テレビ放送網(株)コンプライアンス推進室考査部専門部長(元 報道局プロデューサー)
竹川 智子 (株)フラン代表取締役
松村 直道 江戸川大学特任教授
髙島 弘行 宮崎市福祉部長
(敬称略)
エイジレス章受章者
北海道・東北 | 関東・甲信越 | 東海・北陸 | 近畿 | 中国・四国 | 九州 | 関連団体
(注)年齢は、平成29年4月1日現在
ブロック別通し番号 | 推薦自治体名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | エイジレス・ライフの概要 |
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1 | 青森県 (六戸町) |
たけだ しげる 武田 茂 |
81 | 煩雑で細かい作業が多い「押し花」を、その楽しさを伝えたいという情熱をもって、手間と時間を惜しまず活動している。押し花を伝える対象者が、幼児から高齢者まで幅広いことはもちろん、在日米軍の駐留する三沢市において、米軍の家族などにも日本の伝承文化を伝えている。押し花愛好会を立ち上げて仲間づくりを支援するとともに、作品展示やイベント参加により会員の生きがいづくりもサポートし、後継者の育成にも尽力している。 |
2 | 岩手県 (大槌町) |
せきや とくみ 関谷 德實 |
78 | 平成12年に郷土の桜の木を保存する活動「ボランティアグループ”ウィル”」を立上げ、剪定作業やEM(有用微生物群)を活用した泥団子で地域の水浄化や地元海水浴場の水質の保全など環境保全活動を継続している。現在は小学校のプール清掃にも活用し、児童や小学校、関係者からとても感謝されている。また、町内のシニアソフトボールクラブに所属し、地域の高齢者に参加を呼び掛けるなど健康・運動面においてもリーダーシップを発揮している。 |
3 | 岩手県 (釜石市) |
ふじい さとる 藤井 了 |
70 | 東日本大震災後、釜石市内のほとんどの公園に仮設住宅が建てられ、子どもの遊び場が不足していたため、遊び場を提供しようと自宅の敷地に手づくりの公園を整備。公園は平成24年に完成し、子どもの遊び場のほか、幼稚園や保育園、小学校の遠足などでも利用されている。さらに、公園を交流の場にしようと、イベントも開催している。また、定年退職後に宮司の資格を取得し、地元の神社に奉職したほか、地元の特産品「甲子柿」の普及活動も行っている。 |
4 | 岩手県 (奥州市) |
たかはし やすさぶろう 髙橋 安三郎 |
87 | 単位老人クラブ及び地域老人クラブ連絡協議会会長として多忙な中、「心の若さを失わず、生涯現役」と、各分野でリーダーとして大活躍している。特にも被災地激励慰問演芸公演では毎回約70km先の三陸被災地まで出向き、座長として座員をまとめながら演芸ボランティア公演活動を継続実践している。 |
5 | 福島県 (大熊町) |
いいはた とや 飯畑 トヤ |
94 | 昭和50年頃から現在に至るまで40年以上、町で民謡活動を続けている。東日本大震災前は、小学校や中学校へ訪問し、子どもたちへ民謡の伝承活動を行っていた。また、福祉施設等への慰問活動を行っており、世代間交流、社会参画に努めてきている。東日本大震災以降は、町で唄われていた民謡の継承に努めており、現在も避難先において、民謡活動を継続して行っている。 |
6 | 福島県 (大熊町) |
あかい こうせい 赤井 光清 |
81 | 昭和52年頃から現在に至るまで40年程継続して、交通安全指導、また、子どもたちの見守り活動を行っている。東日本大震災以降にあっては、避難先である、居住地近くの小学校や町役場出張所前において、継続して活動に取り組んでおり、避難先の自治体、また、小学校からも感謝状を受けるなど、町や町民以外の方々からも、その活動に多くの賞賛を得ている。 |
ブロック別通し番号 | 推薦自治体名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | エイジレス・ライフの概要 |
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7 | 群馬県 (館林市) |
ほりうち たつお 堀内 辰男 |
77 | 表計算ソフトExcelを駆使し、浮世絵や日本画の様な作品を描くExcel画家。国内外で高く評価される、IT活用によるイノベイティブな取組である。会議資料のカラフルな図形から、表計算ソフトで絵を描くことを発想、定年退職目前にパソコンを購入して挑戦を始め、6年後には「Office」の活用情報サイト「moug」のオートシェイプ画コンテストで大賞を受賞。公民館でExcel画教室の講師を務め、身近な表計算ソフトで絵を描く楽しさを伝えている。 |
8 | 群馬県 (館林市) | てらしま えつこ 寺島 悦子 |
73 | 夫の祖父による夫の命名書に感銘を受け書道を始め、子育て中に文化書道学会の師範免許証を取得、さらに一般財団法人日本書写技能検定協会最高位の書道検定試験一級に合格後に書道教室を開き、子どもから大人まで幅広い世代に教えている。平成29年2月からは学社連携・融合の一環として中学校で書道の授業をしている。毛筆以外に蝋書にも挑戦するほか、自身のがん体験から早期発見・治療の大切さを広く伝えたいと自費出版もした。 |
9 | 千葉県 (鎌ヶ谷市) | たけばやし まさのり 竹林 正憲 |
89 | 45歳から習得した民謡、三味線を継続し講師として活躍中である。20代から本格的に始めた書道では、自身が会長を務める老人クラブの発足時に講師となり教室を設けた。地域での活動も精力的で、現在は自治会長を務めるほか、老人クラブでは平成11年より会長職を務め、28年度はクラブ連合会の会長を務めた。このように地域での活動とともに、民謡、三味線、書道など多様な分野で生き生きとした姿を見せ活躍を続けている。 |
10 | 千葉県 (安房郡鋸南町) |
たかはま ひさこ 高濱 久子 |
80 | 保健推進員として昭和59年から現在まで母子から成人までの町民の健康増進活動を行っており、また若返りサポーターで地域の自主グループのリーダー役となり、自ら地域住民の声をかけて介護予防活動を行っている。民生委員の経験から近所の独居の方々に継続して、訪問し安否確認を行ったり、相談役としても地域にとって重要な見守り役を担っている。地域住民からは「何かあったら安心して相談できる人」として信頼を置かれている。 |
11 | 東京都 (東大和市) |
のぐち しのぶ 野口 忍 |
88 | 2025年を目途に地域包括ケアシステムの構築が求められている中、医師として地域全体で高齢者をサポートするシステムが必要と考え、.医療、介護、暮らしを支えていく仕組み作りを整えてきた。 また、社会福祉法人の理事長でもあるという立場から、医療と介護の垣根を越えた相互理解を図ることで多職種連携の土台を形成してきた。現在も、他法人と定期的に会議を行い、多職種連携等について意見交換を行っている。 |
12 | 東京都 (東大和市) |
かめざわ まさる 亀澤 優 |
86 | 非行のある少年等の更生を助けると共に、犯罪を予防し、地域社会の安全・住民福祉の向上に貢献したいと、平成8年から20年まで保護司として活動。保護司退任後も、保護司退任者で組織する桐友会の会員として引続き更生保護活動を行っている。また、警察官として多くの薬物事犯に携わった経験から薬物乱用防止の指導員として、現在も活躍するほか、中高生に対して剣道の指導を行うなど、青少年の健全育成に尽力されている。 |
13 | 東京都 (あきる野市) |
おくもり しょういち 奥森 祥一 |
88 | 高齢者等へお弁当を届けるボランティア活動は、今年で25年目を迎える。活動開始当初から積極的でボランティアグループを立ち上げ、リーダーとして、取りまとめている。また、書道ボランティアも今年で25年目となる。80歳を過ぎてからは、観光ガイドボランティアとして、武蔵五日市駅などで活躍するなど新たな活動も始めている。88歳となった現在も意欲的に且つ、いきいきと活動し、高齢者等に大変喜ばれている。 |
14 | 神奈川県 (綾瀬市) |
もり きょうこ 森 京子 |
74 | 両親を看取ったことが契機となり、これからは私に出来る事を出来る内に出来る範囲で社会貢献したいと思い活動を始めた。 子どもの頃から親しんできた音楽と踊りの経験を生かし、週数回、シニアと知的障害のある若者にフラを指導しており、指導した若者が近隣の各種施設への慰問や市内外のイベントにも参加出演できるようになっている。 若者達が踊りを通して成長してく姿を見て、大変うれしく感じている。 |
15 | 船橋市 | やまもと えいざぶろう 山本 榮三郎 |
82 | 69歳まで仕事をするも、腰部脊柱管狭窄症になる。リハビリ後、社会貢献をとボランティアを始める。戦中、戦後を支えてくれた高齢者の方々に充足した時間を過ごしてもらえるようにと高齢者施設を中心に活動をする。現在、話し相手や麻雀などゲーム相手などの活動を月に15回、50時間ほど行なっている。ボランティア目線で若手の施設職員を応援したり、励ましており、職員からお揃いのTシャツをもらうなど、山本氏はボランティアを越えた、なくてはならない存在となっている。 |
16 | 長野県 (須坂市) |
こうの きよかず 河野 清一 |
83 | 大工(木工が専門)として培った経験をいかし、子どもたちに昔ながらの手づくりおもちゃの楽しさを伝えています。地域公民館や児童クラブ等で、地域の指導者として参加し竹とんぼ、凧、割りばし鉄砲、だいこん鉄砲などのつくり方と遊び方を教えています。参加した子どもたちからは、「楽しかった。」と好評を得ています。また、これらの活動を通して伝統文化の伝承と、子どもたちの健全育成に貢献しています。 |
ブロック別通し番号 | 推薦自治体名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | エイジレス・ライフの概要 |
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17 | 富山県 (富山市) |
おじま きみえ 尾島 きみ枝 |
81 | 幼稚園勤務をはじめたころ「子供たちに何かしてあげたい」と考え、童話や人形劇の脚本を創作し、児童館等への訪問活動を開始。また、地元の民話の採集にも取組み、50以上の民話を集め、一部は地元中学生の協力を得て紙芝居にしている。80歳を過ぎた今でも、新作の脚本を年に数作作成し、幼稚園や小学校における童話の読み聞かせや紙芝居での訪問活動及び児童会等における棒人形劇の披露を行っている。 |
18 | 石川県 (宝達志水町) |
ふじい かつ 藤井 カツ |
94 | 平成9年頃から、地元地区の集会場で行われている介護予防教室に参加し、手芸等を行う際には教室のリーダーとして活動している。また、山間部の自宅から離れた教室にも毎週参加しており、現在は合計5つの教室に参加している。若い参加者よりも柔軟で機敏な動きをし、参加者の目標となっている。積極的に教室に参加していることで、94歳という高齢にも関わらず、介護認定を受けておらず、日々生き生きと活動している。 |
19 | 福井県 (鯖江市) |
やまだ とし 山田 トシ |
93 | 昭和38年から約60年間、河和田地区をはじめ他地区民を対象に料理教室を開き、伝承料理の継承に努めている。また、昭和57年から、民生児童委員として26年間の永きにわたり活動され、地域福祉の発展にも多大な貢献をされた。 近年では、平成27年12月に「山田トシさんの手料理帳-河和田と暮らす二十四節気」という冊子を発行し、「食は生命なり」をキーワードにレシピを後世に伝え、県内外のマスコミにも取り上げられている。 |
20 | 福井県 (鯖江市) |
わたなべ ひろみ 渡辺 汎美 |
92 | 近松門左衛門ゆかりの地である鯖江市に、平成17年に設立された鯖江人形浄瑠璃「近松座」において、大工の経験を活かし、舞台大道具・舞台小物の製作や修理を担当している。座員の中では最年長。市内外で行っている出前公演には必ず会場に同行して、舞台セットの運搬・設営を手伝っている。職人としての技術力を活かした舞台大道具は素晴らしく、座員からの要求に的確にこたえる姿は地域住民からも尊敬されている。 |
21 | 静岡県 (下田市) |
むらやま ひでお 村山 英夫 |
79 | 平成11年に伊豆の他地域で塩づくりをしていることを知り、お隣さんと塩作りを始められました。大きな鉄製の平釜に入った海水を薪で4,5日焚き、天日干しをするという伝統的な製法で作られています。村山さんの作った天然塩は下田商工会議所による下田ブランドに認証されている商品です。また、子供たちの塩作り見学を受け入れるなど、地域の交流活動にも協力されています。 |
ブロック別通し番号 | 推薦自治体名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | エイジレス・ライフの概要 |
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22 | 奈良県 (平群町) |
たけち ちえこ 武智 千枝子 |
86 | 永年病院で看護師・助産師として培った知識と経験を基に地域で役に立ちたいという思いから老人福祉センターにて高齢者の健康相談業務を平成18年の開設当初より毎週休むことなく行っている。また、町内高齢者の健康づくりや介護予防等の啓発に努めるとともに、自らもおでかけ健康法を実践し、毎日8,000歩歩くなど生きがいと元気の維持・向上に取り組んでいる。 |
23 | 奈良県 (吉野郡下市町) |
あたらし まさゆき 新子 眞之 |
80 | 定年後、生活のなかに仕事が必要だと考え、職業訓練を受け電気工事士の資格を取得し、ビル設備管理として勤務した。 平成24年にシニア地域貢献活動実践者養成講座を受講し、「防犯・防災活動」について学び、「我が家(地域)の防災対策」を図式化し発表した。今では、各地区の老人会やサロンなどで講演し、防災対策の必要性を伝えている。 老人会の役員として、いきいき百歳体操の立ち上げの中心となり地域貢献している。 |
24 | 和歌山県 (和歌山市) |
なかがわ ひろぎみ 中川 裕公 |
77 | 「地域社会に貢献したい」との思いから、いきいきシニアリーダーカレッジ終了後、「昔遊びを教える会」を結成し、小学生を対象に竹馬や紙テッポウ、けん玉などの昔遊びを教えている。また、「和歌山シニアエクササイズ一期会」を結成し、毎月3回開催しているシニア体操教室や高齢者施設等でシニアエクササイズの指導など、高齢者の健康維持・増進に寄与している。 |
25 | 神戸市 | ふじい しょうぞう 藤井 昭三 |
89 | 小学校校長を定年退職後、鷺流家元の茂山忠一郎氏に師事して狂言を11年間学んできたこと、日本の歴史的伝統文化である狂言を長年にわたって小学生に指導してきたこと、その成果の発表を神出町演芸大会で披露し、町民の一つの楽しみとなっていることなどの実績がある。小学生との世代間交流を通じて、日本の歴史的伝統文化の継承、また子ども達が神出町演芸大会への出演のための演技指導など、地域社会活動に貢献している。 |
ブロック別通し番号 | 推薦自治体名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | エイジレス・ライフの概要 |
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26 | 広島県 (尾道市) |
こちがみ かおる 東風上 薰 |
74 | 尾道市の介護予防教室「おのみち元気塾」の運動機能向上トレーニングの専任講師として,平成19年から現在まで活動を継続している。また,同塾を卒業した人を対象にした「フォローアップ教室」,各地域のふれあいサロンの体操教室,地域のさわやか健康大学での講演会,公民館活動等の講師を長年務めるなど多方面で活躍し,楽しくわかりやすい指導で受講生から大変好評を得ており、本人のみならず,多くの受講生の「エイジレスライフ」の実践にも,多大な貢献をしてきた。 |
27 | 山口県 (長門市) |
すぎやま ひろし 杉山 宏 |
93 | 16歳から現在に至るまでの76年の長きにわたり弓道に意欲的に取り組んでいる。63歳の時には第28回全国郵政武道大会において個人及び団体双方で優勝。また、大会での好成績ばかりでなく、67歳で錬士号、79歳で六段を取得するなど、技術研鑽にも励んできた。近年では、平成27年の「ねんりんピックおいでませ!山口2015」においては、92歳で山口県チームの一員として出場し、男性の最高年齢賞を受賞した。 |
28 | 愛媛県 (今治市) |
ひがき ひろか 檜垣 ヒロカ |
74 | ボランティア団体「ふれ愛の会」を結成し、今治市の各老健施設で清掃や傾聴等のボランティア活動を20年以上もの間継続して行っている。近年では高齢者向けの福祉施設だけに留まらず、児童館の手伝いや夏祭りでの会場設営等幅広い年代に向けてのボランティア活動にも積極的である。また、校区の老人クラブのけん引役としても活動。老人クラブ主催の防災訓練を実施するなど地域貢献にも努めている。 |
29 | 高知県 (北川村) |
やまだ ひでただ 山田 英忠 |
81 | 80歳を超えた現在でも日々のトレーニングを欠かさず続けています。全国47都道府県の大会制覇を達成し、日本陸連公認フルマラソンの制覇や100歳現役マラソンランナーを次の目標に掲げています。 また、県がプロデュースするお爺ちゃんアイドル『爺-POP』のメンバーとして県内外で活動しており、シルバー世代の元気さ、陽気さを広く周知することで、高知県のアピールのみならず、健康長寿の大切さを広く啓発しています。 |
30 | 広島市 | ためしげ きよみ 爲重 清美 |
79 | 在職中の知識や技能を活かし、「安全で犯罪のないまちづくりに貢献したい。」との思いから、交通安全指導や、防犯知識の啓発活動を続けている。活動は月平均3回以上行っており、活動場所は公民館を中心に自治会、老人クラブ、幼稚園、児童館、小・中学校と幅広い。活動にあたっては、自ら考案したマジックやシャボン玉の実演を交え、参加者から好評を博している。これらのボランティア活動を通じ、地域の支え手として活躍している。 |
31 | 福山市 | はしもと しんご 橋本 新吾 |
92 | 旧制中学・新制高校で保健体育の教師として36年間勤務し,昭和56年に定年退職。家業に従事していたが,農作業による運動は偏重していて体調に異常を感じ,毎日継続的にできる全身運動の必要性を痛感。「毎日のラジオ体操の実践」を思いつき,友人と地域の公園で行うことにした。東京や阪神地区など先進地の実施状況を参考にし,昭和57年に福山市ラジオ体操連盟を設立。会長として活躍し,現在は名誉会長。平成28年8月に「7,600回参加達成」で表彰され,現在も健在である。 |
ブロック別通し番号 | 推薦自治体名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | エイジレス・ライフの概要 |
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32 | 福岡県 (志免町) |
わたなべ あきら 渡邊 明 |
79 | 62歳から新聞配達の職に就かれ、現在まで無欠勤で続けられている。160軒の配達と300軒の集金を掛け持ち、傍ら、平成22年から町内会役員と老人クラブ連合会の役員を兼務されている。毎日2時過ぎに起床し、4時過ぎまでの新聞配達の勤務を17年間続けられており、帰宅後は子供の交通安全活動や高齢者の独り暮らしの方へ訪問し見守り活動を行うなど、多岐にわたる活動は、生涯現役の模範である。 |
33 | 熊本県 (下益城郡美里町) |
いけがみ けいこ 池上 慶子 |
85 | 定年退職後、看護師・助産師の資格と経験を活かし、平成10年から地域のふれあいいきいきサロンの立ち上げに尽力し、地域にサロン事業を浸透させた。現在も16か所の地域サロンのリーダーとして毎回参加し、地域住民の健康状態の確認、健康増進活動を行う等の熱心な活動を続けており、美里町から平成21年度第1回善行表彰を受賞している。また、老人会の立ち上げや、町内老人福祉施設役員等を担い、高齢者活動のリーダー的存在となっている。 |
34 | 大分県 (姫島村) |
あずま のりよし 東 德嘉 |
84 | 青年時代より続けている日本舞踊の修練を生かし、古くから伝わる「姫島盆踊」「姫島小唄」等の姫島独自の踊りを、地域住民や小・中学校などへ伝える指導者として、54年継続して活動を続けており、地域社会の発展や、伝統文化の継承に長期にわたって活躍し続けている。高齢となった現在でも活発的な活動をしていることから、長年地域の顔として住民から慕われている。 |
35 | 宮崎県 (日向市) |
かたかべ ちづこ 片伯部 千鶴子 |
87 | 定年後に独学で大正琴を始め、その後大正琴のサークルを立ち上げ、代表として会員の指導や会の運営に尽力している。会員とともに福祉施設等を年間30回以上訪問し、大正琴の演奏や合唱、舞踊の披露を行なうことで、施設入居者を楽しませている。会員にとってもサークルの活動はやりがいがあり、生きがいづくりの場となっている。会員とともに刑務所等を訪問して傾聴ボランティアを行なう等、社会貢献活動にも積極的に参加している。 |
36 | 沖縄県 (うるま市) |
あふそ とみ 安富祖 トミ |
90 | 「介護認定を受けることなく、自立した生活を送りたい。」との思いから、自治会活動であるストレッチ体操教室やウォーキングを毎日継続して17年となる。体が健康であるがゆえに社会活動や地域自治会活動・老人会活動へ精力的に参加・協力する。地域住民は、そのいきいきした姿を目の当たりにし、自分たちの将来像、将来設計を描くうえで、よい見本となると絶賛。ご本人が気づかないところで、健康社会づくりの意識改革に貢献している。 |
37 | 北九州市 | しらいし さちこ 白石 幸子 |
83 | 子育てやご近所付き合いの中で培った関りの恩返しの気持ちから、ボランティア活動を開始。昭和47年北九州市実施の栄養教室を受講・修了後、食生活改善推進員として現在も活動を続けている。その経験から市民センターでの料理講座の講師としての活動もしている。その経験から地域の市民センターのみならず、別地区の市民センターなどからも料理講座の講師を頼まれている。 |
38 | 北九州市 | ながお えいこ 長尾 榮子 |
78 | ご主人が他界された後、自身が一人暮らしとなった中で、一人暮らし高齢者宅を訪問する介護ボランティアを開始。市民センターで俳句や水墨画を学びながら、地域の高齢者を自宅に招き茶会を開催。毎月開催されるふれあい昼食会において、学んだ俳句や水墨画の技術を活かしてランチョンマットを作成。市民センターで実施している「子ども講座」「子育て支援講座」などの地域活動・ボランティア活動にも積極的に参加している。 |
39 | 宮崎市 | こいけ おさむ 小池 修 |
82 | 自治会活動を通し、還暦を迎えた住民を集め「月見ヶ丘東むつみ会」を結成。高齢者の知識と経験を生かし、生きがいづくりに取り組む。また、子育て支援にも積極的に取り組んでおり、地元小学生との昔の遊び教室や餅つき大会の開催に加え、夏期休業期間中の「寺子屋」を12日間実施。子どもと高齢者が地域でつながる環境づくりに努めている。 |
ブロック別通し番号 | 推薦団体名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | エイジレス・ライフの概要 |
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40 | (一財)日本郵政退職者連盟 | こいで やすお 小出 保雄 |
90 | 退職後の健康維持を目的に自宅近郊の三角山への早朝登山を始め、以来31年間登り続け、満91歳を迎える平成29年度中には登山回数10,000回の達成を目指し、現在も元気に登っている。 平成15年頃からは登山仲間とともに登山道の環境整備のため、雑草刈、ゴミ拾いなどのボランティア活動にも積極的に取り組み、平成24年からは札幌市が進める「三角山ボランティア協議会」の中心的メンバーとして、地域の活性化、地域住民の健康増進の活動に取り組んでいる。 |
41 | (一財)日本郵政退職者連盟 | おおたか たかお 大高 孝雄 |
72 | 郵便局長に就任した平成10年頃から、自己制作の油絵作品をロビーに展示し来客を和ませていたが、退職後はアトリエ「我楽」を主宰し、地域住民への絵画指導、また地元小学校の正課クラブ活動として「絵手紙」を中心に絵画全般の指導に取り組んでいる。制作した絵画作品、油絵は能代市等の施設はじめ隣県の深浦町美術館にも寄贈している。また、八峰町青少健全育成町民会議副会長として青少年の健全育成にも貢献している。 |
42 | (一財)日本郵政退職者連盟 | さとう まこと 佐藤 信 |
80 | ボランティア活動を主体とするカラオケ愛好会「歌うヒマワリ会」を結成し、指導リーダーとして毎年1回チャリティーコンサートを開催し、新聞社などを通し寄付するなど社会福祉に貢献している。趣味の音楽CDやDVDを自主制作するなどして一般市民にも無料配布し、世話活動しながら歌唱力の向上に努めている。また、地元のオヤジバンドに所属してボーカルを担当し、月1回以上、高齢者施設や病院、介護施設、市民センター等の地域行事へボランティアとして活動している。 |
43 | (一財)日本郵政退職者連盟 | ごとう みつじ 呉藤 満次 |
72 | 郵便局勤務当時から、いろんな方面で地域の発展のために貢献したいとの強い思いから、①ボランティアで小学生で児童に絵本等を読み聞かせる「お話パレット」活動に参画②現役から加賀市のバレーボール協会員として監督などチームの強化に努め、現在、同顧問、審判として地域のバレーボールの発展と住民の体力向上に貢献③重要伝統的建造物群保存地区・加賀橋立まちなみ保存会のガイド等の活動を長年継続して行っている。 |
44 | (一財)日本郵政退職者連盟 | おおいし まさゆき 大石 正幸 |
78 | 退職後、地元地区(高齢化率66%・スーパーまで15キロ)の高齢者の生活を守るため、住民協議会会長、自治会長・公民館長を引き受け、地域に簡易郵便局を受託するための組織を作り、地域の金融機関として開局・運営、住民が交代で運営するスーパー「みんなの店」・食事処「うきさとむら」を立ち上げと維持、大型スーパーと連携しFAXやタブレットによる新鮮野菜等の注文と宅配サービスの開発と維持、市と連携し買い物バスの無料運行、防犯ベルの配布等、住みよい町作りに取り組んでいる。 |
45 | (一財)日本郵政退職者連盟 | きんだ たきお 金田 他喜男 |
72 | 平成16年7月、郵便局を退職後、①産業能率大学の通信教育で学んだ産業心理、②カウンセリング習得施設での学びと心理臨床とカウンセラー資格の習得、③メンタルヘルスマネジメント検定試験合格を活かし、平成23年3月、地域の社会福祉協議会に登録し、「富田林傾聴ボランティア」に参加。以後、6年間、毎月、自ら在宅と施設の訪問傾聴を行うほか、会の事務局長として会活動の基盤づくり、円滑な運営や活性化に尽力し地域社会に貢献している。 |
46 | (一財)日本郵政退職者連盟 | にしだ いさむ 西田 勇 |
80 | 過疎化・高齢化が進む地域の自治会長等を務める中で宇陀市と協議し、廃校となった小学校、保育所の敷地・校舎を活用して地元住民でつくるNPO法人「宇陀カエデの郷づくり」を立ち上げ、宇陀市から寄贈された1,200種類、2,000本のカエデを管理運営し、新たな観光名所として情報発信を実施。理事長として献身的に努力を重ね、テレビ、新聞、雑誌等にも取り上げられるなど、平成27年度は23,000人の来訪者があった。 |
47 | (一財)日本郵政退職者連盟 | こだま ごろう 児玉 吾郎 |
81 | 平成15年広島市東区観音原福寿会会長に選出されて以降、平成23年から広島市東区老人クラブ会長、平成26年からは(公財)広島市老人クラブ連合会会長に選出され、広島市全体の老人会のリーダーとして、精力的に各種活動をリードしている。また、老人クラブ会長としての任務の他に、健康朝歩き会活動、高齢者の引きこもり対策、学童の登下校見守り、子育てボランティア活動、陶芸指導、介護施設でのボランティア活動等幅広く活躍している。 |
48 | 公益財団法人あしたの日本を創る協会(三重県鈴鹿市) | ふじた まさよ 藤田 マサ代 |
73 | 子育ても一段落し、社会活動をと思っていた時に鈴鹿市生活学校の活動に参加。衣食住をはじめ、環境問題、高齢者問題等、消費者・生活者としての思いを同じにする仲間と出会う。入会後書記として会議記録や事務処理をする一方、意欲的に社会問題になっている課題に取り組み、役員と共に行政などへ働きかけ、いち早く鈴鹿市をレジ袋削減有料化を成立させた。また、特技を生かし着物のリフォームや特別養護老人ホームなどでお茶をたてて喜ばれている。 |
49 | 公益財団法人あしたの日本を創る協会(兵庫県神戸市) | いしはら やすこ 石原 保子 |
81 | 住民主体のまちづくり運動が盛んな真野地区でまちづくり活動に参加し、自治会役員、民生児童委員として地域福祉活動(入浴・給食サービス)や、行事(ふれあい寒餅つきや花まつり)に積極的に参加。自治会長・協議会代表として多くの女性を育て、女性の積極的参加が特徴的な現在の真野地区まちづくりの活動スタイルを作り上げてきた。 |
50 | (公財)全国防犯協会連合会 | さいとう えいじ 齋藤 榮治 |
76 | 自営業で地域の方と接する機会が多く、地域の活性化のため野球スポーツ少年団の立ち上げに携わり40年が経過。監督・団長として子供たちと接し健全育成にも力を注ぐ。地域の安全安心のため防犯、交通等のボランティアも積極的に活動。それらの功績が讃えられ少年団立ち上げ時から開催している地区の親善野球大会が平成20年から「齋藤榮治杯」と自らの名前に大会名が変更される。様々な活動で地域に貢献している。 |
51 | (公財)全国防犯協会連合会 | さかい のぶゆき 酒井 信之 |
89 | 昭和62年3月 長野県警察官を退職後、個人で犯罪被害防止のための広報啓発活動や防犯教室、護身術教室などの自主ボランティア活動を実施している。特に、特殊詐欺被害防止については、被害者の多くが高齢者であることから、老人会やデイサービス等に出向き、時勢に応じた講話を行うなど、被害者と同世代の立場から積極的に被害防止活動を行っている。 |
52 | (公財)全国防犯協会連合会 | すずき みつよ 鈴木 光代 |
90 | 教員退職後、富士市青少年相談員、少年指導委員として活動し、平成6年からは地域安全推進員に委嘱され、更に、平成9年からは女性部「ふじエレガンス」の会長(平成16年まで会長)として、「身近な犯罪発生マップの作成」、児童向け紙芝居の作成、振り込め詐欺のペープサートの作成など多年にわたり活発な活動をしている。平成20年には全国防犯栄誉金章を受賞し、平成26年には「ふじエレガンス」が内閣総理大臣賞を受賞し、現在も地区の防犯リーダーとして活躍している。 |
53 | NPO法人高齢社会をよくする女性の会 | ほりぐち まさこ 堀口 雅子 |
87 | 女性の健康を妊娠・出産・育児・更年期と、トータルで捉え、避妊、ピルの問題については「性と健康を考える女性専門家の会」を立ち上げ、会長として社会的な啓発・啓蒙活動を続けてきた。女性の健康こそ、男性や子どもの幸せに通じるという理念は変わらず、いまは高齢男性・女性の健康と性の問題にも研究や著作活動を展開している。本会とのかかわりは平成13年から。 |
54 | NPO法人大阪府高齢者大学校 | ひがし みよこ 東 美代子 |
71 | 夫を亡くし一人ぼっちになった時に、仲間から紹介されたフォークダンスの魅力にとりつかれ、フォークダンスグループ「すずらん」を立ち上げた。40名のメンバーと地域の老健施設を中心に年4~5回のボランティア訪問を10年間続けている。さらに、7年前から自己啓発として大阪府高齢者大学校に入学し、色々な学科を好奇心旺盛に学び、特に、「笑いの創造科」で学んだユーモアを「すずらん」のトークにいかせればと考えている。 |
55 | 日本退職者連合 | こばやし すまこ 小林 須磨子 |
79 | 職場での銭太鼓同好会の発足に参画したことをきっかけに、地域とのふれあいを大切にする思いから地域ボランティアを目指して活動を開始した。定年退職を機に地域とのふれあいをさらに深め、大事にするため公民館を中心として銭太鼓教室を開講。以来、同好会の仲間たちといっしょに地域の老人施設の夏祭り、クリスマス会、誕生会等へ年間12~15回の慰問ボランティアを続け、グループリーダーとして活躍している。 |