第1章 高齢化の状況 

6 高齢者の生活環境

(1)高齢者は住宅と生活環境に概ね満足

ア 高齢者の多くは現在の住居に住み続けることを希望
 60歳以上の高齢者が、身体が虚弱化したときに望む居住形態についてみると、「現在の住宅にそのまま住み続けたい」が37.9%、「現在の住宅を改造し住みやすくする」が24.9%、「介護を受けられる公的な施設に入居する」が17.9%となっており、現在の住宅に住むことを希望している者は、62.8%と半数以上を占めている(図1-2-60)。

図1-2-60 虚弱化したときに望む居住形態(複数回答)
図1-2-60 虚弱化したときに望む居住形態(複数回答)

イ 高齢者の半数以上は現在の住宅に満足
 次に、60歳以上の高齢者が、現在住んでいる住宅で困っていることについて持ち家と借家の別でみると、「住まいが古くなりいたんでいる」(持ち家14.9%、借家23.0%)、「住宅の構造や造りが高齢者には使いにくい」(持ち家11.1%、借家8.5%)、「日当たりや風通しが悪い」(持ち家9.4%、借家12.7%)、「台所、便所、浴室などの設備が使いにくい」(持ち家7.5%、借家14.1%)などといった点があげられているものの、「何も問題点はない」が持ち家、借家ともに最も高い割合となっている(持ち家では58.0%、借家では43.7%)(図1-2-61)。

図1-2-61 住宅で困っていること(複数回答)
図1-2-61 住宅で困っていること(複数回答)

ウ 現在住んでいる地域で特に不便を感じない者が半数を占める
 60歳以上の高齢者が現在住んでいる地域で不便に思ったり、気になったりすることについてみると、「日常の買い物に不便」が16.6%、「医院や病院への通院に不便」が10.0%、「交通事故にあいそうで心配」が9.2%、「交通機関が高齢者には使いにくい、又は整備されていない」が8.4%、「近隣道路が整備されていない」が7.8%などとなっているが、「特にない」が57.3%と半数以上を占めている(図1-2-62)。

図1-2-62 居住地域の不便な点(複数回答)
図1-2-62 居住地域の不便な点(複数回答)

 第2節 高齢者の姿と取り巻く環境の現状と動向

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