第1章 高齢化の状況 

(2)高齢者の意欲が十分活用されていない

 我が国の高齢者の就労意欲は従来から高く、労働力率などの指標もある程度高い水準にある。2004年の高年齢者雇用安定法の改正で65歳までの高年齢者雇用確保措置が義務化されたことで、65歳までの雇用が一層促進される基盤は整備された。しかしながら、65歳以上の層にも働く意欲がありながら就労できていない者がまだまだ存在する。また、今後の人口減少時代に必要な労働力を維持・確保していくためには65歳以上の高齢者についても意欲のある人は就労可能とするような環境づくりが必要であり、それが高齢者本人の意欲にこたえていくことにもつながる。
 また、社会参加についても意欲がありながら、情報やきっかけがないばかりに実際の活動につながっていないケースも多い。
 これらの高齢者の就労意欲や社会参加意欲を活用していくことは、支えられる人の不安感と支える人の負担感を解消する一つの方向性ではないかと考えられる。

 第3節 前例のない高齢社会に向けた対策・取組の方向性

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