内閣府オープンイノベーションチャレンジ2021
1.趣旨・目的
近年、多様化・複雑化する社会課題を迅速に解決するため、国の省庁及び地方自治体において、行政サービスの向上や業務効率化に資する新技術や新サービスの導入に係るニーズが高まっています。そのため、新技術・新サービスの創出の一翼を担う研究開発型のスタートアップ企業・中小企業の斬新なアイデアに期待が寄せられており、スタートアップ・中小企業と行政との連携の必要性が高まっています。
また、スタートアップ・中小企業においては、新技術・新サービスを通じた社会課題解決に向けたアイデアを有しているものの、人材・資金等の経営資源や実績等の不足から、そのアイデアの実証や導入を省庁・自治体に提案する機会が充分に獲得できていないのが現状です。
こうした状況を踏まえ、内閣府では、社会課題解決や行政サービスを向上するための省庁・自治体の具体的ニーズに対応する新技術・新サービスを持つスタートアップ・中小企業を積極的に発掘し、省庁・自治体とスタートアップ・中小企業との連携機会を創出することを目的としてスタートアップ・中小企業やスタートアップ・中小企業と大企業、大学及び研究機関等の連携チームを対象とした取組を実施いたします。
2.主な事業内容
国の省庁及び地方自治体が持つ「課題」を基に募集テーマを設定し、以下のことを実施いたします(別紙1参照)。
1. 募集テーマに対するアイデアを基にした新技術・新サービスと当該新技術・新サービスを幅広く展開するためのビジネスモデル等の提案を募集し、内閣府が設置する審査委員会において審査、認定を行います。
2. メンター等による事業の磨き上げ、課題提供機関との面談の機会等を提供し、提案内容のレベルアップを図ります。
3. 成果提案イベント(Demo Day)の実施等により、課題提供機関と連携した事業の実証や課題提供機関における事業の試験的な導入へとつながる端緒の創出を支援します。
別紙1(PDF形式:1633KB)<テーマと認定企業>
3.成果提案イベント(Demo Day)開催概要
認定された事例の他自治体への展開、本プログラムの自治体・スタートアップへの普及を目的として、2022年2月22日にオンラインイベントを開催いたしました。
日時:2022年2月22日(火)13:00-15:00
≪プログラム≫:
13:00-13:10 オープニング
13:10-13:15 審査講評(株式会社野村総合研究所 徳重 剛 委員長)
13:15-14:20 自治体×スタートアップピッチ(6事例)
(1)海岸漂着物を燃料等として再資源化する技術
(京都府×株式会社ミツワ製作所/株式会社鶴見製作所)
発表資料1(PDF形式:793KB)
(2)産後うつの発症・重症化を防止するための産後うつ兆候探知技術
(京都府×メロディ・インターナショナル株式会社/株式会社島津製作所)
発表資料1(PDF形式:1541KB)
(3)ノリ漁場に飛来するカモを追い払うことができる技術
(愛知県×パイフォトニクス株式会社)
発表資料1(PDF形式:755KB)
2(PDF形式:1514KB)
3(PDF形式:1993KB)
(4)農地や民家へのイノシシ接近防止
(つくば市×パイフォトニクス株式会社)
発表資料1(PDF形式:838KB)
2(PDF形式:1453KB)
3(PDF形式:1470KB)
(5)小中学校に配布するタブレットを活用したキャリア教育に関するコンテンツ
(和光市×株式会社遭遇設計)
発表資料1(PDF形式:1795KB)
2(PDF形式:1385KB)
(6)既存の公共交通機関が対応しきれない、道路が狭隘なエリアにおける交通ニー ズを満たす手法
(和光市×株式会社モピ)
発表資料1(PDF形式:1227KB)
2(PDF形式:1947KB)
14:20‐14:50 パネルディスカッション 「自治体×スタートアップ企業で未来を創るには」
14:50-15:00 閉会
問合せ先
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 イノベーション推進担当
オープンイノベーション担当 宇田川、千田、高田、岡村、児山
電話 03-6257-1333(直通)