科学技術イノベーション総合戦略2015

【閣議決定】科学技術イノベーション総合戦略2015

策定の経緯

 安倍政権において、科学技術イノベーションは成長戦略の重要な柱と位置付けられており、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔となり、「科学技術イノベーション総合戦略」を毎年策定し、施策の重点化等により着実に実行してまいりました。
 科学技術イノベーション総合戦略2015の策定においては、来年度から始まる第5期科学技術基本計画と連動させ、科学技術イノベーション政策の両輪としてより効果的・効率的なものとするために、議論を重ねてまいりました。

<総合科学技術・イノベーション会議における議論>

  1. 2014年10月22日(第5回)   第5期科学技術基本計画についての議論
  2. 2015年4月10日(第8回)    第5期科学技術基本計画について、科学技術イノベーション総合戦略2015構成(案)の議論
  3. 2015年6月18日(第10回)    科学技術イノベーション総合戦略2015とりまとめ

   [2015年6月19日 閣議決定]

科学技術イノベーション総合戦略2015のポイント

 「はじめに」では、科学技術イノベーション政策の推進に当たって重視すべき視点として、①経済・社会における価値創造のプロセスが大きく変化する「大変革時代」を先取りする、②我が国及び世界が抱える複雑・増大化する課題の解決に先手を打つ、③不確実な変化に対応する基盤力を徹底強化することを定めるとともに、イノベーションを持続的なものとするため、人材、知、資金の好循環を誘導していくとしています。加えて、科学技術イノベーション政策をより効果的・効率的なものにしていくための推進方針を示しています。

 第1部では、第5期科学技術基本計画の円滑な始動に向け、「大変革時代における未来の産業創造・社会変革に向けた挑戦」、「「地方創生」に資する科学技術イノベーションの推進」、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機会を活用した科学技術イノベーションの推進」を3つの政策分野に掲げました。

 第2部では、総合戦略の下で重点的に進めてきた取組の進捗等を把握・分析し、「イノベーションの連鎖を生み出す環境の整備」、「経済・社会的課題の解決に向けた重要な取組」の2つの政策分野において取り組むべき課題を定めて掲げています。

 最後の第3部では、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮し、資源の有効活用及び政策のPDCAサイクルを確実に実行するための取組について記載しています。

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