九州北部地方における豪雨水害で科学技術を 活用して現地の災害活動を強力に支援しています

平成29年7月12日

 内閣府科学技術・イノベーション担当職員2名を先週末から派遣し、「災害情報共有システム(SIP4D(エスアイピー フォーディー)) 」の研究主体である防災科学技術研究所の職員と一体となって、現地の災害対応を支援しています。

 具体的には、交通規制や避難所の開設状況などの情報をリアルタイムに電子地図上で更新し、関係機関にデータ配信するとともに、災害対策本部等に地図で配布することにより、行方不明者の捜索活動など現地の災害対応に活用されています。

 特に革新的研究開発推進プログラム(ImPACT(インパクト))田所プログラム「全天候型ドローン」により、人の立ち入れない東峰村(とうほうむら)の災害現場の空中撮影を行い、速やかにその動画をSIP4D上にアップロードし、行方不明者の捜索活動などに役立てられました。


福岡県災害対策本部におけるSIP 4Dに関する関係省庁の打ち合わせ

福岡県災害対策本部におけるSIP 4Dに関する内閣府と防災科学技術研究所の打ち合わせ

政府現地連絡調整室における対策会議の様子

SIP4D上でのドローン空撮動画再生

ImPACTドローンの特徴