内閣府特命担当大臣(科学技術政策)談話
本年のノーベル化学賞を、旭化成株式会社名誉フェローである吉野 彰氏がその優れた御業績により受賞されることとなり、心からの敬意と祝意を表します。
人類への貢献を称えるノーベル賞を日本の研究者が受賞されたことは、日本の研究水準の高さを世界に示すものであり、大きな励みとなるものです。
今回の受賞が、科学技術に対する社会の期待や関心を一層高め、次代を担う若い世代に夢を与えるとともに、新たな課題に積極的に挑戦する契機となることを期待しています。
政府としても、我が国が「世界で最もイノベーションに適した国」へ変革するため、第5期科学技術基本計画及び統合イノベーション戦略の下、優れた若手研究者が活躍できる研究環境の整備や学術研究・基礎研究の推進など、研究力の向上に全力で取り組んでまいります。
吉野 彰氏におかれては、これからも御自身の研究や後進の育成に取り組まれ、我が国及び世界の科学技術の発展に貢献されるようお願い申し上げます。
令和元年10月9日
内閣府特命担当大臣(科学技術政策)
竹本直一