ノーベル物理学賞
小林内閣府特命担当大臣(科学技術政策)談話

 本年のノーベル物理学賞を、プリンストン大学客員研究員、国立研究開発法人海洋研究開発機構フェローの眞鍋 淑郎先生がその優れた御業績により受賞されることとなり、心からの敬意と祝意を表します。

 人類への貢献を称えるノーベル賞を海外で活躍されている日本出身の研究者が受賞されたことは、日本人研究者にとって大きな励みとなるものです。

 今回の受賞が、科学技術・イノベーションに対する社会の期待や関心を一層高め、次代を担う若い世代に夢を与えるとともに、学術の探究や地球規模課題の解決などに積極的に挑戦する契機となることを期待しています。

 政府としても、我が国が「世界で最もイノベーションに適した国」へ変革するため、科学技術・イノベーション基本計画の下、優れた若手研究者が活躍できる研究環境の整備や学術研究・基礎研究の推進など、研究力の向上に全力で取り組んでまいります。

 眞鍋 淑郎先生におかれては、これからも御自身の研究や後進の育成に取り組まれ、世界の科学技術・イノベーションの発展に貢献されるようお願い申し上げます。

令和3年10月5日
内閣府特命担当大臣(科学技術政策)
小林 鷹之