自動運転の安全性評価環境プラットフォームDIVP(R)のモニタ参加者募集について
~戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」~


令和3年11月22日
科学技術・イノベーション推進事務局
プレスリリース

 SIP自動運転では、安全で円滑な自動運転の実現に向け、様々な交通環境下での安全性評価を行うために、実現象との高い一致性を有するシミュレーションモデルを開発し、仮想空間における安全性検証プラットフォーム(DIVP(R):Driving Intelligence Validation Platform)の構築に取り組んでいます。
 今般、東京臨海部実証実験フィールドである臨海副都心地域のDIVPRのシミュレーションモデルを実際に使用いただき、使用性や改善点などについてフィードバックをいただく参加者を募集します。

1.これまでの取組状況

 SIP第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」(以下、「SIP自動運転」という。)では、交通事故の低減、交通渋滞の削減、交通制約者のモビリティの確保、物流・移動サービスのドライバー不足の改善・コスト低減等の社会的課題の解決に貢献し、全ての人が質の高い生活を送ることができる社会の実現を目指して、産学官共同で取り組むべき自動運転の共通課題(協調領域)の研究開発を推進しています。
 自動運転の実用化及び普及展開には、安全性や信頼性の確保が最重要課題であり、自動運転車両の安全性評価手法の確立が急務となっています。
 SIP自動運転では、リアル環境における実験評価と代替可能な、実現象と一致性の高いシミュレーションモデルの開発に着手し、当該モデルに基づき様々な条件での評価が可能な仮想空間における安全性評価環境プラットフォームDIVP(R)の構築に取り組んでおります。

2.東京臨海部実証実験フィールドでの検証

 SIP自動運転では、東京臨海部実証実験のフィールドである臨海副都心地域を中心に、データベース構築に着手しモデル化を行いました。
 つきましては、東京臨海部副都心地域において、DIVP(R)が持つ最新のシミュレーションを実際に使用いただき、機能や実環境との一致性を確認いただくとともに、今後の改良、発展のためのフィードバックをいただけるモニタ参加者を募集いたします。
 応募要件、参加条件等の詳細については、管理法人のNEDOが公表する募集要項等を参照ください。

3.モニタ参加者募集の概要

(1) 実証実験の実施期間
 2022年1月20日(木)より2022年4月28日(木)

(2) 実証実験の概要
 本実証実験では、具体的なシミュレーション利用を想定し、各社からの個別の要件も織り込んだ環境にて、DIVP(R)の「走行環境-電波伝搬-センサ」モデルを用いてシミュレーションを行います。参加者においては、本モニタリング評価を通じて、DIVP(R)の機能や再現性に対する意見や使用性、接続性などに関する今後の改良、発展のためのフィードバックをいただきます。

(3) 申し込み可能な対象者
 自動運転技術の研究開発を行う国内外の自動車メーカー、サプライヤー、関連システム及びツールベンダー、大学等の法人、研究機関、認証機関
 ※なお、準備及び実験実施のためのリソース(機材及び運営事務局の作業工数)に制限があるため参加者は4~5者を上限とさせていただきます。

(4) 参加者募集期間
 2021年11月22日(月)~2021年12月15日(水)

(5) 本参加者募集は、管理法人のNEDOが行いますので、詳細は以下を御参照いただき、参加を希望される方は、サイト内の専用申し込みフォームにてお申込みください。
※申込みは終了いたしました。

問合せ先

SIP第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」について
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局
SIP自動運転担当(福島、保坂、荒木)
電話:03-6257-1334(直通)

参加者募集について
NEDO ロボット・AI部モビリティグル―プ(田中、福島)
電話:044-520-5241(部直通)