次期ＳＩＰの情報提供依頼（ＲＦＩ）結果の整理と今後のＲＦＩ結果の活用について

令和４年４月１日
科学技術・イノベーション推進事務局
プレスリリース

　令和５年度から予定する次期SIPについて、「第６期科学技術・イノベーション基本計画」（令和３年３月２６日閣議決定）に基づき、昨年１２月末に、我が国が目指す将来像（Society 5.0）の実現に向けた１５の課題候補（ターゲット領域）を決定しました。

　本年１月～２月に、次期ＳＩＰの各課題候補について幅広く研究開発テーマのアイディアを集めるため、情報提供依頼（ＲＦＩ）を実施したところ、合計１，０００件近い情報提供がありました。
　別添１のとおり、課題候補によって情報提供の数や範囲に違いがありますが、様々な大学、国立研究開発法人、企業等から多面的な視点のアイディアが集まりました。
　情報提供いただきました関係者の皆様御協力ありがとうございました。

　３月３１日のガバニングボードにおいて、ＲＦＩで情報提供いただいた内容を踏まえ、別添２のとおり、各課題候補に係るRFIに係る全体の方向性やサブ課題の構成を整理するとともに、プログラムディレクター（ＰＤ）候補に求められるスキルを整理しました。

　今後、これらの整理を踏まえ、ＰＤ候補の公募を行い、５月中旬頃に決定するとともに、ガバニングボードの下に、ＰＤ候補、サブ課題等に関する有識者、関係省庁、管理法人等で構成する検討タスクフォース（ＴＦ）を設置し、フィージビリティスタディ（ＦＳ）を実施する予定です。
　ＦＳにおいて、ＲＦＩで情報提供いただいた研究開発テーマを参考として、技術面・事業面からのインパクトや実現性等を踏まえ、研究開発テーマを絞り込み、課題の内容や構成を整理し、課題ごとに研究開発計画案を作成する予定です。
　そのため、ＦＳの実施に当たって、ＲＦＩで情報提供いただいた内容をＴＦに提供させていただきます。また、ＴＦにおいて必要に応じてＲＦＩの情報提供者からの情報収集や試作などにより技術面や事業面からの実現性評価を行う可能性があります。ＴＦから依頼があった場合には、御協力いただけますようお願い申し上げます。

※なお、ＲＦＩは研究開発テーマやその実施者を決めるものではなく、あくまで研究開発テーマの検討に当たってのアイディアについて情報提供いただいたものであり、ＴＦにおいて参考とさせていただきますが、個別に採択の可否についてお答えすることはできませんので、御留意いただけますようお願いいたします。