次期SIP(SIP第3期)のプログラムディレクター(PD)の公募について


令和5年2月1日
科学技術・イノベーション推進事務局
プレスリリース

 内閣府では、令和5年度から開始する次期の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP第3期)のプログラムディレクター(PD)を募集します。
 SIP第3期に向けては、「第6期科学技術・イノベーション基本計画」(令和3年3月26日閣議決定)に基づき、令和3年末に我が国が目指す将来像(Society 5.0)の実現に向けた15の課題候補を決定し、公募で決定したPD候補が座長となり、サブ課題等に関する有識者、関係省庁、研究推進法人等で構成する検討タスクフォース(TF)を設置し、フィージビリティスタディ(FS)を行ってきました。
 FS結果に基づき、事前評価を実施したところ、1月26日(木)の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)のガバニングボードにおいて14の課題を決定し、課題毎に「社会実装に向けた戦略及び研究開発計画」(戦略及び計画)(案)を策定しました。策定した「戦略及び計画」(案)は、2月にパブリックコメントを行い、3月に決定予定です。
 今般、これらを踏まえて各課題を担当するPDを下記のとおり公募いたします。応募いただいた方の中から、当該課題の運営に必要な経験や能力を有する者であるかを審査し、ガバニングボードで決定いたします。

1.募集内容

(1)名称:戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)プログラムディレクター(PD)
(2)採用予定者数:14名(別添1の課題毎に1名)
(3)採用予定日:令和5年4月
         ※内閣府の採用事務の期間を踏まえて採用内定者と相談の上、決定
(4)決定手続:ガバニングボードの審査を経て、3月のガバニングボードで決定予定。

2.業務内容

(1)PDは、推進委員会の委員長を務め、推進委員会を通じて「戦略及び計画」を取りまとめるとともに、関係省庁の施策や産業界の取組等との連携により、社会実装に向けた取組を推進する。また、「研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)」において関連分野の各省庁施策に対して提案、助言及び支援を行う。
(2)ガバニングボードの下に設置された「次期SIP制度設計等に係る有識者検討会議」での検討の結果、PDは、ミッションに基づき、研究開発のみならず、事業、制度、社会的受容性、人材など社会変革を促進するため、研究開発計画を取りまとめ、研究推進法人の機能を生かし、研究開発テーマを推進するとともに、他のSIP課題との連携、関係省庁・産業界の取組との連携、PRISMなど他の施策の活用など社会実装に向けた戦略を総合的、機動的に推進するものと位置付けられた。
(3)このため、PDとしてSIP各課題の運営に当たっては、別添2の「次期戦略的イノベーション創造プログラム(次期SIP)におけるマネジメント体制について」、別添3の「戦略的イノベーション創造プログラム (SIP)マネジメントガイドライン」のほか、ガバニングボードで示された次期SIPに向けた方針等を十分に理解し、ガバニングボードや内閣府科学技術・イノベーション推進事務局と緊密に連携しながら進めること。
(4)特に、SIPは社会実装を目指すプログラムであり、別添4「戦略的イノベーション創造プログラム運用指針(ガバニングボード 令和4年12月23日最終改正)」、別添5「SIP第3期におけるマッチングファンドの考え方について」、別添6「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)知的財産の扱いに関する運用指針」などに基づきマッチングファンドやデータマネジメントなどのルールが適用されることに留意するものとする。BRIDGEは別添7「今後のPRISMのあり方に係る見直し方針」、別添8「研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)運用指針(ガバニングボード 令和4年12月23日最終改正)」に基づき運営がされることから、提案、助言及び支援に当たり留意すること。
(5)なお、PDの利益相反への対応については、別添9「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)利益相反マネジメントポリシー」、別添10「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)利益相反マネジメント規則」を踏まえ、ガバニングボードの下に、弁護士等からなる第三者委員会を設置し、適切な契約の審査が実施されたか確認する仕組みを設けることを予定している。
(6)別添11「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)評価に関する運用指針」(評価指針)、別添12「次期SIPの評価基準(FSの評価基準を含む)及び評価体制について」に基づき、SIP期間中は評価を実施する。終了後は、各課題の成果の社会実装の進捗に係る追跡調査及び評価指針に基づく追跡評価を実施するので誠実に対応すること。

3.応募資格

(1)以下に該当する者は応募できません。
 ア 日本国籍を有しない者
 イ 国家公務員法第38条の規定により国家公務員となることができない者
  ・禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者又はその刑の執行猶予の期間中
  の者その他その執行を受けることがなくなるまでの者
  ・一般職の国家公務員として懲戒免職の処分を受け、その処分の日から2年を経過しな
  い者
  ・日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の
  団体を結成し、又はこれに加入した者
 ウ 平成11年改正前の民法の規定による準禁治産の宣告を受けている者(心神耗弱を原
  因とするもの以外)
 エ 各課題を担当する研究推進法人に所属する者

4.選考基準

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)において、別添1~12のガバニングボードで示された方針等に基づいて実施するために必要な以下の全ての経験・能力を有すること。
ア 課題全体を俯瞰的にとらえ、将来像の実現に向けて、ビジョンを描き、技術開発のみな
  らず技術開発に係るルール整備やシステム構築など必要な戦略を打ち出す能力
イ 課題候補に関する国内外の技術や市場の動向、関連する規制・施策等の動向等に関する
  知見
ウ 産学官の関係機関が参画する技術開発から社会実装まで見据えた研究開発プロジェク
  ト又はこれに相当する重要なプロジェクトのマネジメント経験(5年以上の実務経験を
  有することを原則とする。)
エ 研究開発計画や研究開発テーマ等の内容、進捗状況等についてステークホルダー等に
  対し分かりやすい説明や調整ができる能力

5.応募方法

(1)提出書類
以下の書類を提出してください。
○履歴書 1通
※「4 選考基準」に関する実績を明記すること。写真(6ヶ月以内に撮影したもの)貼付。連絡先(電話番号、メールアドレス)を必ず記載すること。
○小論文 1通(3,000文字以内、様式自由)
テーマ:次期SIP「(課題名を記載)」の「社会実装に向けた戦略及び研究開発計画」の推進について
※応募しようとする課題について、別添1~12を踏まえて、5つ(技術、事業、制度、社会的受容性、人材)の視点から社会実装までの戦略、研究開発の推進とそのためのマネジメント体制を記述してください。特にSIPは府省連携・産学官連携により基礎研究から社会実装までを見据えて一気通貫で推進するプロジェクトであり、サブ課題の構成等も踏まえ、サブPD等のサポート体制が不可欠であると考えられることから、そうした協力が得られる見込みも記述をしてください。
なお、別途、「戦略及び計画」(案)のパブリックコメントを実施しますのでそちらも参照ください。
○内諾書 1通
※ ガバニングボードで決定した場合にPDに採用されることについて、所属組織等に同意が得られる旨を記載した書面を提出すること。

(2)提出先
受付は郵便のみで行います(持ち込み不可)。
封書に「SIP(課題名を記入してください。) PD応募書類」と朱記のこと。
〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 中央合同庁舎第8号館
内閣府科学技術・イノベーション推進事務局 SIP/PRISM担当あて
TEL:03-6257-1336

(3)提出締切 令和5年2月21日(火)必着

6.選考方法

一次選考 書類審査
二次選考 面接(随時)
※一次選考後、二次選考(面接)を行うこととなった方のみ、二次選考の日時・場所等を御連絡いたします。
※応募書類の返却は一切いたしません(当方で責任をもって廃棄いたします。)。
※選考結果はメールで御連絡いたします。
※提出後、誤りにより再提出を行う場合については期限内に限り認めます。その際は一式全て提出するとともにその旨を事務局にお知らせください。

7.条件

(1)身分:一般職国家公務員(非常勤)
(2)勤務地:東京都千代田区永田町1-6-1 中央合同庁舎第8号館
  ただし、庁舎内にデスクは設けないため、所属組織等でのリモートワークを基本とする。
(3)任期予定:令和8年(2026年)3月31日まで
(4)勤務時間等:週2日(土・日・祝日を除く。応相談)
  1日につき 5時間45分(10:00~12:00及び13:30~17:15)
  土・日・祝日及び年末年始(12月29日から1月3日)は休み
  ただし、部局長が特別に勤務の必要があると認めた場合は勤務とする。
(5)給与等:26,200円/日(※2022年度ベース。賞与・昇給なし)

8.連絡先

内閣府科学技術・イノベーション推進事務局
SIP/PRISM担当
TEL:03-6257-1336(直通)