大学支援フォーラムPEAKS 産学人材流動WGにおける博士人材を起点としたイノベーションの創出に向けたアクション・プランの取りまとめについて


令和6年7月18日
科学技術・イノベーション推進事務局
プレスリリース

大学支援フォーラムPEAKS 産学人材流動WGにおける博士人材を起点としたイノベーションの創出に向けたアクション・プランの取りまとめについて

1.調査の趣旨

  我が国が今後も継続的にイノベーションを創出していくためには、社会課題の解決や価値創造を先導する資質・能力を持った多様な人材が、産業界と大学を行き来し、活躍することが不可欠であり、特に、高度な専門知識と課題解決力を有する博士人材の産業界における活躍の場を広げるとともに、産業界の人材が大学経営に関与するための具体的方策の検討が必要です。
  現状では、産業界が博士人材を十分に活用できていない、産業界が求める人材が大学で十分に育成されていない、といった課題が見られ、産学双方において、互いのニーズに対する理解が十分とは言えない状況であるため、大学支援フォーラムPEAKSでは、産学双方の有識者を招いて「産学人材流動WG」(座長:佐藤康博 株式会社みずほフィナンシャルグループ特別顧問)を設置し、議論を行ってきました。

2.アクションプランの概要

  WGでは、各委員より率直な御意見を頂き、産業界と大学の相互理解を深めつつ、博士号取得者の産業界での活躍促進を中心に議論を行い、各企業や大学でのアクションを検討し、取りまとめました。具体的には、産業界では博士人材の様々な分野における活用の推進や処遇の改善、大学では専門分野を超えた汎用的能力の育成や標準修業年限内での博士号取得者の割合向上、産学連携での博士人材に関する継続的な対話の場の設定などの取組について、参加企業・大学が先頭に立って取り組んでいくことを宣言するものです。
  今後、これらのアクションを、WGだけではなくPEAKS構成員の大学及び企業をはじめ、全国の企業・大学へも展開されるよう、定期的に見直しやフォローアップを実施していくこととしています。

「大学支援フォーラムPEAKS 産学人材流動WGアクション・プラン」(PDF形式:3897KB)PDFを別ウィンドウで開きます

大学支援フォーラムPEAKS

問合せ先

内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局
参事官(研究環境)付 松本、堀内
電話:03-6257-1332