「日EU量子コンピューティングワークショップ」の開催について 【12月4日ブリュッセル開催】

令和6年12月12日
科学技術・イノベーション推進事務局
プレスリリース

1.概要

令和6年12月4日、内閣府と欧州委員会通信ネットワーク・コンテンツ・技術総局は共同で「日EU量子コンピューティングワークショップ」を開催しました。
本ワークショップは、令和6年11月19日に欧州委員会により公募が開始された量子コンピューティングに関する日EU共同研究プロジェクトに向けて、日本と欧州連合(以下「EU」という。)の研究者が協力して応募するための関係構築を推進するものです。
本ワークショップは、ブリュッセルの欧州委員会(Breydel building)で行われ、日本側20名とEU側27名が現地参加し、活発な意見交換がなされました。
今後も引き続き、日EUの双方にとって有益な共同研究を実現するため、内閣府は欧州委員会と連携してまいります。

2.ワークショップの内容

  1. 欧州委員会からの説明
    欧州委員会から、本プロジェクトは日EUデジタルパートナーシップに基づくもので、EUの研究者は日本の内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」(以下「SIP3量子」という。)と応募時点から連携する必要がある旨の説明がありました。
  2. 内閣府からの説明
    内閣府から、日本の量子戦略・方策とSIP3量子の概要を説明しました。
  3. プレゼンテーション
    今回の連携対象となるSIP3量子のサブ課題「量子コンピューティング」の研究実施者及びEU側で関連する研究を行っている研究者から、それぞれの取組と連携可能テーマが紹介されました。
  4. パネルセッション、ポスターセッション
    パネルセッションとポスターセッションでの議論を通して、従来型のコンピュータとの組合せを含めた量子コンピュータのアーキテクチャ・ユースケース・ベンチマーキングなどのSIP3量子での研究テーマを、日EU間の共同研究テーマにしていくとの意識が共有されました。
  5. ラップアップ
    最後に、本ワークショップ後も共同研究の開始へ向けた具体的な議論を続けることが確認されました。
パネルセッションの様子
ワークショップ後の集合写真

3.関連資料

4.問合せ先

内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局
 重要課題(量子・マテリアル)担当 河野・増田・助野
  電話:03-6257-1153(直通)