国際原子力機関(IAEA) Lise Meitner Programme(リーゼ・マイトナー・プログラム)の実施について
令和7年5月27日
内閣府
原子力政策担当室
国内外の諸情勢の絶え間ない変化により、エネルギー安定供給や将来的な電力需要増加の見通しへの対処、再生可能エネルギーや原子力発電等の脱炭素電源の確保等が求められる中、原子力利用の基盤となる人材育成の重要性は一層高まっています。またイノベーションの創出に資する人材の多様性確保の観点から、原子力分野においては若い世代の確保やジェンダーバランスの改善等に向けた努力が必要です。
このような現状を踏まえ、令和7年6月、内閣府原子力委員会はIAEAとの共催で、IAEA のリーゼ・マイトナー・プログラムを日本で開催することとしました。
同プログラムは、日本を含む世界各国の若手・中堅世代の原子力分野の女性研究者・専門家等を対象に、原子力技術に関する専門知識や、原子力分野でのキャリア開発に必要なマネジメント/リーダーシップ能力構築の機会等を提供するものです。
本件は外務省を始めとする国内関係機関の協力を得て開催します。日本を含む世界各国からIAEAが選考した15名程度の原子力分野の女性専門家が、2週間にわたり、日本国内において、東京大学、日本原子力研究開発機構における講義の受講や、原子力関連施設の視察等を行います。
1.概要
日 程:令和7年6月9日(月)-6月20日(金)
場 所:東京大学(本郷地区)、日本原子力研究開発機構(茨城県東海村・大洗町)、福島県等
2.実施体制
共 催:国際原子力機関(IAEA)、内閣府原子力委員会
協 力:外務省、東京大学大学院工学系研究科原子力専攻・原子力国際専攻、
原子力人材育成ネットワーク(日本原子力研究開発機構(JAEA)、
日本原子力産業協会(JAIF)、原子力国際協力センター(JICC) )
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 参事官(原子力担当)付 太田桐
TEL:03-6257-1315