ノーベル生理学・医学賞
内閣府特命担当大臣(科学技術政策)談話

 本年のノーベル生理学・医学賞を、大阪大学の坂口 志文特任教授が、その優れた御業績により受賞されることとなり、心からの敬意と祝意を表します。

 人類への貢献を称えるノーベル賞を日本の研究者が受賞されたことは、日本の研究水準の高さを世界に示すものであり、大きな励みとなるものです。

 今回の受賞が、科学技術・イノベーションに対する社会の期待や関心を一層高め、次代を担う若い世代の方々に夢や希望をもたらすとともに、学術の探究や新たな技術の社会実装などに積極的に挑戦する契機となることを期待しています。

 政府としましても、科学技術・イノベーション基本計画に基づき、優れた研究者の育成や世界水準の研究環境の整備、予算の確保等にしっかりと取り組み、我が国の研究力の向上とイノベーションの創出を目指してまいります。

 坂口 志文特任教授におかれましては、これからも御自身の研究や後進の研究者の育成に取り組まれ、我が国及び世界の科学技術・イノベーションの発展に貢献されるようお願い申し上げます。

令和7年10月6日
内閣府特命担当大臣(科学技術政策)
城内 実