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第2章 調査結果の概要


1 就労に関する事項

(1) 健康状態(Q1)
現在の健康状態についてみると、「良い」が26.6%、「まあ良い」は22.3%となっており、両方を合わせた『良い』は48.9%とほぼ半数を占めている。
一方、「あまり良くない」19.0%と「良くない」5.1%を合わせた『良くない』の割合は24.1%とほぼ4人に1人を占めている。また、「普通」の割合は27.0%となっている。

図1-1 健康状態(Q1)

図1-1 健康状態(Q1)
年齢階級別にみると、健康状態が『良い』は「60〜64歳」が60.2%と最も高い割合となっている。一方、『良くない』の割合は年齢が高くになるにつれ拡大し、75歳以上で3割を超えている(75〜79歳33.9%、80歳以上39.5%)。

表1−1 健康状態(Q1)

  総数 良い 普通 良くない
(計) 良い まあ良い (計) あまり良くない 良くない
【総数】 (実数) 2,077 1,016 552 464 561 500 395 105
  (構成比)   48.9% 26.6% 22.3% 27.0% 24.1% 19.0% 5.1%
【性別】                
  男性 936 51.0 28.0 23.0 26.7 22.3 17.4 4.9
女性 1,141 47.2 25.4 21.8 27.3 25.5 20.3 5.2
【年齢】                
  60〜64歳 507 60.2 36.5 23.7 26.4 13.4 10.7 2.8
65〜69歳 535 51.6 28.0 23.6 26.7 21.7 17.6 4.1
70〜74歳 505 43.6 21.8 21.8 31.7 24.8 19.2 5.5
75〜79歳 330 42.1 21.2 20.9 23.9 33.9 27.0 7.0
80歳以上 200 38.0 18.5 19.5 22.5 39.5 30.5 9.0

(2) 現在の経済的な暮らし向き(Q2)
「現在の経済的な暮らし向きについてどのように考えているか」についてみると、「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」が15.1%、「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」は56.4%となっており、両方を合わせた『心配ない』は71.5%となっている。一方、「家計にゆとりがなく、多少心配である」21.2%、「家計が苦しく、非常に心配である」6.7%を合わせた『心配である』の割合は27.9%となっている。
前回調査と比較すると、『心配はない』は3.2ポイント減少し、『心配である』が4.1ポイント増加している。

図1-2 現在の経済的な暮らし向き(Q2)

図1-2 現在の経済的な暮らし向き(Q2)
都市規模別にみると、中都市で『心配はない』(75.9%)の割合が高く、『心配である』(23.7%)の割合が低くなっている。
性別にみると、『心配はない』(男性69.3%、女性73.3%)は女性の割合が高く、『心配である』(男性30.4%、女性25.8%)は男性の割合が高くなっている。
年齢階級別にみると『心配はない』は年齢の高いほど割合が高く、「80歳以上」では8割を超えている。一方、『心配である』は、「60〜64歳」で35.7%と最も高く、年齢が低いほど割合が高くなっている。
最長職別にみると、『心配である』は「自営業タイプ」(33.4%)で割合が高くなっている。
健康状態別にみると、『心配はない』は健康状態の「良い」(81.0%)、「まあ良い」(79.1%)で8割前後と割合が高く、『心配である』は健康状態の「良くない」(61.9%)、「あまり良くない」(36.7%)で高くなっている。
同居家族タイプ別にみると、『心配である』は「単身」(40.3%)、「同居(親が主たる生計)」(32.3%)で割合が高くなっている。
1か月当たりの平均収入額別でみると、収入額が高くなるほど、『心配はない』の割合が高くなっている。 

表1-2 現在の経済的な暮らし向き(Q2)

  総数 心配はない 心配である その他 わからない
(計) 家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている 家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている (計) 家計にゆとりがなく、多少心配である 家計が苦しく、非常に心配である
【総数】 (実数) 2,077 1.485 313 1,172 579 440 139 - 13
  (構成比)   71.5% 15.1% 56.4% 27.9% 21.2% 6.7% -% 0.6
【都市規模】                  
  大都市 350 68.0 14.0 54.0 31.4 22.9 8.6 - 0.6
中都市 726 75.9 17.5 58.4 23.7 19.0 4.7 - 0.4
小都市 416 71.4 14.9 56.5 28.4 20.2 8.2 - 0.2
町村 585 68.2 12.8 55.4 30.6 23.6 7.0 - 1.2
【性別】                  
  男性 936 69.3 14.6 54.7 30.4 23.5 6.9 - 0.2
女性 1,141 73.3 15.4 57.8 25.8 19.3 6.5 - 1.0
【年齢】                  
  60〜64歳 507 63.7 11.8 51.9 35.7 26.0 9.7 - 0.6
65〜69歳 535 69.9 12.7 57.2 29.9 23.0 6.9 - 0.2
70〜74歳 505 73.5 14.9 58.6 26.1 20.8 5.3 - 0.4
75〜79歳 330 77.9 21.2 56.7 21.2 16.1 5.2 - 0.9
80歳以上 200 80.0 20.0 60.0 18.0 13.5 4.5 - 2.0
【同居家族タイプ】(*)                  
  単身 206 59.2 12.1 47.1 40.3 26.7 13.6 - 0.5
夫婦二人 733 72.3 14.5 57.8 27.0 21.0 6.0 - 0.7
同居(親が主たる生計) 464 67.5 11.6 55.8 32.3 25.6 6.7 - 0.2
同居(子が主たる生計) 447 76.3 19.7 56.6 22.6 17.2 5.4 - 1.1
同居(その他) 33 72.7 12.1 60.6 24.2 18.2 6.1 - 3.0
分けている 183 79.2 18.0 61.2 20.8 15.3 5.5 - -
わからない 11 90.9 27.3 63.6 9.1 9.1 - - -
【最長職タイプ】                  
  農業タイプ 278 70.9 14.4 56.5 27.3 20.9 6.5 - 1.8
自営業タイプ 404 66.6 15.8 50.7 33.4 23.5 9.9 - -
雇用者タイプ 1,324 73.0 14.9 58.1 26.5 21.0 5.5 - 0.5
その他 71 74.6 16.9 57.7 23.9 12.7 11.3 - 1.4
【健康状態】                  
  良い 552 81.0 25.2 55.8 18.7 15.2 3.4 - 0.4
まあ良い 464 79.1 15.7 63.4 20.5 16.8 3.7 - 0.4
普通 561 68.6 10.3 58.3 30.5 24.4 6.1 - 0.9
あまり良くない 395 63.0 9.1 53.9 36.7 27.8 8.9 - 0.3
良くない 105 35.2 6.7 28.6 61.9 29.5 32.4 - 2.9
【現在の仕事】                  
  農林漁業 132 69.7 15.2 54.5 30.3 25.0 5.3 - -
自営業 198 69.2 20.2 49.0 30.3 22.7 7.6 - 0.5
常勤の被雇用者 90 70.0 13.3 56.7 30.0 23.3 6.7 - -
常勤でない被雇用者 35 77.1 28.6 48.6 22.9 22.9 - - -
臨時・パート 140 63.6 5.7 57.9 36.4 27.9 8.6 - -
内職 20 80.0 30.0 50.0 20.0 10.0 10.0 - -
その他 11 90.9 36.4 54.5 9.1 9.1 - - -
仕事はしていない 1,451 72.4 14.7 57.8 26.7 20.1 6.7 - 0.8
【1か月収入額】                  
  5万円未満 67 61.2 14.9 46.3 34.3 16.4 17.9 - 4.5
5〜10万円未満 201 58.7 8.5 50.2 40.8 27.9 12.9 - 0.5
10〜15万円未満 295 60.7 9.2 51.5 38.3 26.8 11.5 - 1.0
15〜20万円未満 266 65.0 12.8 52.3 35.0 27.1 7.9 - -
20〜25万円未満 294 74.8 11.2 63.6 24.8 20.4 4.4 - 0.3
25〜30万円未満 206 77.7 17.0 60.7 22.3 17.5 4.9 - -
30〜40万円未満 263 81.4 20.9 60.5 18.6 17.5 1.1 - -
40〜60万円未満 209 83.3 20.6 62.7 16.7 13.4 3.3 - -
60〜80万円未満 62 91.9 25.8 66.1 8.1 8.1 - - -
80万円以上 41 92.7 46.3 46.3 7.3 7.3 - - -
収入はない - - - - - - - - -
わからない 173 64.1 13.9 50.3 32.9 25.4 7.5 - 2.9
* 「同居」、「分けている」、「わからない」については、配偶者以外の同居人のいる世帯を、主な家計の支え手が誰であるかで分類した。
同居(親が主たる生計): 家計が一緒で、主に「あなた自身」、「配偶者」の収入で家計を支えている世帯
同居(子が主たる生計): 家計が一緒で、主に「独身の子ども」、「結婚している子ども(その配偶者を含む)」の収入で家計を支えている世帯
同居(その他): 家計が一緒で、上記以外の同居人の収入で家計を支えている世帯
分けている: 同居人との家計を分けている世帯

(3) 収入のある仕事の有無とその内容(Q3)
「現在、収入のある仕事をしているか」についてみると、「仕事をしていない」が69.9%、性別では、男性60.0%、女性77.9%と、女性が17.9ポイント高い割合となっている。
仕事の内容は「自営業[商工サービス業・自由業(家族従業者を含む)など]」9.5%、「臨時・パート」6.7%、「農林漁業(家族従業者を含む)」6.4%、「常勤の被雇用者」4.3%等の順となっている。
前回調査と比較すると、「農林漁業(家族従業者を含む)」が5.7ポイント減少し、「仕事をしていない」は6.9ポイント増加している。

図1-3 収入のある仕事の有無(Q3)

図1-3 収入のある仕事の有無(Q3)

表1-3 収入のある仕事の有無とその内容(Q3)

  総数 農林漁業(家族従業者を含む) 自営業[商工サービス業・自由業(家族従業者を含む)など] 常勤の被雇用者 会社の嘱託や顧問等で常勤でない被雇用者 臨時・パート 内職 その他 仕事はしていない
【総数】 (実数) 2,077 132 198 90 35 140 20 11 1,451
  (構成比)   6.4% 9.5% 4.3% 1.7% 6.7% 1.0% 0.5% 69.9%
【性別】                  
  男性 936 8.9 11.8 7.8 3.4 6.8 0.3 1.0 60.0
女性 1,141 4.3 7.7 1.5 0.3 6.7 1.5 0.2 77.9

(4) 収入のある仕事をしている理由(Q4)
現在、収入のある仕事をしている人に、「仕事をしている理由は何か」について尋ねてみると、「生活費をまかなうため」が52.2%と最も多く、以下、「健康によいから」45.4%、「生きがいが得られるから」37.1%、「生活費の不足をおぎなうため」23.5%、「将来に備えて蓄えをできるだけ増やすため」23.2%、「何もしないと退屈だから」20.4%、「家業の後継者(子供など)を助けるため」15.8%、「おこづかいがほしいから」13.6%、「友達がほしいから」4.2%の順となっている。
前回調査と比較すると、「生きがいが得られるから」が4.8ポイント増加している。

図1-4 収入のある仕事をしている理由(Q4) (3つまでの複数回答)

図1-4 収入のある仕事をしている理由(Q4)
都市規模別にみると、大都市で「生活費をまかなうため」の割合が55.6%と高くなっている。
性別にみると、「生活費をまかなうため」(男性58.0%、女性43.7%)は男性の方が、「おこづかいがほしいから」(男性10.7%、女性17.9%)、「友達がほしいから」(男性2.7%、女性6.3%)は女性の方が割合が高くなっている。
年齢階級別にみると、年齢が低くなるほど「生活費をまかなうため」の割合が高くなっており、60〜64歳で61.5%と最も高くなっている。また、「健康によいから」は65歳以上で割合が5割を超えており、このほかでは、年齢が低いほど「生活費の不足をおぎなうため」の割合が高く、60〜64歳(28.7%)で最も高くなっている。
最長職別にみると、雇用者タイプで「生活費をまかなうため」の割合が低く、「健康に良いから」の割合が高くなっている。
経済的な暮らし向き別にみると、暮らし向きが悪くなるほど「生活費をまかなうため」「生活費の不足をおぎなうため」「将来に備えて蓄えをできるだけ増やすため」の割合が高く、暮らし向きが良くなるほど「健康によいから」「生きがいが得られるから」の割合が高くなっている。

表1-4 収入のある仕事をしている理由(Q4)(3つまでの複数回答)

  該当数 生活費をまかなうため 健康によいから 生きがいが得られるから 生活費の不足をおぎなうため 将来に備えて蓄えをできるだけ増やすため 何もしないと退屈だから 家業の後継者(子供など)を助けるため おこづかいがほしいから 友達がほしいから
【総数】 (実数) 626 327 284 232 147 145 128 99 85 26
  (構成比)   52.2% 45.4% 37.1% 23.5% 23.2% 20.4% 15.8% 13.6% 4.2%
【都市規模】                    
  大都市 90 55.6 41.1 36.7 16.7 26.7 18.9 16.7 15.6 7.8
中都市 211 51.2 44.5 40.8 21.8 28.0 15.6 10.0 15.2 4.7
小都市 140 52.1 47.9 33.6 28.6 17.9 27.9 17.9 14.3 2.1
町村 185 51.9 46.5 35.7 24.9 20.0 21.1 20.5 10.3 3.2
【性別】                    
  男性 374 58.0 47.6 36.4 21.7 25.1 18.2 15.5 10.7 2.7
女性 252 43.7 42.1 38.1 26.2 20.2 23.8 16.3 17.9 6.3
【年齢】                    
  60〜64歳 265 61.5 34.7 33.6 28.7 27.2 19.6 10.9 15.1 3.8
65〜69歳 172 54.7 50.0 39.0 22.1 27.3 22.1 12.8 16.9 5.2
70〜74歳 118 38.1 55.1 40.7 17.8 16.9 20.3 25.4 9.3 3.4
75〜79歳 51 35.3 58.8 41.2 17.6 3.9 17.6 27.5 5.9 5.9
80歳以上 20 35.0 55.0 35.0 15.0 20.0 25.0 20.0 10.0 -
【最長職タイプ】                    
  農業タイプ 107 57.0 48.6 25.2 23.4 25.2 19.6 29.0 8.4 2.8
自営業タイプ 182 61.0 35.7 33.0 16.5 24.2 18.7 23.6 8.2 3.3
雇用者タイプ 325 44.9 50.5 43.4 27.7 22.2 21.5 7.7 18.5 5.2
その他 12 75.0 25.0 33.3 16.7 16.7 25.0 - 8.3 -
【経済的な暮らし向き】(*)                    
  まったく心配はない 100 35.0 51.0 48.0 5.0 17.0 21.0 20.0 10.0 5.0
それほど心配ない 334 45.8 53.3 41.0 20.4 22.2 24.0 15.9 15.9 5.4
多少心配である 149 70.5 30.9 28.2 37.6 27.5 15.4 13.4 12.8 2.0
非常に心配である 42 81.0 19.0 9.5 40.5 31.0 9.5 14.3 7.1 -
その他 - - - - - - - - - -
わからない 1 - 100.0 100.0 100.0 - - - - -


(続き) その他 特に理由はない 回答計
【総数】 (実数) 22 10 1,505
  (構成比) 3.5% 1.6% 240.4%
【都市規模】      
  大都市 1.1 1.1 237.8
中都市 3.8 1.9 237.4
小都市 4.3 2.1 248.6
町村 3.8 1.1 238.9
【性別】      
  男性 3.7 1.6 241.2
女性 3.2 1.6 239.3
【年齢】      
  60〜64歳 3.4 1.9 240.4
65〜69歳 2.9 1.7 254.7
70〜74歳 2.5 0.8 230.5
75〜79歳 5.9 2.0 221.6
80歳以上 10.0 - 225.0
【最長職タイプ】      
  農業タイプ 3.7 1.9 244.9
自営業タイプ 2.7 2.2 229.1
雇用者タイプ 4.0 0.9 246.5
その他 - 8.3 208.3
【経済的な暮らし向き】(*)      
  まったく心配はない 4.0 4.0 220.0
それほど心配ない 3.0 0.9 247.6
多少心配である 4.7 1.3 244.3
非常に心配である 2.4 2.4 216.7
その他 - - -
わからない - - 300.0
* まったく心配ない: 「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」
それほど心配ない: 「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」
多少心配である: 「家計にゆとりがなく、多少心配である」
非常に心配である: 「家計が苦しく、非常に心配である」

(5) 収入のある仕事をしている最大の理由(Q4)
現在、収入のある仕事をしている人に、「仕事をしている最も大きな理由は何か」について尋ねてみると、「生活費をまかなうため」が38.8%と最も多く、以下、「健康によいから」15.3%、「生きがいが得られるから」13.1%、「生活費の不足をおぎなうため」8.5%、「家業の後継者(子供など)を助けるため」7.0%、「将来に備えて蓄えをできるだけ増やすため」4.5%、「おこづかいがほしいから」3.4%、「何もしないと退屈だから」3.0%、「友達がほしいから」0.5%の順となっている。
前回調査と比較すると、「生きがいが得られるから」が3.6ポイント増加している。

図1-5 収入のある仕事をしている最大の理由(Q4)

図1-5_1 収入のある仕事をしている最大の理由(Q4)


図1-5_2 収入のある仕事をしている最大の理由(Q4)
都市規模別にみると、「家業の後継者(子供など)を助けるため」の割合が、町村で11.9%と高くなっている。
性別にみると、「生活費をまかなうため」(男性43.0%、女性32.5%)は、男性の方が割合が高くなっている。
年齢階級別にみると、年齢が低いほど「生活費をまかなうため」(60〜64歳46.8%、65〜69歳40.1%)の割合が高く、年齢が高いほど「生きがいが得られるから」の割合が高くなっている。
最長職別にみると、雇用者タイプで「生活費をまかなうため」の割合が低く、「家業の後継者(子供など)を助けるため」は、農業タイプで割合が高くなっている。

表1-5 収入のある仕事をしている最大の理由(Q4)

  該当数 生活費をまかなうため 健康によいから 生きがいが得られるから 生活費の不足をおぎなうため 家業の後継者(子供など)を助けるため 将来に備えて蓄えをできるだけ増やすため おこづかいがほしいから 何もしないと退屈だから 友達がほしいから
【総数】 (実数) 626 243 96 82 53 44 28 21 19 3
  (構成比)   38.8% 15.3% 13.1% 8.5% 7.0% 4.5% 3.4% 3.0% 0.5%
【都市規模】                    
  大都市 90 41.1 12.2 16.7 6.7 5.6 7.8 4.4 3.3 -
中都市 211 40.3 12.8 16.1 7.1 2.4 5.7 3.8 4.3 0.9
小都市 140 34.3 17.1 11.4 11.4 8.6 2.9 2.9 4.3 -
町村 185 39.5 18.4 9.2 8.6 11.9 2.7 2.7 0.5 0.5
【性別】                    
  男性 374 43.0 16.8 11.5 7.0 5.9 4.5 1.9 2.7 -
女性 252 32.5 13.1 15.5 10.7 8.7 4.4 5.6 3.6 1.2
【年齢】                    
  60〜64歳 265 46.8 12.5 9.4 9.8 3.0 5.3 3.4 3.0 0.8
65〜69歳 172 40.1 16.9 12.2 9.3 5.8 3.5 4.7 3.5 -
70〜74歳 118 27.1 17.8 18.6 5.9 15.3 5.1 2.5 1.7 0.8
75〜79歳 51 25.5 19.6 19.6 5.9 15.7 - 5.0 3.9 -
80歳以上 20 25.0 15.0 20.0 5.0 - 10.0 1.9 5.0 -
【最長職タイプ】                    
  農業タイプ 107 39.3 11.2 4.7 9.3 17.8 3.7 2.2 3.7 0.9
自営業タイプ 182 47.8 11.0 12.6 4.9 10.4 3.8 4.6 2.2 -
雇用者タイプ 325 33.2 19.4 16.3 10.2 1.8 4.9 - 3.4 0.6
その他 12 50.0 8.3 8.3 8.3 - 8.3 - - -


(続き) 該当数 その他 特に理由はない 無回答
【総数】 (実数) 626 16 7 14
  (構成比)   2.6% 1.1% 2.2%
【都市規模】        
  大都市 90 - 1.1 1.1
中都市 211 2.4 1.4 2.8
小都市 140 3.6 1.4 2.1
町村 185 3.2 0.5 2.2
【性別】        
  男性 374 3.2 0.8 2.7
女性 252 1.6 1.6 1.6
【年齢】        
  60〜64歳 265 1.9 1.5 2.6
65〜69歳 172 1.7 1.2 1.2
70〜74歳 118 2.5 - 2.5
75〜79歳 51 5.9 2.0 2.0
80歳以上 20 10.0 - 5.0
【最長職タイプ】        
  農業タイプ 107 3.7 - 3.7
自営業タイプ 182 1.6 2.2 1.1
雇用者タイプ 325 2.8 0.6 2.2
その他 12 - 8.3 8.3

(6) 仕事に就いて収入を得られる年齢(Q5)
現在、収入のある仕事をしている人に、「仕事に就いて収入を得られるのは何歳くらいまでと思うか」について尋ねてみると、60〜64歳で「65歳まで」(42.6%)、65〜69歳で「70歳まで」(48.8%)、70〜74歳で「75歳まで」(49.2%)の割合が高く、75歳以上では「76歳以上」(75〜79歳54.9%、80歳以上65.0%)の割合が5割を超えている。
性別にみると、「75歳まで」(男性21.4%、女性16.7%)は男性の方が割合が高くなっている。

図1-6 仕事に就いて収入を得られる年齢(Q5)

図1-6 仕事に就いて収入を得られる年齢(Q5)

表1-6 仕事に就いて収入を得られる年齢(Q5)

  該当数 65歳まで 70歳まで 75歳まで 76歳以上 わからない
【総数】 (実数) 626 128 191 122 94 91
  (構成比)   20.4% 30.5% 19.5% 15.0% 14.5%
【都市規模】            
  大都市 90 15.6 31.1 16.7 15.6 21.1
中都市 211 26.1 32.7 14.7 15.2 11.4
小都市 140 20.7 31.4 17.9 15.0 15.0
町村 185 16.2 27.0 27.6 14.6 14.6
【性別】            
  男性 374 19.0 30.5 21.4 16.0 13.1
女性 252 22.6 30.6 16.7 13.5 16.7
【年齢】            
  60〜64歳 265 42.6 37.0 5.3 4.5 10.6
65〜69歳 172 8.7 48.8 23.8 9.9 8.7
70〜74歳 118 - 7.6 49.2 20.3 22.9
75〜79歳 51 - - 17.6 54.9 27.5
80歳以上 20 - - - 65.0 35.0
【最長職タイプ】            
  農業タイプ 107 7.5 23.4 28.0 19.6 21.5
自営業タイプ 182 13.7 29.1 19.8 19.8 17.6
雇用者タイプ 325 28.3 34.2 16.9 10.8 9.8
その他 12 25.0 16.7 8.3 16.7 33.3

(7) 収入のある仕事をしていない理由(Q6)
現在、収入のある仕事をしていない人に、「仕事をしていない理由は何か」について尋ねてみると、「年齢制限で働くところが見つからないから」が40.9%と最も多く、以下「体力的に働くのはきついから」40.2%、「健康がすぐれないから」26.7%、「条件に合う働くところがないから」13.0%、「家事や介護など家でしなければならないことがあるから」12.1%、「仕事以外に時間を使いたいから」10.6%、「収入を増やそうと思わないから」8.8%、「後継者(子供など)に家業を譲ったから」3.9%の順になっている。
前回調査と比較すると、今回調査で選択肢(年齢制限で働くところが見つからないから)が増えたことから一概にはいえないが、「健康が優れないから」が10.4ポイント、「体力的に働くのはきついから」が6.0ポイント減少している。

図1-7 収入のある仕事をしていない理由(Q6) (3つまでの複数回答)

図1-7 収入のある仕事をしていない理由(Q6)
都市規模別にみると、「年齢制限で働くところが見つからないから」は大都市で低い割合となっている。
性別にみると、「条件に合う働くところがないから」(男性17.1%、女性10.5%)、「仕事以外に時間を使いたいから」(男性14.8%、女性8.0%)は男性の方が、「家事や介護など家でしなければならないことがあるから」(男性5.2%、女性16.5%)、「体力的に働くのはきついから」(男性36.8%、女性42.3%)は女性の方が割合が高くなっている。
年齢階級別にみると、65〜69歳で「年齢制限で働くところが見つからないから」(45.5%)の割合が高くなっている。また、「体力的に働くのはきついから」、「健康がすぐれないから」は年齢が高くなるほど、「条件に合う働くところがないから」、「仕事以外に時間を使いたいから」は年齢が低くなるほど割合は高くなっている。
最長職別にみると、「年齢制限で働くところが見つからないから」は雇用者タイプで割合が高く、「体力的に働くのはきついから」、「健康がすぐれないから」は農業タイプ、自営業タイプで割合が高くなっている。

表1-7 収入のある仕事をしていない理由(Q6)(3つまでの複数回答)

  該当数 年齢制限で働くところが見つからないから 条件に合う働くところがないから 体力的に働くのはきついから 健康がすぐれないから 家事や介護など家でしなければならないことがあるから 仕事以外に時間を使いたいから 収入を増やそうと思わないから 後継者(子供など)に家業を譲ったから その他 特に理由はない 回答計
【総数】 (実数) 1,451 594 189 583 388 176 154 128 57 72 219 2,560
  (構成比)   40.9% 13.0% 40.2% 26.7% 12.1% 10.6% 8.8% 3.9% 5.0% 15.1% 176.4%
【都市規模】                        
  大都市 260 35.4 11.5 43.5 30.0 7.7 10.0 10.4 1.5 3.8 17.7 171.5
中都市 515 43.5 13.0 38.3 20.8 10.3 13.4 10.9 2.9 4.7 15.3 173.0
小都市 276 41.7 13.8 40.6 30.4 14.9 9.8 7.6 5.4 4.7 13.4 182.2
町村 400 40.8 13.5 40.3 29.8 15.5 8.0 6.0 5.8 6.3 14.3 180.0
【性別】                        
  男性 562 42.9 17.1 36.8 28.3 5.2 14.8 10.0 4.3 6.2 14.1 179.5
女性 889 39.7 10.5 42.3 25.8 16.5 8.0 8.1 3.7 4.2 15.7 174.5
【年齢】                        
  60〜64歳 242 39.7 22.3 24.0 14.0 16.1 17.4 9.5 1.2 8.3 11.6 164.0
65〜69歳 363 45.5 18.7 33.6 24.2 16.3 12.7 9.9 2.2 4.7 11.8 179.6
70〜74歳 387 41.1 11.1 43.2 30.0 11.6 10.6 7.2 1.8 4.1 16.3 177.0
75〜79歳 279 40.9 5.7 50.2 31.2 7.9 7.2 10.8 9.0 2.9 17.9 183.5
80歳以上 180 33.3 4.4 53.3 35.0 6.1 2.8 6.1 7.8 6.1 19.4 174.4
【最長職タイプ】                        
  農業タイプ 171 36.3 8.2 52.0 36.3 17.0 5.8 4.7 14.0 1.8 10.5 186.5
自営業タイプ 222 32.0 13.1 49.1 34.7 12.6 7.2 9.9 7.2 5.9 13.1 184.7
雇用者タイプ 999 43.4 14.0 36.0 23.3 11.2 12.6 9.2 1.5 5.3 16.5 173.2
その他 59 45.8 10.2 42.4 27.1 11.9 3.4 10.2 3.4 5.1 11.9 171.2

(8) 収入のある仕事をしていない最大の理由(Q6)
現在、収入のある仕事をしていない人に、「仕事をしていない最も大きな理由は何か」について尋ねてみると、「年齢制限で働くところが見つからないから」が21.0%と最も多く、以下「体力的に働くのはきついから」18.5%、「健康がすぐれないから」16.5%、「家事や介護など家でしなければならないことがあるから」7.4%、「仕事以外に時間を使いたいから」5.4%、「条件に合う働くところがないから」5.2%、「収入を増やそうと思わないから」2.5%、「後継者(子供など)に家業を譲ったから」2.3%の順となっている。

図1-8 収入のある仕事をしていない最大の理由(Q6)

図1-8 収入のある仕事をしていない最大の理由(Q6)
注)今回加えた項目である「年齢制限で働くところが見つからないから」に対する回答の割合が最も高かったため、平成7年度との比較は行っていない。
性別にみると、「条件に合う働くところがないから」(男性7.5%、女性3.7%)は男性の方が、「家事や介護など家でしなければならないことがあるから」(男性2.7%、女性10.3%)は女性の方が割合が高くなっている。
年齢階級別にみると、60〜64歳で「条件に合う働くところがないから」、65〜69歳で「年齢制限で働くところが見つからないから」、75歳以上で「体力的に働くのはきついから」の割合が高くなっている。
最長職別にみると、雇用者タイプで「年齢制限で働くところが見つからないから」、農業タイプ、自営業タイプで「体力的に働くのはきついから」、「健康がすぐれないから」の割合が高くなっている。
1か月当たりの平均収入額別にみると、「健康がすぐれないから」は平均収入が低いほど、割合が高くなっている。

表1-8 収入のある仕事をしていない最大の理由(Q6)

  該当数 年齢制限で働くところが見つからないから 体力的に働くのはきついから 健康がすぐれないから 家事や介護など家でしなければならないことがあるから 仕事以外に時間を使いたいから 条件に合う働くところがないから 収入を増やそうと思わないから 後継者(子供など)に家業を譲ったから その他 特に理由はない 無回答
【総数】 (実数) 1,451 304 269 240 107 78 75 37 34 47 217 43
  (構成比)   21.0% 18.5% 16.5% 7.4% 5.4% 5.2% 2.5% 2.3% 3.2% 15.0% 3.0%
【性別】                        
  男性 562 21.9 16.0 18.7 2.7 7.1 7.5 2.8 2.3 3.9 14.1 3.0
女性 889 20.4 20.1 15.2 10.3 4.3 3.7 2.4 2.4 2.8 15.5 2.9
【年齢】                        
  60〜64歳 242 24.0 7.4 12.0 11.2 7.9 13.6 2.9 1.2 5.8 11.6 2.5
65〜69歳 363 26.2 14.0 16.3 10.2 6.9 5.0 2.5 1.7 3.0 11.6 2.8
70〜74歳 387 19.9 20.2 17.8 7.0 6.2 4.9 2.3 1.0 2.1 16.0 2.6
75〜79歳 279 17.9 27.2 16.1 4.3 2.9 1.4 3.2 4.3 2.2 17.9 2.5
80歳以上 180 13.3 25.6 21.1 2.2 1.1 0.6 1.7 5.0 4.4 19.4 5.6
【最長職タイプ】                        
  農業タイプ 171 13.5 27.5 24.6 9.9 1.8 1.8 0.6 7.0 - 10.5 2.9
自営業タイプ 222 13.5 21.6 22.5 6.3 2.3 3.6 3.6 5.4 5.0 12.6 3.6
雇用者タイプ 999 23.9 16.3 13.7 7.0 6.9 6.1 2.7 0.8 3.5 16.4 2.6
その他 59 20.3 18.6 18.6 10.2 1.7 5.1 1.7 3.4 1.7 11.9 6.8
【1か月収入額】                        
  5万円未満 62 21.0 16.1 29.0 3.2 - 4.8 1.6 4.8 4.8 12.9 1.6
5〜10万円未満 177 17.5 26.6 27.7 7.3 0.6 3.4 1.1 5.6 2.3 6.8 1.1
10〜15万円未満 235 25.1 21.3 20.0 7.7 1.7 3.4 1.3 1.7 2.1 12.3 3.4
15〜20万円未満 192 17.7 20.3 18.8 6.8 6.3 8.3 1.0 1.6 3.1 13.5 2.6
20〜25万円未満 226 24.8 17.3 12.8 8.8 4.9 4.0 1.8 1.8 2.2 18.1 3.5
25〜30万円未満 149 30.2 12.8 12.8 6.0 5.4 6.7 2.0 0.7 2.0 18.1 3.4
30〜40万円未満 150 18.0 12.7 10.0 10.7 12.7 4.0 7.3 1.3 5.3 13.3 4.7
40〜60万円未満 95 20.0 14.7 4.2 4.2 17.9 8.4 1.1 2.1 6.3 20.0 1.1
60〜80万円未満 19 10.5 10.5 - 21.1 15.8 - 5.3 - 5.3 26.3 5.3
80万円以上 14 7.1 - - 14.3 7.1 - 28.6 - 14.3 28.6 -
収入はない - - - - - - - - - - - -
わからない 132 12.9 22.7 17.4 4.5 1.5 6.8 3.8 3.8 3.0 19.7 3.8

(9) 働くために必要な条件(Q6-SQ) 
Q6で「条件に合う働くところがないから」と答えた人に、「働くために最も必要な条件は何か」について尋ねてみると、「体力的に軽い仕事であること」が25.9%、「経験が生かせること」21.7%、「仕事先を探すのが容易であること」12.2%、「賃金」11.6%となっている。

図1-9 働くために必要な条件(Q6-SQ)

図1-9 働くために必要な条件(Q6-SQ)

表1-9 働くために必要な条件(Q6-SQ)

  該当数 体力的に軽い仕事であること 経験が生かせること 仕事先を探すのが容易であること 賃金 勤務時間 年金が減額されないこと 通勤時間 その他 わからない
【総数】 (実数) 189 49 41 23 22 20 14 20 7 9
  (構成比)   25.9% 21.7 12.2% 11.6% 10.6% 7.4% 2.1% 3.7% 4.8%
【性別】                    
  男性 96 20.8 36.5 10.4 8.3 5.2 10.4 - 4.2 4.2
女性 93 31.2 6.5 14.0 15.1 16.1 4.3 4.3 3.2 5.4
【年齢】                    
  60〜64歳 54 18.5 29.6 13.0 11.1 16.7 3.7 1.9 1.9 3.7
65〜69歳 68 27.9 13.2 16.2 7.4 11.8 11.8 2.9 5.9 2.9
70〜74歳 43 30.2 23.3 11.6 14.0 2.3 9.3 2.3 4.7 2.3
75〜79歳 16 43.8 25.0 - 18.8 12.5 - - - -
80歳以上 8 - 25.0 - 25.0 - - - - 50.0

(10) 収入のある仕事をしていた年齢(Q7) 
現在、収入のある仕事をしていない人に、「収入のある仕事を何歳ぐらいまでしていたか」について尋ねてみると、「60歳まで」30.2%、「65歳まで」21.2%、「55歳まで」9.6%、「70歳まで」8.6%等の順となっており、「収入を得る仕事をしたことはない」11.4%となっている。
性別にみると、男性99.1%、女性79.9%が仕事をしていたことがあり、55歳までの各階級では女性の割合が、56歳以上の各階級では男性の割合が高くなっている。

表1-10 収入のある仕事をしていた年齢(Q7)

  該当数 50歳以前 50歳まで 55歳まで 60歳まで 65歳まで 70歳まで 75歳まで 76歳以上 収入を得る仕事をしたことはない わからない
平成13年度                      
【総数】 (実数) 1,451 122 75 140 438 307 125 37 23 165 19
  (構成比)   8.4% 5.2% 9.6% 30.2% 21.2% 8.6% 2.5% 1.6% 11.4% 1.3
53.4
【性別】                      
  男性 562 1.2 0.5 6.6 39.5 32.4 12.3 4.1 2.5 - 0.9
女性 889 12.9 8.1 11.6 24.3 14.1 6.3 1.6 1.0 18.6 1.6
【年齢】                      
  60〜64歳 242 10.7 7.0 11.2 61.2 - - - - 9.1 0.8
65〜69歳 363 11.0 6.1 11.6 32.8 29.2 - - - 8.5 0.8
70〜74歳 387 8.0 2.8 9.8 20.9 30.2 14.2 - - 11.9 2.1
75〜79歳 279 6.8 5.7 9.0 19.7 18.6 14.3 7.2 1.8 15.1 1.8
80歳以上 180 3.3 5.0 4.4 19.4 17.8 16.7 9.4 10.0 13.3 0.6
【最長職タイプ】                      
  農業タイプ 171 3.5 5.3 5.3 24.0 25.7 15.2 7.0 2.3 10.5 1.2
自営業タイプ 222 8.1 5.0 9.9 18.0 22.5 13.5 5.0 3.6 12.2 2.3
雇用者タイプ 999 9.3 5.2 10.5 33.5 20.8 6.4 1.3 1.1 10.8 1.0
その他 59 8.5 5.1 6.8 37.3 8.5 8.5 1.7 - 20.3 3.4
平成7年度                      
【総数】 (実数) 1,363 612 267 137 23 12 261 51
  (構成比)   44.9(*)% 19.6% 10.1% 1.7% 0.9% 19.1% 3.7%

(11) 今後、収入を得られる仕事につく意向(Q8)
現在、収入のある仕事をしていない人に、「今後、収入の得られる仕事につく意向があるか」について尋ねてみると、「今後、仕事につくことはないと思う」が82.2%と8割以上を占め、「今後、仕事につくともつかないともいえない」13.1%、「今後、仕事につくことはあると思う」4.8%の順になっている。

図1-10 今後、収入を得られる仕事につく意向(Q8)

図1-10 今後、収入を得られる仕事につく意向(Q8)
性別にみると、「今後、仕事につくことはないと思う」(男性77.6%、女性85.0%)は男性の割合が低くなっている。
年齢階級別にみると、年齢の低い方が「今後、仕事につくことはないと思う」の割合は低く、「今後、仕事につくことはあると思う」、「今後仕事につくかなんともいえない」の割合が高くなっている。

表1-11 今後、収入を得られる仕事につく意向(Q8)

  該当数 今後、仕事につくことはないと思う 今後、仕事につくことはあると思う 今後仕事につくかなんともいえない
【総数】 (実数) 1,451 1,192 69 190
  (構成比)   82.2% 4.8% 13.1%
【性別】        
  男性 562 77.6 7.5 14.9
女性 889 85.0 3.0 11.9
【年齢】        
  60〜64歳 242 62.4 15.7 21.9
65〜69歳 363 76.6 6.1 17.4
70〜74歳 387 88.4 1.6 10.1
75〜79歳 279 91.8 1.1 7.2
80歳以上 180 91.7 - 8.3

(12) 配偶者の収入のある仕事の有無(Q9)
「配偶者は、現在、収入のある仕事をしているか、それは主にどのような仕事か」についてみると、「仕事はしていない」が46.3%と半数近くを占め、仕事をしている人では、「自営業[商工サービス業・自由業(家族従業者を含む)など]」7.5%、「臨時・パート」6.7%、「農林漁業(家族従業者を含む)」6.6%、「常勤の被雇用者」4.7%等の順となっている。
前回調査と比較すると、「仕事をしていない」が4.1ポイント増加し、「農林漁業(家族従業者を含む)」が3.5ポイント減少している。
性別にみると、「臨時・パート」(男性10.3%、女性3.4%)、「仕事はしていない」(男性57.6%、女性37.0%)は、男性の割合が高く、「配偶者はいない」(男性11.8%、女性39.1%)は、女性の割合が高くなっている。

図1-11 配偶者の収入のある仕事の有無(Q9)

図1-11 配偶者の収入のある仕事の有無(Q9)

表1-12 配偶者の収入のある仕事の有無(Q9)

  総数 農林漁業(家族従業者を含む) 自営業[商工サービス業・自由業(家族従業者を含む)など] 常勤の被雇用者 会社の嘱託や顧問等で常勤でない被雇用者 臨時パート 内職 その他 仕事はしていない 配偶者はいない
【総数】 (実数) 2,077 137 155 97 13 140 13 5 961 556
  (構成比)   6.6% 7.5% 4.7% 0.6% 6.7% 0.6% 0.2% 46.3% 26.8%
【性別】                    
  男性 936 6.2 7.4 4.6 0.2 10.3 1.3 0.2 57.6 11.8
女性 1,141 6.9 7.5 4.7 1.0 3.4 0.1 0.3 37.0 39.1
【年齢】                    
  60〜64歳 507 5.3 13.2 12.6 2.0 12.6 1.2 0.4 40.2 12.4
65〜69歳 535 8.6 6.7 4.7 0.6 10.1 0.7 0.4 45.6 22.6
70〜74歳 505 6.3 6.7 0.6 - 3.6 0.2 0.2 53.9 28.5
75〜79歳 330 7.6 3.3 1.5 - 1.2 0.6 - 48.8 37.0
80歳以上 200 3.5 3.5 - - - - - 40.0 53.0

(13) 就業による収入を得られなくなった場合の年金による生活費(Q10)
本人、または配偶者のいずれかが就業している人に、「将来、就業による収入が得られなくなった場合、毎月の生活費の支出を年金(公的年金、私的年金を含めたもの)でまかなえると思うか」について尋ねてみると、「十分まかなえると思う」が5.6%、「何とかまかなえると思う」が33.8%と、合計39.5%が『まかなえると思う』と答えている。一方、「多少足りないと思う」が24.2%、「かなり足りないと思う」が22.4%と、合計46.6%が『足りないと思う』と答えている。
また、「わからない」が13.9%となっている。
前回調査と比較すると、「わからない」が8.7ポイント増加し、『まかなえると思う』が3.5ポイント、『足りないと思う』が5.1ポイント減少している。

図1-12 年金による生活費(Q10)

図1-12 年金による生活費(Q10)
都市規模別にみると、『まかなえると思う』は中都市(43.5%)、小都市(42.8%)で割合が高く、『足りないと思う』は大都市と町村で高い割合となっている。
同居家族タイプ別にみると、「夫婦二人」、「同居(子が主たる生計)」で『まかなえると思う』の割合が高く、「同居(親が主たる生計)」で『足りないと思う』の割合が高くなっている。

表1-13 年金による生活費(Q10)

  該当数 まかなえると思う 足りないと思う わからない
(計) 十分まかなえると思う 何とかまかなえると思う (計) 多少足りないと思う かなり足りないと思う
【総数】 (実数) 854 337 48 289 398 207 191 119
  (構成比)   39.5% 5.6% 33.8% 46.6% 24.2% 22.4% 13.9%
【都市規模】                
  大都市 119 31.9 8.4 23.5 47.1 21.0 26.1 21.0
中都市 285 43.5 7.4 36.1 43.5 23.5 20.0 13.0
小都市 187 42.8 3.7 39.0 46.0 22.5 23.5 11.2
町村 263 36.1 3.8 32.3 50.2 27.8 22.4 13.7
【性別】                
  男性 469 41.2 6.8 34.3 45.6 24.1 21.5 13.2
女性 385 37.4 4.2 33.2 47.8 24.4 23.4 14.8
【年齢】                
  60〜64歳 344 34.9 5.2 29.7 52.6 27.9 24.7 12.5
65〜69歳 255 36.9 4.3 32.5 50.2 25.9 24.3 12.9
70〜74歳 154 47.4 7.1 40.3 37.7 16.9 20.8 14.9
75〜79歳 74 50.0 9.5 40.5 29.7 17.6 12.2 20.3
80歳以上 27 48.1 3.7 44.4 33.3 22.2 11.1 18.5
【同居家族タイプ】                
  単身 36 19.4 - 19.4 30.6 16.7 13.9 50.0
夫婦二人 336 44.9 7.4 37.5 44.3 23.8 20.5 10.7
同居(親が主たる生計) 287 33.8 4.2 29.6 53.5 27.5 25.8 12.9
同居(子が主たる生計) 92 43.5 6.5 37.0 38.0 16.3 21.7 18.5
同居(その他) 12 33.3 8.3 25.0 41.7 8.3 33.3 25.0
分けている 85 40.0 3.5 36.5 51.8 29.4 22.4 8.2
わからない 6 66.7 16.7 50.0 16.7 16.7 - 16.7
* 「同居」、「分けている」、「わからない」については、配偶者以外の同居人のいる世帯を、主な家計の支え手が誰であるかで分類した。
同居(親が主たる生計): 家計が一緒で、主に「あなた自身」、「配偶者」の収入で家計を支えている世帯
同居(子が主たる生計): 家計が一緒で、主に「独身の子ども」、「結婚している子ども(その配偶者を含む)」の収入で家計を支えている世帯
同居(その他): 家計が一緒で、上記以外の同居人の収入で家計を支えている世帯
分けている: 同居人との家計を分けている世帯

(14) 生活費不足分の対応方法(Q10-SQ)
Q10で毎月の生活費が年金で『足りないと思う』と答えた人に、「足りない分をどのように対応するか」について尋ねてみると、「生活費を節約して間に合わせる」が71.9%と最も多く、以下「貯蓄を取り崩してまかなう」58.5%、「子供と同居したり、子供に助けてもらう」44.2%、「財産収入(家賃収入、地代、配当金、利子など)でまかなう」7.5%、「自宅などの不動産を処分したり、担保にして借りたりしてまかなう」6.3%の順になっている。
前回調査と比較すると、「生活費を節約して間に合わせる」が17.1ポイント、「貯蓄を取り崩してまかなう」が14.6ポイント増加し、「子供と同居したり、子供に助けてもらう」が6.9ポイント減少している。

図1-13 生活費不足分の対応方法(Q10-SQ) (3つまでの複数回答)

図1-13 生活費不足分の対応方法(Q10-SQ)
都市規模別にみると、「生活費を節約して間に合わせる」は小都市(76.7%)、町村(75.8%)で割合が高くなっている。また、「子供と同居したり、子供に助けてもらう」は町村(55.3%)、小都市(47.7%)で割合が高くなっている。
年齢階級別にみると、「生活費を節約して間に合わせる」は60〜64歳で79.0%など、年齢が低くなるほど割合が高く、「子供と同居したり、子供に助けてもらう」は70〜74歳(58.6%)、75〜79歳(50.0%)で割合が高くなっている。
最長職別にみると、「生活費を節約して間に合わせる」は雇用者タイプ(76.3%)、「貯蓄を取り崩してまかなう」は自営業タイプ(64.2%)、「子供と同居したり、子供に助けてもらう」は農業タイプ(64.1%)で割合が高くなっている。

表1-14 生活費不足分の対応方法(Q10-SQ)(3つまでの複数回答)

  該当数 生活費を節約して間に合わせる 貯蓄を取り崩してまかなう 子供と同居したり、子供に助けてもらう 財産収入(家賃収入、地代、配当金、利子など)でまかなう 自宅などの不動産を処分したり、担保にして借りたりしてまかなう その他 わからない 回答計
【総数】 (実数) 398 286 233 176 30 25 3 8 761
  (構成比)   71.9% 58.5% 44.2 7.5% 6.3% 0.8% 2.0% 191.2%
【都市規模】                  
  大都市 56 66.1 62.5 35.7 7.1 1.8 - - 173.2
中都市 124 66.9 63.7 33.9 12.9 5.6 - 1.6 184.7
小都市 86 76.7 60.5 47.7 7.0 7.0 2.3 3.5 204.7
町村 132 75.8 50.8 55.3 3.0 8.3 0.8 2.3 196.2
【性別】                  
  男性 214 71.5 60.3 43.9 7.9 7.5 0.9 1.9 193.9
女性 184 72.3 56.5 44.6 7.1 4.9 0.5 2.2 188.0
【年齢】                  
  60〜64歳 181 79.0 59.7 39.2 7.2 6.6 1.1 2.2 195.0
65〜69歳 128 71.1 58.6 43.8 7.8 6.3 0.8 1.6 189.8
70〜74歳 58 63.8 60.3 58.6 3.4 6.9 - 1.7 194.8
75〜79歳 22 45.5 45.5 50.0 18.2 - - 4.5 163.6
80歳以上 9 55.6 55.6 44.4 11.1 11.1 - - 177.8
【最長職タイプ】                  
  農業タイプ 78 73.1 47.4 64.1 2.6 14.1 - 3.8 205.1
自営業タイプ 123 65.9 64.2 36.6 13.0 8.1 - 1.6 189.4
雇用者タイプ 190 76.3 60.0 40.5 6.3 2.1 1.6 1.6 188.4
その他 7 42.9 42.9 57.1 - - - - 142.9

(15) 生活費不足分の最も主要な対応方法(Q10-SQ)
Q10で毎月の生活費が年金で『足りないと思う』と答えた人に、「足りない分の最も主要な対応方法は何か」について尋ねてみると、「生活費を節約して間に合わせる」が35.4%と最も多く、以下「貯蓄を取り崩してまかなう」27.1%、「子供と同居したり、子供に助けてもらう」26.4%、「財産収入(家賃収入、地代、配当金、利子など)でまかなう」4.5%、「自宅など不動産を処分したり、担保にして借りたりしてまかなう」2.3%の順になっている。
前回調査と比較すると、前回調査で最も割合の高かった「子供と同居したり、子供に助けてもらう」が10.2ポイント減少して3番目の割合となり、代わって「生活費を節約して間に合わせる」が9.0ポイント、「貯蓄を取り崩してまかなう」が5.3ポイント増加し、1番目、2番目に高い割合となっている。

図1-14 生活費不足分の最も主要な対応方法(Q10-SQ)

図1-14 生活費不足分の最も主要な対応方法(Q10-SQ)
都市規模別にみると、「生活費を節約して間に合わせる」は町村(40.9%)、小都市(39.5%)で、「貯蓄を取り崩してまかなう」は中都市(40.3%)、大都市(39.3%)で割合が高くなっている。また、「子供と同居したり、子供に助けてもらう」は町村(33.3%)で割合が高くなっている。
年齢階級別にみると、60〜64歳で「生活費を節約して間に合わせる」(41.4%)の割合が高く、「子供と同居したり、子供に助けてもらう」は70歳以上で約4割となっている。
最長職別にみると、雇用者タイプで「生活費を節約して間に合わせる」(42.1%)、自営業タイプで「貯蓄を取り崩してまかなう」(33.3%)、農業タイプで「子供と同居したり、子供に助けてもらう」(44.9%)の割合が高くなっている。

表1-15 生活費不足分の最も主要な対応方法(Q10-SQ)

  該当数 生活費を節約して間に合わせる 貯蓄を取り崩してまかなう 子供と同居したり、子供に助けてもらう 財産収入(家賃収入、地代、配当金、利子など)でまかなう 自宅などの不動産を処分したり、担保にして借りたりしてまかなう その他 わからない 無回答
【総数】 (実数) 398 141 108 105 18 9 1 8 8
  (構成比)   35.4% 27.1% 26.4% 4.5% 2.3% 0.3% 2.0 2.0%
【都市規模】                  
  大都市 56 25.0 39.3 26.8 5.4 1.8 - - 1.8
中都市 124 31.5 40.3 18.5 5.6 2.4 - 1.6 -
小都市 86 39.5 18.6 26.7 4.7 3.5 1.2 3.5 2.3
町村 132 40.9 15.2 33.3 3.0 1.5 - 2.3 3.8
【性別】                  
  男性 214 33.2 27.1 27.1 5.1 2.3 0.5 1.9 2.8
女性 184 38.0 27.2 25.5 3.8 2.2 - 2.2 1.1
【年齢】                  
  60〜64歳 181 41.4 27.6 19.9 4.4 2.2 0.6 2.2 1.7
65〜69歳 128 35.9 27.3 26.6 3.9 2.3 - 1.6 2.3
70〜74歳 58 25.9 27.6 37.9 - 3.4 - 1.7 3.4
75〜79歳 22 13.6 22.7 40.9 18.2 - - 4.5 -
80歳以上 9 22.2 22.2 44.4 11.1 - - - -
【最長職タイプ】                  
  農業タイプ 78 26.9 16.7 44.9 1.3 5.1 - 3.8 1.3
自営業タイプ 123 30.1 33.3 22.0 8.9 3.3 - 1.6 0.8
雇用者タイプ 190 42.1 27.9 21.6 3.2 0.5 0.5 1.6 2.6
その他 7 42.9 14.3 28.6 - - - - 14.3


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