「現在、病気の治療のために病院や診療所にどの程度通院しているか」についてみると、「月に ２、３日程度」が28.4％と最も割合が高く、「月に１日」21.7％、「週に２、３日程度」10.2％、「週に１日」9.6％、「年に４、５日程度」 4.0％、「ほとんど毎日」が3.7％の順となっており、「通院していない」が21.7％を占めている。

前々回調査と比較すると、「月に１日」は5.7ポイント増加し、「通院していない」が3.8 ポイント減少している。

図６−１　通院の程度(Ｑ21)

性別にみると、「月に１日」(男性27.1％、女性20.0％)は男性の、「月に２、３日程 度」(男性23.1％、女性30.1％)は女性の割合が高くなっている。「通院していない」(男性26.7％、女性20.2％)は男性の割合が高くなって いる。

年齢別にみると、通院の程度が「月に２、３日程度」より高い項目は後期高齢者の割合が高く、 「月に１日」以下の項目は前期高齢者の割合が高くなっている。

健康状態別にみると、「ほとんど毎日」、「週に２、３日程度」、「週に１日」は健康状態が良 くないほど割合が高くなっている。一方、「通院していない」は健康状態が『良い』で34.6％、『良くない』で4.0％となっている。

「ふだんどのような通所・在宅福祉サービスを利用しているか」についてみると、「利用してい ない」が84.0％で、８割以上の人が通所・在宅福祉サービスを利用しておらず、具体的に挙げられた福祉サービスでは、「ホームヘルプサービス（訪問介 護）」が6.5％、次いで「配食サービス」が6.2％、「デイサービス（日帰りの通所介護）」5.9％、「ショートステイサービス（短期入所介護）」 0.5％の順となっている。

図６−２　通所・在宅福祉サービスの利用状況(Ｑ22)(複数回答)

年齢別にみると、いずれの通所・在宅福祉サービスも年齢が高いほど利用する割合が高くなって おり、80歳以上で「デイサービス（日帰りの通所介護）」(13.5％)、「ホームヘルプサービス（訪問介護）」(14.4％)、「配食サービス」 (14.0％)の割合が14％前後となっている。「利用していない」は年齢が低いほど割合は高く、65〜69歳(95.2％)では80歳以上 (65.4％)より29.8ポイント高くなっている。

都市規模別にみると、「デイサービス（日帰りの通所介護）」と「配食サービス」は都市規模が 小さいほど割合が高く、町村ではそれぞれ約１割の人が利用している。

健康状態別にみると、いずれの通所・在宅福祉サービスも『良い』より『良くない』で割合が高 くなっている。「デイサービス（日帰りの通所介護）」と「ホームヘルプサービス（訪問介護）」は良くないと答えた人の割合が高く、「デイサービス（日帰り の通所介護）」が16.7％、「ホームヘルプサービス（訪問介護）」が23.5％となっている。一方、「利用していない」は健康状態が良いほど割合が高 く、良くないと答えた人(62.7％)より良いと答えた人(93.7％)は31.0ポイント高くなっている。