「食事に関してどのようなことに気をつけているか」についてみると、「規則正しい食事をする」が54.6％と最も高く、以下、「塩辛いものを控える」49.8％、「食べ過ぎないようにする」49.7％、「栄養が偏らないようにする」41.6％、「手作りの料理を増やすようにしている」41.5％、「カロリーや脂肪分を控える」33.9％、「鮮度のよいものをとるようにしている」28.2％、「食品の安全性（無農薬、無添加、加熱等）」20.4％、「かたいものをとらないようにしている」14.9％の順になっている。また、「特に気をつけていることはない」は14.7％となっている。

前回調査と比較すると、「塩辛いものを控える」以外の全ての項目で割合が増加している。増加割合が11.3ポイントと最も高い「規則正しい食事をする」は、前回３番目の割合から１番高い割合となっている。以下、増加割合の高い順に、「手作りの料理を増やすようにしている」9.4ポイント、「食品の安全性（無農薬、無添加、加熱等）」5.7ポイント、「鮮度のよいものをとるようにしている」4.7ポイント、「カロリーや脂肪分を控える」4.1ポイント等となっている。

（*１） 「かたいものをとらないようにしている」は今回加えた項目である。

（*２） 「わからない」は今回削除した項目である。

性別にみると、「食べ過ぎないようにする」以外に具体的に気をつけているとしている全ての項目で女性の割合が高くなっている。

年齢階級別にみると、「かたいものをとらないようにしている」以外に具体的に気をつけているとしている全ての項目で前期高齢者の割合が高くなっている。

配偶者の有無別にみると、「かたいものをとらないようにしている」はほとんど差がみられないが、それ以外に具体的に気をつけているとしている全ての項目で、配偶者がいる人の割合が高くなっている。

都市規模別にみると、「規則正しい食事をする」、「栄養が偏らないようにする」、「カロリーや脂肪分を控える」は大都市で、「塩辛いものを控える」は町村で割合が高くなっている。また、「特に気をつけていることはない」は、都市規模が大きいほど割合が低く(大都市8.1％、町村18.5％)なっている。

世帯構成別にみると、「かたいものをとらないようにしている」以外に具体的に気をつけているとしている全ての項目で夫婦のみの世帯の割合が高くなっている。

現在の健康状態別にみると、「かたいものをとらないようにしている」以外に具体的に気をつけているとしている全ての項目で、健康状態か『良い』と答えた人の割合が高くなっている。

「普段どのような食事をとっているか。例えば、この一週間の昼食または夕食を例にして」についてみると、「自宅で調理した食事」が98.0％で最も高く、以下、割合が大きく下がり、「店で売っている調理済食品」17.2％、「外食」14.0％、「店で売っている弁当」5.8％、「出前による食事（店屋物）」2.1％、「デイサービス（日帰りの通所介護）などで出される食事」1.9％、「配食サービスによる食事」1.4％の順になっている。

前回調査と比較すると、「外食」の割合が5.7ポイント、「店で売っている調理済食品」が3.3ポイント増加している。

（*） 「デイサービス（日帰りの通所介護）などで出される食事」は今回加えた項目である。

年齢階級別にみると、「外食」は、年齢が低くなるほど割合が高くなり、65〜69歳では18.7％と2割近いが、80歳以上では9.4％と1割を下回っている。また、「デイサービス（日帰りの通所介護）などで出される食事」、「配食サービスによる食事」は年齢が高くなるほど割合が高くなっている。

都市規模別にみると、「店で売っている調理済食品」、「外食」、「店で売っている弁当」は大都市で割合が高くなっている。

世帯構成別にみると、単身世帯では「自宅で調理した食事」（93.6％）が他の世帯よりも低く、「店で売っている調理済食品」（24.3％）、「店で売っている弁当」（11.6％）、「配食サービスによる食事」（4.4％）の割合が高くなっている。