「現在、病院などで医療費を支払う場合、70歳未満は医療費の3割、70歳以上は医療費の1割（一定以上の所得がある場合は2割）を自分で負担することになるが、このように、一定の年齢から自己負担が軽くなる仕組みについて、今後どうすべきか」についてみると、「一定の年齢から負担を軽くする現在の仕組みを維持すべき」が76.8％と7割超え、「年齢を問わず、負担は同じにすべき」は11.5％と１割強となっている。

年齢別にみると、「一定の年齢から負担を軽くする現在の仕組みを維持すべき」は、20代(70.3％)、30代(71.5％）の割合が低くなっている。

Ｑ18で「一定の年齢から負担を軽くする現在の仕組みを維持すべき」と答えた人に「負担を軽くする年齢は、今後どうすべきか」について尋ねると、「70歳が適切」が62.8％と６割を超え、「70歳より引き下げるべき」が32.3％、「70歳より引き上げるべき」は3.9％となっている。

性別にみると、「70歳が適切」(男性60.5％、女性65.0％）は女性の、「70歳より引き下げるべき」（男性34.4％、女性30.3％）は男性の割合が高くなっている。

年齢別にみると、「70歳が適切」は、65〜74歳（77.2％）、75歳以上（73.3％）で割合が高くなっている。

Ｑ18で「一定の年齢から負担を軽くする現在の仕組みを維持すべき」と答えた人に「負担割合の格差については、今後どうすべきか」について尋ねると、「現状のままでよい」が54.2％と過半数を超え、「現状より差を小さくすべき」17.9％、「現状より差を大きくすべき」が4.1％となっている。また、「わからない」は11.7％となっている。

年齢別にみると、「現状のままでよい」は、65〜74歳(64.0％)、75歳以上(61.9％）で割合が高くなっている。