開会挨拶「高齢社会フォーラム・イン津」葛西 津副市長
葛西 豊一
津 副市長
皆様、おはようございます。津市の副市長の葛西でございます。 本来であれば、先ほど司会者の方から御案内がございましたように、前葉市長が御挨拶申し上げるべきところでございますけれども、あいにく都合が入りまして出席できないということで、私がかわって御挨拶申し上げますことをお許しいただきたいと思います。
さて、本日は平成27年度の「高齢社会フォーラムin津」ということで、津市での開催をさせていただいております。本当にたくさんの方が出席いただきまして、誠にありがとうございます。そして、今日は表章ということでおめでとうございます。
日ごろにありましては、心豊かで活力あふれるというか、活力ある高齢社会を構築すべく、皆さん方それぞれの立場でいろいろと御尽力いただきまして、そして年2回ですか。今日はそのうちの1回ということで、情報交流でありますとか、討議、議論、いろいろ高齢社会に向けての活発な意見交換ということで、まずは敬意を表したいと思います。
そして、さらには年代を問わずといいますか、エイジレス・ライフというんですけれども、エイジレス・ライフの実践で取り組んでみえます方、そして高齢社会の参画の活動へも取り組んでみえる方、本当に日ごろはありがとうございます。今日はある発表、表章ということで、皆さん方に御案内していただくということで、重ねて敬意を表する次第でございます。
さて、先ほども御案内がございましたけれども、時は高齢社会といいますか、WHOなり国連の基準から、世界基準から言いますと超高齢社会というところでございまして、日本基準ですと高齢社会というんですけれども、世界基準ですと超高齢社会ということで、世界の高齢化率が7%を超えますと高齢化社会、そして14%を超えますと高齢社会、それから21%を超えますと超高齢社会といわれています。
そういう中で、先ほども御案内がございましたけれども、全国の高齢化率と申しますと26%、そして当地津市にありましてはそれを上回る27%台で、年々1%ずつアップしているという状況でございます。そういう中で、いかにこの時代を乗り切っていくかということでございますが、御案内のとおり平均寿命ということで申しますと世界1位タイということになってございます。
男性にありましては79歳、去年のデータですけど79歳、そして女性にありましては86歳ということで、平均寿命としてはすごく医療も発達しまして延びておるんですけれども、健康寿命といいますか、医療施設で、あるいは福祉施設でお世話になることなく健康で過ごせる寿命としましては、男性79歳に対しまして70歳ということで、9年間の幅があります。そして、女性に至りましては86歳が平均寿命のところ73歳ということで、健康寿命と13歳の差がございます。
これをいかに縮めるかというところでございますけれども、昨今新聞なんかでちょこちょこ拝見させていただきますと、健康のためにスポーツジムへ通ってみえる方の年代というのは70代がすごく一番多い世代ということで発表になってございましたけれども、そういう意味では、男性70歳、女性73歳ということを思いますと、さらに健康寿命という部分では延びるのかなということで期待するところでございますけれども、しかしながら、ここで意識して自覚して健康寿命を延ばすというのは、努力もさることながらなかなか難しい部分がございます。
したがいまして、こういった取組でありますとか国・県・市での行政の展開、そして各種各団体、そして地域の皆さんともに連携協働して健康寿命を延ばすべく、本当に世界に名だたる長寿国として名をはせたいという気がいたします。引き続き今後とも連携協働のもとでよろしくお願いいたしたいと思います。
最後となりましたけれども、今日のフォーラムの開催に当たりまして、本当に関係の皆様の御尽力には敬意を表しますとともに、こうしたフォーラムがさらに発展いたしまして、そして基本でございますけれども、皆さんが御健康で幸多きことをお祈りいたしまして、甚だ簡単でございますが、私の挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
ありがとうございます。