表章式「高齢社会フォーラム・イン八戸」
「エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例」
それでは、これよりエイジレス・ライフ実践事例および社会参加活動事例に関する表章式へと移らせていただきます。内閣府では、高齢期における生き方の参考となることを目的として、年齢にとらわれず自由でいきいきとした生活を送っているかたがたを対象に、エイジレス・ライフ実践事例、そして、主体的に社会との関わりを持ち、積極的な社会参加活動を行っている団体を社会参加活動事例として、年に1回、都道府県などの推薦により内閣府特命担当大臣表章を行っております。それではまず、エイジレス・ライフ実践事例のご紹介VTRをご覧ください。
エイジレス章
□石津 正廣 様 八戸市
八戸市が誇る観光資源「種差海岸」のボランティアガイドとして活動し、学校遠足や校外学習でのガイドの他、観光客へのガイドを行っており、自然の良さ、大切さを楽しく語るガイ ドには定評があり、八戸市を訪れるリピーターを増やしている。種差海岸の外来生物の駆除活動も行っており、現在ではほとんど見られなくなっていることから、種差海岸の自然保護の輪が広がるきっかけとして大きな役割を果たしている。
□岩﨑 光宏 様 八戸市
体育教師、校長と長い教員生活の経験を活かし、退職後、 そば打ちや南部せんべい焼きなどの体験ができる体験交流 施設「山の楽校」の校長を13年務めた。現在は「山の楽校」 の相談役を務め、ノウハウを伝えたり、PR活動をしたりと活発に活動を行っている。その他にも、中学校の立志式等で講演をすることもあり、若い世代に対して自分の生き方などを伝えたり、行政相談委員を務めるなど、地域社会のリーダー的役割を果たしている。
□加川 恵美子 様 青森市
15年前からデイサービス利用者の介助や福祉施設での手伝い、障害者スポーツ大会での選手の誘導、毎年８月に開催される青森ねぶた祭りの前にねぶた衣装の「着付け教室」など様々なボランティア活動に取り組む。地元町内会が合同で開く「敬老会」に町内会の女性部のみなさんと一緒になって｢腹おどり｣など出し物（演芸）を工夫して披露。敬老会の参加者のみなさんに大変喜ばれている。
□柴田 百代 様 青森市
「地域に貢献できることがしたい」と自ら活動の場を探し児童館で茶道教室を始める。平成12年から18年間、ボランティアで教室を続けており、今まで教えた子供達は1500人を超える。周辺地域の人達から「茶道を始めてから、子供達から挨拶し声をかけてくれるようになった」と世代を超えたふれあいのきっかけ作りにもなっており大変喜ばれている。茶道を通じて相手を思いやる気持ちや礼儀作法、日本文化の伝承・普及に尽力している。
社会参加章
□島守田園空間博物館運営協議会 髙橋 夏男 様
農林水産省による田園空間整備事業により、地元住民の有志により結成された。各季節で行事を催しており、産地直送の野菜などを販売する春祭り、夏には蛍の鑑賞会、秋には南郷地区で生産が盛んなそばを提供する新そば祭り、冬になると、郷土芸能であるえんぶりを披露している。古くからある地域資源や伝統文化を活用したものであり、集落の過疎化が進む中でも積極的に地域おこしをしたいというのがねらいである。
□新田城まつり運営委員会 髙橋 芳久 様
大館地域の歴史と文化を後世に伝える「新田城まつり」の企画運営を通じて、ふるさとづくり及びまちづくりに取り組んでいる。個々人が自らの得意分野の委員会に所属し、自分の裁量（時期、時間、仕事内容）で運営に参加する中で、まつりを作り上げている充実感や地域社会との一体感を味わっている。小中学生も授業の一環として参加しており、ふるさとに対する若い世代の理解や愛着が深まり、世代間交流が盛んになっている。
□八戸婦人ボランティア「いちいの会」 宮古 雅 様
八戸市が行った「家庭看護教室」の教室修了者により結成された組織であり、ボランティア活動を通じて、お互いに助け合い、健康で住みよい地域づくりに役立つことを目的としており、活動内容は介護施設や介護予防教室等でのボランティア活動、健康に関するイベントへの参加など多岐に渡る。長きに渡る活動から得た知識や経験はとても大きなものであるが、今なお定期的に研修を行い常に新しいことを勉強する心を忘れず活動している。
□細野相沢冬物語実行委員会 雪田 秀樹 様
地域の有志で結成された実行委員会で、毎年2月の厳寒期にイベントを開催している。平成30年2月の開催で15回目を迎え、なつかしい手作りの料理・ろうそくを使った雪灯篭や打上げ花火も好評で約300人の来場者があり、限界集落のにぎわい作りに効果をあげている。
