平成21年度エイジレス・ライフ実践者

北海道・東北 | 関東・甲信越 | 東海・北陸 | 近畿 | 中国・四国 | 九州 | 関連団体

○北海道・東北ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
北海道
(稚内市)
つかはら まさよし
塚原 將良
85  「健康で安心・安全な日々の生活ができるよう」をモットーに、老人クラブ等の活動を活発的に行っている。また、平成8年には宮崎県日向市で踊られている“ひょっとこ踊り”に着目し、稚内市の郷土芸能の一つとして、笑いのある踊りを普及し、市内を始め、道内市町村の老人福祉施設、病院への慰問、学校、老人クラブ等のイベントに参加している。「笑いは健康の素」という信条のもと、社会参加活動の推進に尽力されている。
青森県
(中津軽郡)
すずき きよ
鈴木 喜代
73  毎週1回、平均年齢70歳を超える100人近い会員が新しいダンスに挑戦しながらダンスサークル活動をし、また地元や各地のイベントへの参加、福祉施設の訪問等を継続して行っている。鈴木さんの創作・指導したダンスで会員は生きがいを持って活動しながら「元気で長生き」を実践し、それを見た人々はパワーをもらって喜ぶという、最高の循環で活動が進んでいる。
岩手県
(久慈市)
ひいし きょうこ
火石 京子
75   婦人会長を務める傍ら、自宅を開放してふれあいサロンを毎月1回開催し、地域住民の憩いの場として、子供からお年寄りまで集まる談笑の場となっている。高齢者の引きこもり防止とともに、高齢者の生きがいの一役とした活動を実践し、地域コミュニティ構築の場としての地域への功績は大きい。
  また、ふれあいサロンではおしゃべりやカラオケ、手芸、会食などを通し、交流する場を提供している。
秋田県
(由利本荘市)
しょうじ きょうこ
東海林 京子
71  退職後、国が開催した子育てサポーター養成講座を受講し、受講者を中心に子育てサポートグループ「まんま」を発足させ、子育てに悩む母親達のサポートを続けてきている。
 また、子育てサポート活動と並行して、市婦人会事務局として女性の社会活動の促進にも貢献し、また、市生涯学習奨励員や市社会教育委員、教育分野における各種ボランティアとしても貢献しており、積極的な活動を行っている。
福島県
(二本松市)
さいとう ひろし
斎藤 弘
83  昭和56年に会社を退職後、第二の人生として二本松菊栄会に就職、今年で第55回を数える「二本松の菊人形」の菊栽培責任者として、25年の長きにわたり「千輪咲」や世界初の「三色千輪咲」など菊栽培の技術向上に尽力してきた。 その経験を生かし、市が6年前に「菊のまち二本松」の後継者育成のため開催した「菊づくり教室」の講師として携わったことをきっかけに、市内外の菊愛好者の育成指導、菊文化の継承に情熱をもって取り組んでいる。
福島県
(白河市)
よしだ うた
吉田 歌
85  高齢者の生きがいと健康づくりを目的とした「県南サザンクロスクラブ」運営委員長、「楽しい歌声クラブ」の指導、子育て支援「千草会」協議員と三つの団体の要として、各種のイベントや合唱演奏会など企画から実施まで第一線で活躍している。企画するイベントは、世代間交流の中で、高齢者には生きがいを、子供たちには遊びから礼儀作法や人間形成が自然に育まれるよう工夫するなど地域社会に貢献している。
福島県
(双葉郡)
なかの なおと
中野 直人
90  平成3年6月に、川内村と縁のある詩人 草野心平 の足跡を継承するため「うまわる文学賞」(「うまわる」とは、生まれ育つの意味)の創設に尽力し、川内村内児童生徒の文芸活動の充実と活性化を図った。以来、村内子どもたちからの文芸応募作品は200点以上になり、その選考委員長を務める傍ら趣味で始めた俳句・短歌の指導にあたるなど、村の文芸活動に寄与するとともに、90歳を迎えた現在でも生き生きとした人生を送っている。
郡山市 うじいえ くにお
うじいえ くにお
78  県職員として長年農業改良普及事業に携わり、定年退職後、保護司として保護観察対象者の更生支援活動の傍ら、職務上身に付けた花・野菜・果物など園芸に関する専門的な知識を地域に還元するため、農協や中学校などで園芸講座の講師、地元外においても、市内各公民館での講師や、執筆活動による園芸の普及など精力的に活動を行い、地域の明るいまちづくりに寄与している。
○関東・甲信越ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
栃木県
(大田原市)
ふくだ しげこ
福田 重子
70  50歳から健康増進の目的で水泳を始め、平成10年に「泳力検定」一級に合格し、その翌年に日本水泳連盟公認の水泳指導者の資格を取得した。その後、70歳となった現在も、現役水泳指導員として、週に3回、市営プールで生徒の指導を行っているほか、平成18年には「日本障害者スポーツ指導員」の資格を取得し、障害者を対象とした教室にも参加している。
東京都
(杉並区)
そのべ ともあき
薗部 知昭
78  定年退職後、ボランティアを行いながら、各種の役職について顕著な活動を続けている。  NPO法人2団体を立ち上げ、杉並区立ゆうゆう西荻北館のリーダーとして生涯学習教室・協働事業の企画・運営を行っている。その他「すぎなみ公園育て組」のボランティア活動の推進も行っている。
 また、北区の重度知的障害者通所施設での日常ボランティア、杉並区の障害児の学童クラブへの送迎、全身麻痺の男性の夕食介護などを継続して10年以上精力的に活動している。
長野県
(飯田市)
もりた かずいち
森田 和市
70  仕事の傍ら桜の保存と普及に取り組み、特に樹齢200年超の古木95本を守る活動は40年を超えた。
 これまでに3つの桜の新種を発見し、平成16年には、全国8人目の「桜の名所づくりアドバイザー」となる。
 現在、年間4~5回の県内外での指導、接木による苗木育成、桜守育成、桜よもやま話等の講話、植栽指導、桜古木樹勢保全管理、古木案内を行い、自ら育てた桜の苗木をこれまでに1,300本無料頒布する等の活動を続けている。
さいたま市 わたなべ まさし
渡邉 雅之
67  国際観光振興会に加盟したのを活動契機として、東京オリンピックの時には夜間高校に通いながら、昼間は外国人に道案内をするボランティアを行っていた。高校卒業後には外国で日本語を教えている方々と日本語国際センターで交流を続けていた。その後、体力の衰え等を理由に継続的な活動ができなくなったが、近年の多国籍化により、英語以外の語学も自ら習得している。現在でも不定期ではあるが語学ボランティアの活動に励んでいる。
○東海・北陸ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
富山県
(富山市)
さとう すすむ
佐藤 進
73  定年退職後、老人大学を受講した縁で、平成8年から生きがいづくり推進コーディネーターとして地域住民の生きがいづくりに貢献。平成13年に近所の中学生に富山大空襲の話をしたことがきっかけで学校から出前授業を依頼され、富山県の「小・中学校への語り部派遣事業」に講師としても登録。防空頭巾や焼夷弾の破片を見せながら平和の尊さを訴えている。シニアタレント・語り部連絡会に所属し、仲間とともに研鑽に努めている。
富山県
(下新川郡)
わきさか ただ
脇坂  終
101  約3年前より、パステルクレヨンを使った絵を独学で始める。1ヶ月に2~3枚のペースで絵を仕上げており、これまでに制作した作品は60点余にのぼる。昨年10月に開催された「第7回富山ねんりん美術展」では最高齢者賞のねんりん賞を受賞し、また、本年1~2月には地元のまちなか交流施設において個展を開催。「健康なうちは絵を描き続けたい」との衰えることのない創作意欲は、多くの人々に感動を与えている。
石川県
(白山市)
まつしま そとえ
松嶋 外枝
83  明治中期より地元の美川地域が育ててきた伝統文化である「美川刺繍」を後世に伝承すべく、県民大学「美川刺繍教室」の代表として、また地元中学校の家庭教科の講師として指導しているほか、生徒の作品を展示・発表する場を設けることで、「美川刺繍」を広く知ってもらうことに努めており、地元の若年世代への「美川刺繍」の理解・浸透に繋がっている。
石川県
(白山市)
よしむら れいこ
吉村 禮子
80  定年後、多くの方に木目込人形を知ってもらうため、地元の文化会館で木目込人形教室を開き、物づくりの喜びを与えるために指導を続けている。作品を出品する場を設けることで生徒の励みに繋がり、教室には長く続いている生徒が多く、まさに生涯学習を実現している。このように地域の人の生涯活動のために、長年活動し、80歳を過ぎた今でも元気に教室を続けている姿は、次の年代の目標になっている。 
愛知県
(大府市)
はっとり かげあき
服部 景明
74  「地域の子どもは地域で育てよう」をモットーに、自身の時間を最大限に活用し、地域のリーダーとして、また、老人クラブの役員としてふれあいの場づくりや特に子どもと高齢者の世代間交流活動に力を入れている。昔のおもちゃづくりや遊びを通して積極的に子どもの地域参加を図っている。また、地域住民のリーダーとして関係団体、機関との調整を行い、地域全体で活動を展開している。
○近畿ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
兵庫県
(篠山市)
いじり ふじえ
井尻 藤江
92  地域の高齢者大学を修了し、昭和58年に兵庫県高齢者放送大学に入学する。毎週土曜日午前6:30から30分のラジオ講座を聴き、年間17回の課題番組について、感想文を提出している。また、スクーリングや、春のつどい、研修旅行にも積極的に参加し、学友との友好を深めている。今後も兵庫県高齢者放送大学に在籍し、感想文を書くことを楽しみ、感謝の気持ちを持って学習を継続していく予定である。平成20年に「25年在籍表彰」を受賞。
兵庫県
(加古川市)
やまうち かなお
山内 叶
82  今春まで76~82歳までの6年間、兵庫県いなみ野学園大学講座と地域活動指導者養成講座にて自分より10歳以上若い高齢者と共に積極的に学んだ。卒園時には、学んだことを生かそうと笑福一座を立ち上げ、現在も施設慰問に励み、大変喜ばれている。自分のためにもグランドゴルフサークルに所属し元気に活動している。また、太平洋戦争陸軍航空隊攻撃隊の生き残りの衿持として戦争の語り部をしている。
奈良県
(北葛城郡)
ひろかみ まさみち
廣神  眞道
71  65歳以上のシニア教室で年間180回の教室の企画・運営を行っている。これらの教室内で参加者30名のパソコン教室のリーダーとして全くの初心者を1年間で文書作成やメール交信まで出来るように指導している。また参加者50名の未病クラブでは「自分の健康管理は自分で行う」を目標に身体の仕組、病気の仕組の勉強会のリーダーとして互いに経験を話し合い、その知識を高めて効果を上げている。
京都市 いしはら しんじゅん
石原 眞純
77  定年退職時の離任式で,10年以内にフルマラソンの年代別3位に入ることを全校生徒に公言し,その後毎日3時間の走りこみや筋トレ・ヨガの実践により身体能力の維持強化を図った結果,各地のマラソン大会で年代別1位に入ったのを始め,昨年は「ベルリンマラソン」で年代別3位に入った。最近では,教え子,町内の人達等にもジョギングの効用を説きながら,3年後の80歳に「ロンドンマラソン」で年代別入賞を目標に走り続けている。
○中国・四国ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
鳥取県
(岩美郡)
やまうち としかず
山内 壽一
84  退職を機に、昭和61年から鳥取マスターズ陸上に参加、以来全国レベルの大会等で優秀な成績を収めており、全国マスターズ陸上には、平成元年から20回連続出場を達成している。現在は、全国マスターズ陸上への25回連続出場や85~89歳クラスでの日本記録達成を目標にして、農作業後に、柔軟体操、手足の屈伸、ジョギングを行い、元気に体力づくりに励んでいる。
鳥取県
(八頭郡)
てらさか よねいち
寺坂 米市
90  民生委員、地区老人クラブ会長、地区区会議員、地区消防団役員など、様々な要職を歴任し、長年地域住民へ貢献している。各要職退任後も、90歳の現在に至るまで、老人クラブ、地区活動、寺社清掃活動に率先して参加、地域の小学生と昔あそびを一緒に行うなど異世代間交流にも励んでいる。
 家庭では、孫、曾孫など大勢の家族に囲まれて、良きおじいちゃんとして慕われており、今なお家族の中心的存在となっている。
鳥取県
(東伯郡)
ながよ みちあき
永代 道明
83  昭和44年から30年以上にわたり、文化財保護委員を務められた。町内の芸術的価値の高い貴重な文化財、美術品などを広く紹介するとともに、講演活動などを積極的に実施している。
 また、子どもたちにも総合教育などで、遺跡の現地説明、紙芝居や読み聞かせで、民話や郷土史を分かりやすく伝える工夫をし、子どもたちからも慕われるなど、多世代交流も盛んに行っている。
島根県
(益田市)
まつもと すみえ
松本 スミエ
78  平成6年より高齢者の閉じこもり防止や運動不足解消への取組を始め、平成8年に高齢者の健康と居場所づくりを目的とした「よりあいの家」や「気晴らしの家」を自主的に立ち上げられた。現在、市内各地に10箇所に拡がっているが、その全ての立ち上げに協力されている。高齢者同士の交流のみならず子供達や障害者の方との交流にも取り組んでおられ、近くの小学校の学童保育に携わるなど、自主的な活動を継続されている。
山口県
(下関市)
むらた てるお
村田 照夫
88  退職後、入会した老人クラブで、高齢者と触れあう機会の少ない小学生との交流の場を作ることが必要と考え、仲間とともに竹とんぼや独楽回し、お手玉などの昔の遊びを教える活動を続けている。町内行事にも積極的に参加され、「子ども見守り隊」の活動にも参加されるなど、地域での活動を実践し続けている。
山口県
(山口市)
しらみず きみこ
白水 君子
76  民生委員として月2回の独居高齢者の見守りを行う中、家の窓硝子の取替を始めたことがきっかけで、平成元年「硝友会」を結成しグループ活動を開始。独居高齢者宅の障子や襖の張替にも取組み、地元から畑の提供を受け野菜等を作り地元の小学校に提供する等の活動も行っている。
 平成8年からは会長、平成12年より平成19年まで小郡ボランティア協議会会長を務め、現在でも地域ボランティア活動の先頭に立って取り組んでいる。
山口県
(萩市)
にしおか よしのり
西岡 好徳
72  定年退職後、Iターンした新天地で、地域に早くとけ込むために何かできないかと考え、知人の誘いもあってボランティア活動をはじめる。現在では、国際交流イベントなどでの語学ボランティア活動や、地元の小学校での竹細工の指導、社交ダンスサークルの会長も務めるなど、沢山の人との出会いを楽しみながら、多くの活動を続けている。
山口県
(宇部市)
みふじ のぼる
三藤 昇
74  退職後の平成元年から、宇部市のシニアグループ「生涯現役銭太鼓愛好会」の裏方を一手に引き受け、現在も年間60回ほどある会の活動(各種芸能祭、病院・施設の訪問)を支えている。
 その仕事は、会場の下見から演目の選定、出演者の手配、足腰の不自由なメンバーの送迎、記録ビデオの撮影など、非常に幅広く、会のメンバーの信頼は絶大である。
山口県
(光市)
おおたに ひろし
大谷 博
80  平成7年に、県内初の還暦軟式野球チーム「山口アインツ」を結成。以後野球を通じた生涯スポーツの振興に力を注ぐ。翌8年には山口県連盟を設立し会長となり、第1回環瀬戸内海還暦野球大会を開催。大会は現在も続いている。
 全国大会も本県で誘致、韓国や中国に遠征親善大会を開催するなど、山口県還暦野球界のパイオニアといえる存在である。 
徳島県
(徳島市)
にしかわ のりこ
西川 哲子
80  57歳に運動不足解消のため水泳を始め数々の大会に参加しところ、優秀な成績を収め、平成20年に開催された全国マスターズスイミングフェスティバルにおいては200m自由形で日本新記録を樹立した。
 また、民踊の指導者としても素晴らしく、解散寸前にまで追い込まれた教室を、指導者として復帰すると、半年も経たない内に生徒数が約100名となるなど、民踊教室の指導者としても欠かせない存在である。
愛媛県
(今治市)
ほんぐ もりいち
本宮 森一
87  長年の教員生活により培った知識・経験や人間関係をいかしたい、地域に少しでも貢献できればとの思いから、民生・児童委員を始め、自治会長などを歴任した。
 さらに、研究熱心なことから今治市菊花愛好会長や今治市史談会会長を務め、菊花については自ら大菊や懸崖を毎年200鉢育てるとともに、草花栽培の講師としても活躍している。
 また、老人クラブの会長として奉仕・友愛・健康を柱に、積極的に活動し地域のリーダー的役割を発揮し、生き生きと生活を送っている。
○九州ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
長崎県
(西海市)
もりき ひとみ
森木 瞳
70  17歳のときに始めた竹細工を現在まで継続。昭和58年からは、教育委員会主催の竹細工教室の講師として活躍し、現在まで約500人の方に教えてきた。学校や、老人会等に呼ばれて指導することもあり、技術だけでなく、製作することの喜びなども伝え、積極的に活動している。
 また、県展等に数多くの作品を出品し、竹工芸長崎県美術協会正会員となるなどの実績を持つ。
宮崎県
(都城市)
たけはら ゆきこ
竹原 由紀子
73  退職後に語り部としての活動を始め、今では保育所や学校、施設など様々な所で年間70回以上口演している。数多くのテレビ番組や地元ラジオにも出演されており、語りだけでなく書くことにおいても数多くの受賞をされている。古い文化を大事にし、さまざまな人の生き方を拾っていきたいという気持ちから宮崎県や都城市に埋もれている歴史上の人物を聞き取り調査して「山姥が語るむかしばなし」を出版するなど幅広く活動している。
宮崎県
(北諸県郡)
ふじさわ ひさこ
藤澤  ヒサ子
90  50歳の時、色んな事に挑戦したいと書道を習い始めた。62歳で師範となり書道教室を開設した。90歳の今も週4日の書道教室を開き、小学2年生から74歳までの生徒が33名通ってくる。看板は掲げてないが、口伝いで生徒が訪れ、元気な限り続けていきたいと笑顔で話される。生涯学習と86歳からピアノを習い、発表会にも出場する。体操を習い、週3回グランドゴルフに通い、古典の臨書を学んでいる姿は地域の高齢者の模範となっている。
宮崎県
(児湯郡)
くろき としゆき
黒木 敏幸
79  妻が糖尿病の合併症で目が不自由になったのをきっかけに、自宅の庭に芝桜を植え始め、毎年株を増やした結果現在では約600坪の庭一面が春にはピンクの芝桜で覆われるようになった。
 庭は無料で解放され、開花最盛期には県内外から約2万人もの見物客が訪れ、春の観光名所として重要なポイントとなっている。
 人が花を見て喜んでくれるのを生きがいとし、土運びや草むしり、肥料や水やり等の管理を1人で行っている。
沖縄県
(島尻郡)
むらた ようじ
村田 用二
80  闘病中の妻の介護を通じて、「笑いは万病の薬」との確信を抱き、沖縄方言による漫談に取り組む。平成15年に県内お笑い芸人の選手権大会に出場し、奨励賞を受賞。以後、各種団体、学校等で漫談講演活動を行い好評を博す。現在も妻の介護をしながらネタづくりに励んでいる。
北九州市 たかた よしのぶ
高田 芳信
79  認知症であった妻(故人)の介護中、施設の家族交流会に参加したのを契機に介護者のための会報を発行。さらに、介護者家族同士の交流や介護相談会を行う「老いを支える北九州家族の会」や、認知症の方と介護者家族の支援組織「認知症草の根ネットワーク」を設立した。また。認知症サポーター養成講座の講師としても活動し、行政とともに認知症サポーター1万人の目標を達成するなど、認知症の理解を深めるための活動を行っている。
福岡市 さかせがわ ひろし
酒瀬川 弘志
87  長年ペタンク競技を行ない、審判員資格等を取得するとともに、福岡市ペタンク協会の役員として活躍している。
 ペタンクに対する情熱はすばらしく、博多区老人クラブでの普及に努力している。
 平成17年のねんりんピック福岡大会を機に博多区高齢者ペタンク大会を開催し、翌年には博多区高齢者ペタンク好友会が設立されその会長を務めるなどペタンク競技の普及に努めている。
長崎市 うえき ちえこ
植木 チヱ子
87  子どものころ、大正琴を演奏していたことがきっかけとなり、月に3回、大正琴学習教室を開催している。
 過去の大正琴曲のジャンルにとらわれることなく、オーケストラ曲や歌謡曲等の新曲を学習に取り入れ、大正琴の裾野拡大を図っており、公民館講座のコンサート等で演奏している。
 「皆さんと仲良く!」をモットーとし、抜群の指導力で大正琴学習教室の指導にあたっており、ふれあいの輪が広がっている。
○関連団体
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
(財)あしたの日本を創る協会
(岩手県・奥州市)
ちば まさみ
千葉 正巳
85  悲惨な戦争や酷寒のシベリア抑留体験を、全国紙・地元紙や県老人クラブ発行誌「孫たちへの手紙」に投稿すると共に、研修会や小学校の課外授業で語り継ぎ、とりわけ子どもたちに平和の大切さを訴え続けている。また高齢者大学を受講後に「悠久OB会」を結成し、青少年の見守り活動にも取り組む。自らと地域の高齢者の健康・仲間づくりを図り、週3回のグランドゴルフに励むほか、月3回の詩吟同好会にも参加し全国大会にも出場。
(財)あしたの日本を創る協会
(栃木県・小山市)
いがらし  しつえ
五十嵐 シツエ
82  昭和43年の小山市生活学校の開設以来、会の先頭に立って運営に尽力し、食の安全性や環境問題など、くらしの問題を解決していくために活動を続けてきた。
 また、平成18年のNPO法人「そよかぜ」の立ち上げにも携わり、地域活動に取り組んできた自らの経験を活かして、障害者の就労と生活の支援にも取り組むなど、活動の場を広げながら、地域のコミュニケーションの発展にも努めている。
(財)あしたの日本を創る協会
(横浜市)
すずき やえこ
鈴木 八重子
78  2006年2月多目的福祉施設「NPO法人ふるさとホーム瀬谷」を開設し、理事長としてグループホーム2ユニット(18人)をはじめ、居宅介護支援、訪問介護サービス、デイサービスなどを行うほか、近くの農地を借り、高齢者と子どもたちのふれあい農園活動も行う。また、We Love The Worldの会長として国際交流、国際支援活動を進める。
(財)あしたの日本を創る協会
(石川県・石川郡)
しんむら さつき
進村 五月
71  かつて混合回収だった町内のごみを、缶・びん回収の実践活動や行政との対話集会を行い、平成3年に分別回収を実現。その後現在に至るまで、生ごみリサイクルシステムの確立を目指して、生ごみを堆肥に使用する野菜づくりを実践。自らの土地を実習田に提供し、農業試験所による土壌検査で効果を実証するなど、効果的なごみ減量法として町民に広く浸透。またスーパーと協力したレジ袋削減運動や、伝承遊びの普及にも努めている。
(財)日本レクリエーション協会
(埼玉県・川越市)
しみず よしたか
清水 良隆
79  埼玉県レクリエーション協会では指導者養成を支援、地元川越ではボランティア活動に参加、小学生から高齢者までオリエンテーリングやレクリエーション等を指導するなど、健康づくりのお手伝いを行っている。またオリエンテーリング愛好者として海外大会への参加も毎年かかさず行い、同行する仲間も増やしている。子どもから高齢者まで楽しく健康でいられる支援を続けていきたい。
(財)日本郵政退職者連盟
(札幌市)
なかた ためきち
中田  為吉
82  退職後、町内会長をしていた時、寝たきり老人防止の話に触発され、平成3年老人クラブの仲間と高齢者を対象とした社交ダンスサークルを結成し、会長を引き受ける。20名から発足し、現在会員46名で3分の1が70代後半と80代。
 その他、老人クラブ会員による社会奉仕活動として、(1)スクールガードの実施(児童の登下校時の巡回)、(2)子育て支援活動(「子育てサロン」に会員が交代で参加)(3)ハーモニカ訪問演奏などを実施している。
(財)日本郵政退職者連盟
(大阪市)
みやがわ けいぞう
宮川 圭三
82  退職後、大阪観光協会ボランティアガイドに登録し、大阪城に常駐するガイドの一員となって観光客のガイドを務めている。この間、高齢者大学での勉強や意欲的な情報収集と研鑽の結果、市教育委員会から「高齢者リーダー」として認定され、大阪城以外の歴史散策の案内も務めている。  その他、地域の老人会の会長として、また、保健ボランティアのリーダーとして地域の地道な世話役を果たしている。