平成24年度エイジレス・ライフ実践者一覧
北海道・東北 | 関東・甲信越 | 東海・北陸 | 近畿 | 中国・四国 | 九州 | 関連団体
(注)年齢は、平成24年4月1日現在
番号 | 推薦都道府県・指定都市・中核市名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | 表章内容 |
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1 | 北海道 (河東郡鹿追町) |
むとう のぼる 武藤 昇 |
86歳 | 昭和63年から20数年にわたり、地域の高齢者独居世帯等の見守りや声掛け(友愛運動)、小学校等の地域とのつながりを大切にし、地域づくり(クリーン作戦、蕎麦打ち・漬物の漬け方学習会、米寿・白寿のお祝い等)や地域住民の育成に努めている。また、その活動を自分の地域に限定することなく、全町的に拡めていこうと積極的に活動している。 |
2 | 青森県 (むつ市) |
やまぐち ごいちろう 山口 吾一郎 |
78歳 | 定年退職後、出身地であるむつ市に帰郷し、村おこしと理想的な田舎暮らしを目指し、独自の創出による活動を行い新聞雑誌、テレビ、ラジオ等で取り上げられた。特に、本職である船乗りの経験を活かし、近くの海辺で発見した世界最古の海底林においては、調査、研究を重ね学会誌にも掲載された。また、地域においてはボランティアで生活の支援を行う等、地域住民に対しても労力を惜しまない幅広い活動を行っている。 |
3 | 岩手県 (久慈市) |
きとうご とくいちろう 木藤古 徳一郎 |
81歳 | 山村文化の継承に取り組む「バッタリー村」を昭和60年に開村し、主宰している。同村内には、かやぶき屋根の民家を再生した宿泊所、炭焼き窯、民芸品の創作工房などの施設があり、毎年、首都圏から若者を招き、自炊生活、薪風呂、染物などの体験、自然散策などを行い、自然と共に生きる大切さなどを教えている。高齢者が培った知識、古き良き文化の継承を行っている。 |
4 | 秋田県 (北秋田市) |
くどう けんじ 工藤 健二 |
75歳 | 図工教師の経験を生かし、小学生の親子を対象とした工作教室を平成8年より始める。内容は木片を材料として釘を使わない誰でも気軽に参加できるものとなっており、平均して毎回10組程が参加している。近年は日々の多忙さから親子関係が希薄であるが、親子で作業することで親子の絆を深めてもらうことを目的として活動している。参加した親子の熱心に取り組む姿にやりがいを感じ、今年で16年目を迎えるが、講師として活き活きと活動している。 |
番号 | 推薦都道府県・指定都市・中核市名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | 表章内容 |
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1 | 栃木県 (矢板市) |
せきや たけし 関谷 健 |
82歳 | 69歳から「人の心をなごませたい」という思いで葉笛教室のボランティア講師として活動を開始。平成12年に公民館の市民講座として葉笛教室を始め、翌年には「葉生音の会」と正式に名称が決定され活動を継続。介護施設等での演奏会や体験会を通じ、葉笛の普及活動に積極的に取り組んでいる。出前講座も行っており、意欲的な活動が新聞等で報道された。レパートリーは、童謡から演歌まで幅広いジャンルで500曲以上である。 |
2 | 群馬県 (前橋市) |
さとう ひな 佐藤 ヒナ |
77歳 | 福祉ボランティアとして20数年間活動し、8年ほど前から傾聴ボランティアの会「傾聴ボランティアすみれ会」の代表を務め、前橋市内の老人施設で週に3回ほどボランティア活動を行っている。また、介護予防サポーターとして前橋市の介護予防体操「ピンシャン!元気体操」の普及に取り組んでいるほか、手話の講習や福祉関係のコーディネーター講習など積極的に勉強し研鑽に努め、ボランティア活動に役立てている。 |
3 | 群馬県 (太田市) |
よしはら よしこ 吉原 良子 |
75歳 | 朗読奉仕ボランティアに始まり、食生活改善推進員、定住外国人のための日本語講師ボランティア、傾聴ボランティアなどを行っている。常に研鑽し、より良い方法を探しながら、仲間と協力しあって36年にわたり活動を続けている。定住外国人のための日本語教室では、仲間とイラスト入りのテキストを作成した。傾聴ボランティア活動では、グループを立ち上げるために、仲間を募ることから奔走した。 |
4 | 千葉県 (鎌ケ谷市) |
さとう ゆりこ 佐藤 ゆり子 |
89歳 | 老人クラブの加入をきっかけに69歳を迎えてから日本舞踊を習い始める。以来、市民まつりや社会福祉施設等で演技を披露しており、週の大半は指導にあたっている。今まで指導した人数は自分でも数え切れない程であり、周囲の方に元気を与えることを目標にしている。また、単位老人クラブの会長を10年以上務めており、美化活動を中心に地域のために活動を行うなど、生き生きとした生活を送っている。 |
5 | 千葉県 (松戸市) |
しらとり ひさじ 白鳥 ヒサジ |
77歳 | 高齢者が使わなくなった古い着物を自分でリフォームして作るという楽しみを味わい、そしてそれを身に着けてオシャレをして外出をし、友達に会い、見てもらうことに、生きがいを感じて、地域で生き生きと生活をしてもらうために着物リフォームショーや講習会を開催している。タンスに眠っていて捨てられない着物を針も糸も使わずリフォームするので大変喜ばれている。 |
6 | 東京都 (新宿区) |
おかの もとあき 岡野 元昭 |
79歳 | 「地域の人への恩返し」との思いから、50年前よりボランティア活動を開始。以来、高齢者・障害者支援で培った知識・技術を活かし、認知症の妻の介護をしながら地域支え合い活動に参加している。認知症で徘徊する高齢者の安全確保・見守りを行いながら、急な困りごとにも即対応し、必要であれば各機関に繋ぐ地域コーディネーターの役割も果たしている。地域の人たちから愛され、知らない人はおらず「地域の世話やきおじさん」と称されている。 |
7 | 東京都 (葛飾区) |
なりかわ よしえ 成川 芳江 |
72歳 | 幼少時代から慣れ親しんだ折り紙の魅力を、周囲の人から「折りかたを教えて」と言われたことから、学びなおし、「日本折り紙協会認定折り紙講師」となった。現在、自主グループ講師の他、子育て中の母親や、小学生等のこども、シニアの方々等幅広い年齢層に熱心に折り紙を教えている。 |
8 | 東京都 (八王子市) |
たかはし みつお |
89歳 | 老人クラブ会長歴8年、同連合会支部長を3年兼務。平成14年、高齢化著しいめじろ台地区で高齢者同士の支え合い団体NPO法人めじろむつみクラブを発足し、平成16年より同会理事長に就任した。同会は会員162名で、高齢者の生活支援事業の他、町会や大学等と連携し定期的にイベントを実施しており、地域コミュニティの醸成にも大きく貢献している。氏は89歳という高齢ながら、理事長として会の運営に携わる一方、自らチラシを配るなど第一線で活躍中である。 |
9 | 東京都 (八王子市) |
ほしの あつこ 星野 厚子 |
74歳 | NPO「ふるさとの食を拓く会」を主宰し、日本に古くから伝わる「ふるさと食」の研究、伝承を行い、食文化に関する生涯学習、地産地消活動の推進を図るため、ワークショップや市のイベントでの活動を通して市民に広く情報提供を行っている。また、市の食育協議会委員、市民学びの場「いちょう塾」の講師も長年務め、平成24年度も「男の食彩パートII」「病気に負けない体をつくる野菜料理パートII」の講座を開いている。 |
10 | 東京都 (八王子市) |
かたぎり ようこ 片桐 洋子 |
83歳 | 70歳からパソコンを始め、その2年後から、市民にパソコンを教えるボランティアグループ活動に参加し、高齢者や女性を対象としたパソコン教室の講師を務める。自身も苦労しながらITスキルを身につけたことから、「何度同じ質問をされても怒りません。」をモットーに優しく指導し、受講者にとっての良きロールモデルとなっている。 |
11 | 東京都 (小金井市) |
はらだ りょういち 原田 良一 |
84歳 | 退職後、学生時代以来の絵画制作を再開し、公募美術団体光陽会の吉田会長に師事。平成18年3月に個展を開催し好評を得た。現在、同好会の求美展を年に1回開催する他、小金井市の貫井南センターまつりや、老人クラブの文化祭行事に出品し、地域交流を深めている。また、市内の各種団体の役員をひきうけ、スポーツやボランティア活動にも邁進している。 |
12 | 長野県 (飯田市) |
はせべ みひろ 長谷部 三弘 |
79歳 | 市役所を退職後、地域の課題に対処すべく、「鎮守の杜構想(十三(とさ)の郷づくり)」の策定に中心的な役割を果たした。その構想の実現に向け先導的な役割を果たすグループ「ひさかた風土舎」を立ち上げ、「農をベースに土と地域と心を耕す」を旗印に、特産品づくり、学習・文化活動、交流活動を行っている。また、「長野県地域いきいき実践塾」の講師を長年務めるなど、地域づくりの後進の育成も行っている。 |
13 | 長野県 (須坂市) |
いとう としこ 伊藤 俊子 |
80歳 | 1964年から、須坂市で編みもの教室を開校するほか、婦人会などで押し花、編みものの指導にあたってきた。制作においては、同年代の高齢者の活躍する場を提供し、参加者から大変感謝されている。現在も、押し花作品等の指導のほか、平成23年の震災被災地へ手編みの帽子やマフラーを送るなどボランティア活動にも力を注ぎ、子どもから高齢者まで広く交流の輪を広げて活動している。 |
14 | 相模原市 | あんどう ひろし 安藤 弘 |
73歳 | 退職後も、生涯自分の力で働き続けることができるよう、経験を活かした開発業務の有限会社を起業し、現在、自分の得意分野で興味のあった「ものづくり」に業務を絞り込み、多くの大学や企業の研究装置の開発などを手掛けている。今後も、仕事仲間との連携を深め、「安くて、速い」ものづくりを実践し、依頼者に喜ばれる自己研鑽に励んでいる。 |
番号 | 推薦都道府県・指定都市・中核市名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | 表章内容 |
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1 | 富山県 (富山市) |
ふじた ゆうしん 藤田 勇信 |
78歳 | 平成5年に会社を定年退職後、8年間をかけて県内全ての寺社を巡拝(約4,000ヶ所)。その後、寺社を巡った記録に基づいて寺社の歴史や伝説に関する講演活動を行っている。また、平成18年に設立された高齢者サークル「いきいき古刹探訪」の代表を務め、県内外の神社やお寺を月1回のペースで訪ねる活動を続けている。サークルの1年間の活動を纏めた本を毎年手作りで作製し配布もしている。 |
2 | 富山県 (下新川郡入善町) |
とうせ よじ 東瀬 與次 |
84歳 | 介護予防ボランティア「生涯現役めざし隊」として、数多くの講座で講師を務め、高齢者の介護予防に貢献している。「息をしている限り、常に勉強」をモットーに、介護予防情報の収集を日課とし、集めた情報を基に、講座で使用する教材を全て手作りしている。また、10年以上に渡り老人クラブやサロンの役員を務め、小学生との世代交流活動では、万華鏡やエコバッグづくりなど様々な創作教室で講師として好評を得ている。同隊内では最年長であり、脳梗塞で足が不自由ながらも精力的に活動に取り組む姿勢が隊員や参加者の意欲の向上につながっている。 |
3 | 石川県 (珠洲郡穴水町) |
まつだ えいしろう 松田 栄四郎 |
80歳 | 「環境の日清掃ボランティア活動」を企画提唱し、町民一斉のボランティア活動に繋げ、ボランティア活動の発展に寄与した。能登半島地震発生時には、自ら被災者でありながら災害ボランティアセンターや町赤十字奉仕団の設立に寄与し、県内外からのボランティアの取りまとめなどに尽力し、支援活動の中心的役割を担った。また、児童館行事への協力や放課後児童クラブの所長就任等、様々な福祉活動においても前線で奮闘している。 |
4 | 福井県 (吉田郡永平寺町) |
たなか いくみつ |
75歳 | 壮年時代に習得した社交ダンスの知識を生かして、ダンス教師の免許を64歳のときに取得する。翌年から高齢者リーダーバンク登録制度に登録して県民への社交ダンスの普及啓発を行い、地域での活動(公民館等での講座開講、等)に取り組んでいる。同時期、チャレンジ社交ダンス塾開設に携わり、平成20年からは塾長として社交ダンスを通して高齢者の生きがい・健康づくり活動に積極的に取り組み、熱心に活動している。 |
5 | 愛知県 (刈谷市) |
かみや よしき 神谷 芳磨 |
70歳 | 会社員だった頃から地域のボランティア活動に参加し、定年後は、刈谷市民ボランティア活動支援センターに登録し、活動を一層活発にした。独学で学んだバルーンアートを市内外のイベントで披露したり、小学校で作り方の指導を行うなど、意欲的な活動を展開し、活動の幅を広げている。その他にも、地域で公民館長や防犯パトロール隊長を務めたり、献血活動を約40年間継続するなど、様々な社会貢献活動に取り組んでいる。 |
番号 | 推薦都道府県・指定都市・中核市名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | 表章内容 |
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1 | 京都府 (綾部市) |
しんじょう ゆきお 新庄 幸夫 |
83歳 | 仕事を定年退職後、一念発起して趣味であった尺八を本格的に学び始め、演奏技術の向上を図ることで、大師範位の認定を受けるとともに、地域では自治会長や老人クラブを中心に要職を歴任していたこともあり、地域や綾部市を中心に敬老会や老人会などの会のアトラクションにボランティアとして積極的に出演し、尺八を演奏することで観客に大変喜ばれるとともに、生きがいとなっている。 |
2 | 大阪府 (箕面市) |
まるやま みつよ 丸山 光代 |
97歳 | 旬の素材をいかし自然の味を引き出す健康料理の研究を76年もの間、継続してきた。「旬のものを丸ごと食べる」ことを提唱し、70歳から90歳までの20年間、関西の料理教室で講師を務めた。現在もコミュニティーFM放送に毎月出演し、健康料理法や「身土不二(しんどふじ)」の考え方を伝えるなど、健康料理の普及活動に尽力している。健康料理に関する著書も多数あり、多くの人に影響を与えている。 |
3 | 和歌山県 (岩出市) |
さかもと ひろこ 阪本 弘子 |
66歳 | 特別養護老人ホームで現役看護師として活躍する一方、定年後も社会とのつながりを大切にしていきたいとの思いから、和歌山県社会福祉協議会で実施している「いきいきSUN」にボランティアとして登録し、積極的にふれあい作品展等のイベント準備などに協力している。また、平成17年からボランティア団体「ひだまり」の代表として、毎週水曜日に一人暮らしや介護保険制度適用外の高齢者を対象に、介護予防と地域の憩いの場として自宅を開放するといった活動も工夫して熱心に行っている。 |
番号 | 推薦都道府県・指定都市・中核市名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | 表章内容 |
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1 | 鳥取県 (倉吉市) |
いくた ただし 生田 正 |
85歳 | 教員を退職後、地域の公民館で館長を務め、バウンスボールやカロリング、ペタンク等の高齢者に適したニュースポーツの教室を開き、普及啓発に努めた。平成15年に公民館長の職を辞した後は地域でペタンクグループを作り、週2回の練習の他、地域の大会や県大会、全国大会などに積極的に出場し、高齢者の健康の維持・増進に寄与している。 |
2 | 鳥取県 (鳥取市) |
しお しずお 塩 静雄 |
80歳 | 気高町配食ボランティアの会の会長として、他市町村の配食サービスの現場を視察するなど、精力的に活動を行っている。週2回だったサービスを週4回に増やしたり、利用者の意見や季節感を取り入れた配食メニューを作ったりするなど、サービスの質の向上、利用者の健康づくりの向上に努めてきた。配食サービスを行う際に、利用者への声かけや安否確認等の見守り活動も実施している。 |
3 | 鳥取県 (境港市) |
つくたに いくお 築谷 郁雄 |
86歳 | 長年、地区老壮クラブの役員(副会長、会長)としてクラブ活動を推進し、特に保育所の園児、小学校児童等に昔の暮らしや、地域文化を伝承する活動を行うとともに、スポーツ活動(グラウンド・ゴルフ等)や園芸活動(サツマイモの栽培)をとおして、地域児童との交流を深めている。平成20年より渡小学校区における児童の下校時の見守り活動を週に3回行っており、地区内の防犯活動の一役も担っている。 |
4 | 広島県 (尾道市) |
おおたに みつひろ 大谷 光弘 |
83歳 | 死に直面した2回の体験から、生きること、死ぬことを考えるようになり、「尾道生と死を考える会」を立ち上げ、これまで70回もの講演会を開催。また、平成22年度から尾道市ボランティア連絡協議会で会長を務め、子育て事業にも積極的に活動している。 |
5 | 山口県 (下関市) |
えはら しょういち 江原 彰一 |
81歳 | 認知症の父を在宅看護してその大変さを痛感し、認知症地域相談員を長く務めた。介護経験を生かし、10んなで楽しく歌う時間ももっている。無人駅の環境美化にも尽力。民生委員等と協力して始めた「ふれあいサロン」の活動は、100回にも達している。 |
6 | 山口県 (周南市) |
かねこ じゅん 金子 純 |
84歳 | 70歳の時、東京から故郷の湯野にUターンし、ふるさと応援隊、料理教室、俳句会等9つもの活動を行った。今も5つの活動を継続しているが、近年は、「まど・みちお研究会」に最も力を注いでいる。毎月、童謡朗読を中心に市民公開セミナーを開催している。また、平成24年3月までは、活動家や研究者等で構成されている生涯現役社会づくり学会の会員として、論文発表等の活動も行っていた。 |
7 | 山口県 (下関市) |
いわお きんじ 岩尾 金治 |
76歳 | 定年退職後、里山に芝を植え、グリーンを造成し、私設グラウンドゴルフ場として運営している。オリジナリティー豊かなコースや、家族で川遊びや草そり遊びが楽しめるよう石段や斜面を作るなど、工夫をこらしており、利用者も口コミで広がっている。休憩所や炊事場なども年々整備し、地域の人にリフレッシュの場を提供している。利用者の笑顔を喜びに、現在も芝の手入れや炭焼きなどに忙しく、生涯現役を実践している。 |
8 | 徳島県 (徳島市) |
ふじもと さちこ 藤本 幸子 |
75歳 | 小学生の頃、人形浄瑠璃に魅せられ、衰退する伝統芸能を保護・継承していくための活動を始める。情熱的で体力・気力・感性に富んでおり、「阿波人形浄瑠璃平成座」創設の発起人となる。平成座の幹事長を務めながら、人形遣いとしても活動している。川内町にある十郎兵屋敷にて毎月定期的に人形浄瑠璃を公演し、県内外の小学校で出前人形講座、国内外との文化交流など、幅広い活躍をみせている。 |
9 | 愛媛県 (伊予郡砥部町) |
つちはし けいこ 土橋 桂子 |
73歳 | 医療事務員として働いていた頃、近隣住民の福祉に関する相談にのっているうちに、専門的知識を取得したいと思うようになった。定年後に一念発起し、70歳で介護支援専門員の資格を取得。現在は、専門的知識を生かしてボランティアグループの協力により、地域のサロンを展開しており、ボランティアリーダーとしての信頼も厚い。また、民生児童委員として、高齢者のみならず、不登校小学生の支援も積極的に行い、登校につなげるなど、地域福祉に広く貢献している。 |
10 | 広島市 | ふくもと ときこ 福本 時子 |
92歳 | 88歳から始めた切り絵でありながら、わずか3年間という短い間に100点以上の作品を作り上げた技術力や、その作品の緻密さや完成度の高さは、その作品を見た者に大きな励みを与えている。また、大病や大怪我を克服し、また昨春には同居していた長男の病死など、幾多の辛い経験を乗り越え、意欲的に創作活動に打ち込んでいる。 |
番号 | 推薦都道府県・指定都市・中核市名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | 表章内容 |
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1 | 長崎県 (西海市) |
はやし よしえ 林 良枝 |
79歳 | 定年退職後、地域の役に立ちたいと思い、母子寡婦福祉会の活動に参加。平成5年から現在まで、毎週火曜日にウエス切り、雑巾作り、洗濯サービスなどの活動を継続している。作ったウエスや雑巾は、老人ホームや、近くの小学校に寄付している。今後は生活に不自由な方のため、洋服の繕いや、買い物援助なども行いたいと考えている。 |
2 | 熊本県 (玉名郡和水町) |
たけした ひろあき 竹下 博昭 |
85歳 | 父戦没地の巡拝時に50回忌記念の供養を行う撮影をしようと、ビデオカメラを初めて購入。この撮影が活動のきっかけとなり、地域社会に貢献できるようにとビデオ講座を受講し、1年後にテレビでの放送やスタジオでの録画等に出演。現在までの撮影歴17年間に211回の地域振興PR等の放送がありボランティアとして活動している。また、老人クラブ活動と生きがいのビデオ撮影を継続しながら活動を維持している。 |
3 | 熊本県 (上益城郡山都町) |
おおつか むらし 大塚 叢司 |
91歳 | 本年3月末まで長年にわたり老人クラブ会長を務め、地域住民から信頼を得ており、地域のリーダーとして活躍している。会長在職中は、老人クラブのお知らせを毛筆による手書きで作成し、配布も自ら徒歩で行っていた。会長職を辞した後も、ボランティアで地区のふれあいサロンを主宰したり、わらじ作り、しめ縄作り等の指導を図書館や他の老人クラブで行うなど、多岐にわたる活動を行っている。 |
4 | 大分県 (国東市) |
ますだ やえこ 益田 八重子 |
85歳 | 200年の伝統がありながら昭和62年に一旦活動が途絶えた「国見歌舞伎」を平成3年に旅回りの歌舞伎役者をしていた夫と一緒に復活させることに尽力し、以後指導者として活躍している。平成19年に夫が亡くなった後も引き続き、年2回の発表会に向けて指導を行うほか、小学生への歌舞伎指導や県指定無形民族文化財である流鏑馬神事で射手の化粧や着付けを行うなど幅広い活動を続け、地域社会の発展に貢献している。 |
5 | 宮崎県 (西都市) |
やまぐち のぼる 山口 昇 |
78歳 | 陸上自衛隊所属時に行っていた音楽活動を生かし、除隊後に地元で音楽を通して地域のために役立ちたいと思い楽団を結成し活動を始めた。このことがきっかけとなり、児童生徒を手始めに各種グループに吹奏楽の指導を行い、また、自身も西都市の行事を始め各種団体等の行事及び地域行事等の要請に応え演奏活動を継続して実施している。 |
6 | 沖縄県 (那覇市) |
よしみね ぜんいち 吉嶺 全一 |
80歳 | 定年後、現役時代に培った自身の知識と経験を生かし、観光ボランティア平和ガイドとして活動。戦争体験者が少なくなる今日、県内外の学生を対象に沖縄戦や命の尊さを次世代に伝えるため、戦跡地案内や講話活動を継続して行っている。 |
7 | 北九州市 | のなか きよあき 野仲 清明 |
81歳 | 高齢者大学で得た知識・技能をもとに、昔遊びの伝承を中心としたボランティア団体「子供夢クラブ」を立ち上げ、指導者として広く活動してきた。また、平成23年度からは同種のボランティア団体「昔あそびクラブ」での指導も行っている。さらに、自ら昭和58年に設立した社交ダンスクラブ等でも積極的に活動している。 |
8 | 北九州市 | ありよし ひさし 有吉 恒 |
93歳 | 当時の清風園園長より依頼を受けたことをきっかけに、高齢者福祉施設を訪問しての理容奉仕を開始した。以来、約50年間にわたり、ボランティアで清風園及び清松園を月1回訪れ、入所者約35人の理容奉仕を続けている。さらに、これとは別に、校区老人クラブ会長を長年勤め、当該校区老人クラブでは、定期的に高齢者福祉施設への慰問活動も行っている。 |
9 | 福岡市 | かくどう くみこ 角銅 久美子 |
76歳 | 福岡市緑のコーディネーターとして、平成17年より緑のまちづくりのリーダーとして積極的に活動中。長年培ったネットワークを生かし、数々の団体の立ち上げに貢献したり、地下鉄の駅周辺にプランターを置き、駅の利用者に限らず地域に安らぎの場を提供している。また、韓国や台湾の園芸福祉関係団体とのパイプ役となり、緑を通した国際交流も活発に行っている。 |
10 | 福岡市 | しらいし しんいち 白石 眞一 |
78歳 | 福岡市緑のコーディネーターとして、平成17年より緑のまちづくりのリーダーとして積極的に活動中。福岡市の保存樹や老木の診断・治療を行い、樹木をよみがえらせ、その技術を次の世代にも継承するべく、実践をかねた指導を行っている。ボランティア活動団体から樹木の相談を受けたり、神社から依頼を受けて樹木再生の治療を行うなど、意欲的に活動している。 |
番号 | 推薦団体名 | (ふりがな) 氏名 |
年齢 | 表章内容 |
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1 | (財)日本郵政退職者連盟 (北海道札幌市) |
ひろかわ いさお 廣川 伊佐夫 |
81歳 | 平成10年札幌丸山動物園の来園者に対するボランティアガイドに応募、翌年4月からガイドを実施。動物愛とユーモアある説明に定評があり人気上昇、来園者の拡大にも寄与している。長年地域の町内会長を務める傍ら、ラジオ体操の通年開催に導き、地域住民の健康保持・増進に貢献している。 |
2 | (財)日本郵政退職者連盟 (宮城県仙台市) |
いげた あきら 井桁 章 |
82歳 | 仙台市等主催の「高齢者PC講習会」の終了者を中心に「仙台シニアネットクラブ」を立ち上げ、その代表として長い間パソコン指導者養成・テキスト作成・小中学校PC授業講師等の企画実行の中核として活動してきた。その中心となる「パソコンと仲良くする会(勉強会)」はすでに176回を数える。 |
3 | (財)日本郵政退職者連盟 (福島県白河市) |
すずき くにあき 鈴木 邦彰 |
82歳 | 退職後ボランティア観光ガイドクラブ「ツーリズムガイド白河」に所属し、クラブとしての活動は年間706回、約22,000人の観光客をガイドし、全国から訪れる観光客に喜ばれている。鈴木さんは同クラブの副会長・会長を歴任し、現在は顧問の立場にあるが、年間50回のガイドをこなし、白河市の名所や文化財の紹介に貢献している。 |
4 | (財)日本郵政退職者連盟 (福島県会津若松市) |
させ けんきち 佐瀬 献吉 |
95歳 | 青年時代に習得したアコーディオン演奏で会津地方各地の老人ホーム等を訪問、「音楽で高齢者を元気づけたい。」と慰問活動を続けている。平成19年3月から現在まで通算200回以上の慰問演奏を行った。会場に集まった人々からは、「元気をもらった。」との賞賛をもらい、高齢者の「灯り」となっている。テレビ等でも紹介され、地域で大変感謝されている。 |
5 | (財)日本郵政退職者連盟 (長野県小諸市) |
かない ゆきお 金井 幸雄 |
83歳 | 退職後の人生を有意義に過ごそうと考えていたとき紹介された、知的障害施設「しののめ作業所」のボランティア活動を平成7年5月から継続している。玩具と電機部品の製造といった軽作業が主な仕事。誠実な仕事ぶりと、地元大局の郵便局長の経歴もあり、所内の信頼も厚く、16年間の長きにわたり障害者の支援を続けており、今後も継続の意向を示している。他にも伝統文化の継承や夢のある社会づくり等を通じ、地域に貢献している。 |
6 | (財)日本郵政退職者連盟 (長野県上田市) |
みやした まさはる 宮下 政晴 |
76歳 | 蛍を復活させたいという強い思いを達成するため、蛍水路の浄化と蛍の生態研究に取り組んだ。近隣の郵便局長を複数局所勤務した経歴から地域の信頼も厚く、桜づつみホタル会の会長にも推されて地域住民を巻き込んで推進した。妻の協力を得て観察と研究にも没頭。地域の企業や学校にも協力要請し、幼虫を養殖・飼育してもらうなど地域を挙げて取り組み、現在、県下一の蛍の名所となって上田市長の表彰も受けている。 |
7 | (財)日本郵政退職者連盟 (高知県高知市) |
まつばやし くにひこ 松林 邦彦 |
80歳 | 俳句の月刊誌の主宰、高知新聞社の文芸欄の俳句の選者として、現職当時から60年間も続けて活躍している。また俳句の後継者づくりに努めている。高知県下の各地で開催される文化講演会の講師や俳句大会での選者を務め、高知県の文化の向上、発展に寄与している。俳人協会の高知県支部長として県外各地で開催される俳句大会等の選者としても活躍し、我が国の俳句の発展にも貢献している。 |
8 | (財)日本郵政退職者連盟 (熊本県熊本市) |
くろき かじろう 黒木 嘉次郎 |
83歳 | 「自然」と「社会」に役立つ仕事をしたいという「夢」実現のため、定年後、体力増進のため社交ダンスを始めたほか、樹木、植栽に関する各種講座を受講し、地域の名所旧跡「大津街道杉並木」の景観を復元し維持するため、自ら「街道並木樹を守り育てるボランティアの会」(会員約45人)を結成し活動を続けている。この活動で、県知事表彰、日本道路協会会長表彰を受賞しているほか、道守九州会議発行の「道守」誌上で数回にわたり紹介されている。また、この活動に加え、水源を守る、道の美化等各種のボランティア活動や小学校での講話、実践活動等を通じ、将来に向けての輪の広がりにも取り組んでいる。 |
9 | 日本ウエルエージング協会 (東京都世田谷区) |
たかはし けんいち 高橋 賢一 |
87歳 | デンマーク体操やエアロビックス、ストレッチングなど様々な運動を指導してきた第一人者が、70歳を過ぎてから、寝たきりゼロと高齢者の自立を目標とする高齢者のための体操「レインボー健康体操」「レインボー水中体操」を考案。87歳の高齢でありながら、第一線での体操指導とより効果を高めるための研究を続け、インストラクターを育成し、全国に広めている。 |
10 | 公益財団法人 あしたの日本を創る協会 (岩手県奥州市) |
いとう みちこ 伊藤 美智子 |
71歳 | 昭和51年より交通安全協会母の会役員、そして副会長として会長を補佐、子供達の安全見守りや交通安全指導を行っている。また、高齢者の「事故防止」に自宅訪問活動や安全ステッカー配布等、若いお母さん方の先頭に立ち活動。そして、町内の婦人会を組織し「女性でなければできない、女性だからできる」と、高齢者福祉事業や震災時の支援活動を実践している。さらに、町内会役員、地域コミュニティ推進運動の実践委員等地域のリーダーとして活躍している。 |
11 | 公益財団法人 あしたの日本を創る協会 (栃木県那須塩原市) |
さとう ちづこ 佐藤 千鶴子 |
84歳 | 退職を機に、社会奉仕を志し社会貢献活動を開始、生活学校に入会し、消費生活課題や環境問題解決に取り組んでいる。食生活改善グループに参加し、子供や高齢者の健康な食生活の在り方の提言を携え、伝達活動に積極的に取り組んでいる。女性コーラスグループにも参加しており、介護施設を訪問し、美しい歌声で慰問活動を行っている。 |
12 | 公益財団法人 あしたの日本を創る協会 (岐阜県大垣市) |
はやし さだ 林 貞 |
88歳 | 書道家として地域に根差していたところ、生活学校の代表となった。当時大垣市はごみ問題が切迫していたため、早速生活学校のテーマにし、持ち前のリーダーシップで市内各地区へごみ減量を訴え、平成7年「ごみ減らしの助っ人運動」としてふるさとづくり大賞を受章した。また、養護学校へ布製創作教材を送り続けたり、高齢者大学へ多くの市民を導いたりと、現在なお活発に活動を続け地域の活性化に貢献している。 |
13 | 公益財団法人 社会教育協会 (東京都日野市) |
すずき くによし 鈴木 邦吉 |
82歳 | 自らの病気を克服し、82歳の今日まで全国の霊場巡りの指導員として13年にわたり、地域の人々に観音霊場の意義、仏教文化について指導実践活動をしている。 |