高橋 元さん
紙芝居やカルタを駆使して、郷土の良さを紹介し地域を活性化。
名前(年齢) | たかはし げん 高橋 元さん(77歳) |
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地域 | 神奈川県(綾瀬市) |
活動概要 | 退職後、高座豚研究班を立上げ、その研究成果を紙芝居にして小学校で7年間授業を行った。また、綾瀬市を紹介する「ふるさと宝カルタ」を題材に各小中学校や団体などで授業や講演活動を行っている。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
親しみやすく興味深く地元の魅力を伝える。
「あやせ市は神奈川県のどまんなか」、「美味しいよ高座ぶたとブロッコリー」、「源平のほたるの夢か早川城」・・・カルタ取りの楽しさと、地元綾瀬の様々な魅力で、子供だけでなく大人もいつしか引き込まれていく綾瀬の「宝カルタ」。
正式名称を「あやせいいとこ再発見ふるさとの『宝カルタ』」というこのカルタは、綾瀬市にある“ふるさとの宝”をみんなで探そうという趣旨で、NPO法人ふるさと環境市民がまとめたもので、たくさんの応募の中から厳選された50作品から成り立っています。
このカルタ作りの担当となり、市内の様々な団体や学校に出かけてカルタの普及に努めているのが髙橋元さんです。
転入者ながら積極的に街の魅力探しに参加。
もともと横浜から転入してきた髙橋さんは、勤めていた百貨店を定年退職後、公民館生涯学習講座を受講し、そこから綾瀬市との関わりを深めていきました。
講座をきっかけに、地元の名産である高座豚に興味を持ち「高座豚研究班」を立ち上げ、高座豚の研究・普及のため活動。研究活動の成果を、紙芝居にまとめ市内小学校10校で授業を7年間行い、地域の誇りとして黄金時代を築いた高座豚の歴史を正しく伝えることに貢献してきました。
さらに平成16年からは、綾瀬市広報まちかど特派員として、綾瀬の取材活動に10年以上尽力。常に綾瀬の面白いところを探しては紹介することで、地域活性化に貢献してきました。
平成21年からは、市を紹介する「ふるさと宝カルタ」を題材にカルタ博士として「あやせのいいところ再発見」というテーマで、各小・中学校や各種団体で活動を始めました。また、「あやせの歴史と魅力発見講座」や「道志会生涯学習講座」等、歴史を通して綾瀬のいいところを知ってもらおうと、授業や講演活動も行っています。
〝綾瀬名人〟として、さらに多くの人々と関わっていきたい。
退職後、積極的に多くの人と触れ合い、多くの場に入り込んできたことで、様々なコミュニティで重要な役割を担うようになり、現在では〝綾瀬名人〟のような役割を果たしている髙橋さん。
「今後も、現在の活動を続けていきたいです。また、小・中学校で授業をする機会を与えられている限りは、今までの活動のテーマである綾瀬の歴史や魅力の再発見のほか、人間性を高められるような道徳的な話も伝えていきたいと考えています」と抱負を語ります。