佐藤 要さん
長年培った技術や趣味を生かして高齢化する地域で社会福祉活動。
名前(年齢) | さとう かなめ 佐藤 要さん(81歳) |
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地域 | 長野県(須坂市) |
活動概要 | 町内各地に木製の手づくりベンチや自由に利用できる木製の傘立てを設置。また、ボランティア活動を行いながら、写真を撮影し、その写真を希望者へ配付するなど、長年培った技術や趣味を生かして奉仕活動に取り組む。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
町の役員となったことで、社会福祉活動の必要性を痛感。
平成13年、町の役員に就いた佐藤要さんは、須坂市の社会福祉協議会事業とつながりを持つようになり、また、「地域活動支援センターピアハウス」で、ボランティア活動を開始しました。
活動の中で、地域における社会福祉の必要性を感じるようになり、積極的に様々な社会福祉活動に携わるようになった佐藤さん。その活動は現在にまで至っています。
なんでもやってみる。その気持ちが活動のエネルギー。
平成17年、佐藤さんは須坂市社会福祉協議会の事業の一環である「助け合い推進大会」の会長となります。
これを機に、歩きやすい地域にするための憩の場を設ける取組として、手作りのベンチを設置したり、寄付された傘を地域の人々が自由に使うことが出来るように、手作りの木製傘立て「心の傘立て」を公共施設に設置したり、地域福祉の様々な活動を展開し始めます。
クリスマスには社会福祉協議会の建物にイルミネーションを飾り付けたり、木材を使ったひな人形の雛壇を作成したり、市民を楽しませる活動も行ってきました。
平成18年には、高齢者が気軽に集い仲間づくりの輪を広げることが出来るように、ふれあいサロン「ほっとさろん」を設立。サロン運営の代表者となり、「さろん情報誌」を月1回、8年間欠かさず発行。長野県栄村を襲った長野県北部地震の際には、「ほっとさろん」の参加者に声を掛け、炊き出しのボランティア活動も行っています。
「地域活動支援センターピアハウス」では、若い頃から培った写真撮影の技術を生かし、働くことが困難な精神・身体障害者が軽作業やレクリエーション活動を行う際、作業をしている様子を撮影し、その写真を希望者に贈呈するなどの活動も行っています。
さらに幅広く、さらに多くの人々と地域のために。
現在、「地域活動支援センターピアハウス」におけるボランティア活動として、古紙やチラシの回収をはじめ、様々な悩みに対して、スタッフと共に相談・対応に当たるなど幅広く活動。
ふれあいサロン「ほっとさろん」は、平成25年11月に代表を後任に譲り、現在は相談役として活動を行っています。
精力的に活動を続けている佐藤さん。「今後も引き続きこれまでの活動を継続していくと共に、地域の人々が住み慣れた町で生き生きと暮らしていくことが出来る環境づくりのための活動をより充実させていきたい」と語ります。