諸田 サヨさん
無人駅の駅舎内を活用し、高齢者の支援と地域の活性化を推進。

名前(年齢) もろた さよ
諸田 サヨさん(78歳)
地域静岡県(島田市)
活動概要大井川鐡道の無人駅「抜里駅」の駅舎で、地域の高齢者に食事を通じた支援と見守り活動を実施。市内外の観光客もサヨさんに会いに抜里駅まで訪れてくれ、「人が動くまち」を目指して地域活性化のための活動を続けている。

(注)年齢は、平成26年4月1日時点

観光客を楽しませる無人駅の休憩所で高齢者の支援。

諸田 サヨさん

 大井川本線の無人駅「抜里駅」の駅舎の中に設けられた「サヨばあちゃんの休憩所」。
 平成25年にオープンしたこの休憩所は、訪れた人にお茶やお菓子を無料で提供し、おしゃべりや交流を楽しめる場として観光客にも人気ですが、地域の高齢者の支援活動の拠点しても大きな役割を担っています。
 この休憩所を開設したのが「サヨばあちゃん」こと諸田サヨさん。諸田さんは、この地で15年以上にわたって高齢者の支援を行っています。


高齢者の支援、地域の活性化のために笑顔を届ける。

 平成8年に定年退職した諸田さんは、なんとか地域の活性化ができないかと考え、同じく定年退職をした仲間を集めて平成9年に「麦の会」を結成。地域の高齢者の方に訪問による手作りの弁当・惣菜の販売や、大型デパートでの販売等の活動を開始しました。その時に、活動の拠点として抜里駅を借りたのです。
 やがて、笑顔とともに高齢者にお弁当を届ける諸田さんの活動が話題になり、静岡放送が「サヨばあちゃんの無人駅」としてテレビ番組を制作。テレビ放映をきっかけに、抜里駅に諸田さんを訪れる人が増えたことを受け「お茶の一杯でも出して、もてなしてあげたい」という気持ちで、平成25年3月23日に抜里駅の駅舎内に「サヨばあちゃんの休憩所」をオープンしました。


高齢者や観光客だけでなく地域全体の「人が動くまち」へ。

諸田 サヨさん

 地域の高齢者は、手作りの弁当だけでなく、配達時の諸田さんとの「おしゃべり」をとても楽しみにしています。また、「サヨばあちゃんの休憩所」には、地域の方だけでなく、サヨさんを慕って多くの観光客の方も訪れてきます。「サヨばあちゃんの休憩所」は、地域への食事を通じた高齢者への支援と見守り活動に加え、地域活性化も図っています。
 諸田さんは、「自分を必要としてくれる人がいること、誰かの役に立っていること、様々な人との出会いの中での新しい発見、ほんの少しのおしゃべりから生まれる人との繋がりこそが生きがい」と、その楽しみを語ります、 また、「他市との交流として朝市を開催し、地元の特産物と他市の特産物を販売することで、地域を活性化したい。地元の人がもっと休憩所に訪れて、観光客等が地元の人とも仲良くなり、今度は仲良くなった地元の人を訪ねてくる、そういった『人が動くまち』にしたい」と抱負を語ります。