菊池 健藏さん
住みよい町づくりのために、地域住民とともに広げる活動の輪。
名前(年齢) | きくち けんぞう 菊池 健藏さん(76歳) |
---|---|
地域 | 愛知県(大府市) |
活動概要 | 地区の民生児童委員活動の活性化や周知活動に取り組むとともに、地域の池のゴミゼロ運動や花植え活動も行っている。また、住みよいまちをつくるために、地域住民の参加を呼び掛け、活動の輪を広げている。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
「自分の住む町は自分たちで支えていく」という思いで。
定年後、シルバー人材センターに勤務していた菊池健藏さんは、「もっと地域に貢献したい」という思いから、自治会活動に参加、自治会長を務めるまでになりました。やがて、その実績や人間性が評価され民生児童委員に推薦されます。
民生児童委員の活動を続けるうちに、「自分の暮らす町は、自分たち地域住民で支えていかなければならない」と感じた菊池さんは、「地域のために、地域のみんなと住みよいまちづくり」を目指して地域貢献活動に取り組み始めました。
地域の美化・活性化から、高齢者や障害者の支援まで。
平成13年に民生児童委員の委嘱を受けた菊池さんは、その後6年にわたり地区民生児童委員協議会の会長職を務め、平成21年度から自治区の防災訓練において災害時要援護者安否確認訓練を行い、被災時に一人暮らし高齢者や障害者の安否確認が迅速に行えるように取り組みました。
また、自治会の役員会で地域の池の美化が話題になると、平成19年には「神様池地区保全会」を立ち上げ、構成員である非農家担当の代表となり、環境美化活動として草刈りや泥上げ活動を月に1回程度実施。他にも春のゴミゼロ運動や秋の花植え運動を開催し、地域住民に参加を呼び掛けるなど、積極的な活動を行っています。
さらに、平成21年には、「おひさまハーモニカ同好会」を立ち上げ、週に1回の練習を行いながら、福祉施設や高齢者の集うサロンで昔懐かしい曲の演奏を行っています。また、社会福祉協議会の主催する福祉イベントへの出演やシルバーコーラスの活動に参加するなど、さらに活動の幅を広げています。
今までの経験を生かし、さらに住みよい町づくりのために貢献。
平成25年11月を以て民生児童委員を定年となった菊池さんは、「培った知識や経験、人脈を生かし、地域貢献活動として地域の行事やサロンで支え合いの活動を広めるために啓発活動に取り組んでいきたい」と考えています。
また、「神様池地区保全会の活動では、神様池の環境美化活動と地域住民の保全活動への参加促進に取り組み、おひさまハーモニカ同好会では、会員個々の技術向上を図り、福祉施設やふれあいサロンからの公演依頼に柔軟に対応できるようにしたい」と抱負を語る菊池さん。
地域力を高め、地域住民による住みよい町づくりを実現するために、地域住民の参加を呼び掛け、活動の輪を広げています。