大谷 利男さん
腹話術を始めとして経験を生かした様々な社会貢献活動を実践。
名前(年齢) | おおたに としお 大谷 利男さん(85歳) |
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地域 | 滋賀県(野洲市) |
活動概要 | 高齢者サロン・老人クラブ・学童保育所等のイベントを中心に、腹話術や手品、歌唱等、活発に活動。また、老人クラブ役員、男女共同参画会議や人権推進会議、子どもたちとのふれあい等、あらゆる活動に熱心に取り組んでいる。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
腹話術の楽しさに魅了され腹話術研究会に入会。
勤めていた野洲市立三上幼稚園に送られてきた「腹話術の講習」の案内を見て、講習会に参加した大谷利男さん。
行ってみると、講師の方の巧みな教え方や出演される方の見事さに魅了され、早速「あすなろ腹話術研究会」(現全日本あすなろ腹話術協会)に入会しました。
その年の合宿研究会に参加すると、全国各地から200名もの人々が集まり、その盛大さに驚くとともに、多くの友人ができ、新しい世界が開けた喜びを感じました。
幼稚園のお誕生会で披露してみると、子供たちに大受けとなり、さらに子供たちを喜ばせたくて腹話術の技術の向上に励みました。
腹話術の楽しさを子供だけでなく高齢者にも。
平成8年には「あすなろ腹話術研究会」の滋賀支部「かいつぶりの会」を立ち上げ、毎月1回の研修・練習をしていました。やがて「かいつぶりの会」の存在が知られるようになり、平成10年頃から、学童保育所、保育園、地域の祭りなどのイベントから出演依頼が来るようになりました。
また、社会福祉協議会を通して、高齢者の「ふれあいサロン」や老人クラブからも出演依頼があり、高齢者の施設へ出かけることも多くなりました。
「かいつぶりの会」には、手品が堪能な人や子供たちを楽しませるアイデアに富んだ人などがいて、腹話術の技術向上だけでなく、演出上でのユニークなアイデアの習得もできます。
「人形の二体使いや、手品を取り入れた腹話術、楽器を弾かせたり、歌を歌わせたり。様々な腹話術演出の工夫を披露したり、腹話術演出のあり方を交換したりする嬉しさがあり、それがまたお互いの演出効果の向上に繋がります」と大谷さんは語ります。
今まで培ってきたことを生かし活発に活動。
「私のボランティアとは、人の前に立って演じることが主体であるので、腹話術、手品、そして歌、どれもそれぞれに上達するためには様々な課題があります。そのため、練習や、調べごとが必要になります」と語る大谷さん。
現在は、高齢者関係の施設や各種団体などからの出演依頼に応じて、腹話術、手品、歌を中心に、1回1時間から1時間30分くらいで、月に2〜3回程度の活動をしています。
さらに、老人クラブ連合会役員としては、文化部部長として、リーダー研修会や研修旅行の立案実施、広報編集等にも力を入れている大谷さん。
「今後は、さらに高齢者へのボランティアなど活動を広げていきたい」と語ります。