松川 延枝さん
フォークダンスやミニ傘作りで高齢者の生きがいづくり健康づくり。
名前(年齢) | まつかわ のぶえ 松川 延枝さん(87歳) |
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地域 | 鳥取県(鳥取市) |
活動概要 | 60歳で、高齢者の健康づくりと生きがいを目的に定期的にフォークダンスの会を開催。鳥取市老人クラブ連合会理事として健康推進はもとより女性部活動にも力を注ぐ。「ミニ傘」を考案し地域の土産物として好評を得ている。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
60歳になると同時に老人クラブに加入。
以前から健康講座やボランティア講座に参加し、講座で身につけたことを、どこかで生かしたいと思っていた松川延枝さんは、60歳になると同時に、醇風地区老人クラブ(ことぶき会)に加入しました。
その当時の婦人部の部長にいろいろと教わる中で、老人会に集まっている多くの方々と地区の皆さんで、何か一緒にできないかと思い、平成8年から、健康講座で習ったフォークダンスを、健康づくりや仲間づくりのために定期的(月2回)に開催することにしました。松川さんは現在も醇風地区において、会の中心となってフォークダンスを実施しています。
また、ボランティア講座で身につけたことを役立てようと、介護老人福祉施設(幸朋苑)でのボランティア活動を始め、以前は生け花指導を、現在は一緒に歌を唄う活動を行っています。
こうした活動は、松川さん自身の楽しみであり生きがいである一方、施設からも大変喜ばれており、活動の励みとなっています。
ミニ傘を考案し、地域の活性化も。
平成13年4月から、鳥取市老人クラブ連合会理事として健康推進だけでなく女性部活動にも携わるようになった松川さんは、平成17年には鳥取市老人クラブ連合会常任理事および女性部長に就任。
女性部活動推進事業の一環として「ミニ傘」を考案し、地域の土産物として好評を得ています。
「ミニ傘」は、正式には「ミニしゃんしゃん傘」という名称です。鳥取県に昔から言い伝えられている雨乞いの踊り「因幡の傘踊り」をアレンジした、現在の「鳥取しゃんしゃん傘踊り」で用いられる傘をモチーフに、鳥取をPRするためのお土産を作成しようと制作しました。
松川さんは、この「鳥取しゃんしゃん踊り」の傘を、和紙を用い小鈴を付け、開くことのできる15センチほどのミニ傘で再現し「ミニしゃんしゃん傘」と名付けたのです。
現在、制作は年に2〜3回ですが、県外の方へのお土産として大変喜ばれています。
様々な活動に加え、指導も熱心に。
フォークダンスや生け花指導の活動に加え、鳥取市老人クラブ連合会女性部長として、女性リーダーとしての信頼も厚く、後進の指導にも熱心に力を注ぐ松川さん。
「現在の活動を継続しながら後継者を育てるために、新規会員加入促進に力を入れていきたいと思っています。また、『ミニ傘』の作成に力を入れ、今以上に会員に広めるとともに、老人クラブの方々の生産活動や生きがいの一つとなるように努力をしていきたい」と抱負を語ります。