山村 秀敏さん
子供たちへの読み聞かせ活動と共に高齢者の生涯学習のためにも活動。
名前(年齢) | やまむら ひでとし 山村 秀敏さん(77歳) |
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地域 | 久留米市 |
活動概要 | 高齢者大学を卒業後、「子ども交流サークル」を立ち上げ、校区コミニティセンターや図書館、保育園などでボランティア活動を実践。また、生涯学習センターでは、利用者の会の会長として生涯学習推進のために活躍されている。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
退職後にボランティアを学び実践。
山村秀敏さんは、定年退職後、久留米市が主催する老人大学で学び、その後、ふくおか高齢者大学に入学しました。高齢者大学では、生涯学習ボランティアの考え方と実践を学びましたが、「絵本の読み聞かせ・子ども交流」を受講した際、子育て支援センターで実習の演技をしたところ、3歳の幼児が物語の中に入り込み、一緒に声を出すことがありました。その姿に感動した母親の「子供がこんなに熱中する姿を見たのは初めてです」との感想を聞き、山村さんは自分の絵本の読み聞かせに自信を持ち、読み聞かせを中心にして子供育成の手助けをしようと考えました。
高齢者大学在学中の平成13年に、大型紙芝居を中心とした伝承遊びなどを交えた「子供育成」・「高齢者との交流」等を実施。その後、生涯学習センターのボランティア育成講座等を経て、平成20年の1月には講座受講生の仲間と、子供の育成と高齢者間交流を目的としたサークル「えーるピア子ども交流」を立ち上げました。
自ら率先して地域の活性化に貢献。
「えーるピア子ども交流」は、スポーツ・昔遊び・折り紙・絵本を使っての読み聞かせ・紙芝居・わらべ歌等で、子供との交流を楽しむ交流会を実施。シニアカレッジなど生涯学習で学んだ知識、今までの経験を生かして、子供と触れ合って、情操豊かな成長を願うことを目的として、同時に会員相互の親睦、研鑽を通じて地域福祉に貢献、奉仕するものです。
こうして山村さんは、地域からのボランティア要請に応えるだけでなく、自ら率先して地域の活性化に貢献しています。
現在、山村さんは、毎月2回の「おはなし会」を実施。その他、社協イベント、Fコープイベントなど年間40〜50回の子ども交流ボランティア活動を行っています。
さらに幅広く生涯学習と地域貢献を支援。
現在、約60団体で構成される生涯学習センター利用者の会の会長となり、団体間交流にとどまらず、地域間の交流を視野に入れたサークル発表会や展示会の企画・実施を中心になって行っている山村さん。
「今後は、生涯学習センターと協力して、校区コミュニティセンターや、合併後に久留米市となった旧4町校区に出向いてイベント広報活動や『おはなし会』を実施したい」と抱負を語ります。