飯島 篤信さん
趣味の囲碁を通じて高齢者の生きがいづくりのために尽力。
名前(年齢) | いいじま あつのぶ 飯島 篤信さん(82歳) |
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地域 | 東京都(杉並区) |
活動概要 | 囲碁を通じ社会に役立てようと世話人と、高齢者を中心とした懇親碁会「せいゆう会」を立ち上げ。平成24年6月には設立10周年の120回記念行事の例会を実施するほどになり、高齢者の生きがいづくりに取り組んでいる。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
趣味の囲碁で社会に役立つ活動を。
日本棋院からアマ八段を免許される実力を持つ飯島篤信さんは、長年趣味としてきた囲碁を通じ、高齢者を中心とした多くの人々に喜びを与えると共に、その喜びを自分自身のエイジレス・ライフの充実にしたいと考えました。
平成14年、長く郵政に携わった飯島さんは、その経歴から郵便碁を中心とした高齢者主体の懇親碁会「せいゆう会」を立ち上げます。会員80余名で始まった「せいゆう会」は、以来、毎月1回の例会を重ね、飯島さんは11年以上にわたり会を主宰。平成24年6月には設立10周年の120回記念行事を行うなど、精力的な活動を続け、延べ約5700人の参加者を得ています。
対局者同士が次の一手を送り合うことで対局をする郵便碁は「盤碁との相乗効果で、さらに面白くなる」と語る飯島さん。高齢者の生活リズムに合った郵便碁と、良き棋友に出会い新しい喜びを見つける懇親碁会で、よりよい囲碁ライフを築き高齢者の生きがいづくりに貢献したいと考えています。
幅広い活躍でより多くの人々と楽しむ。
飯島さんは「せいゆう会」だけでなく、なかなか碁を打つ機会の少ない女性にも、囲碁を楽しむことによって豊かな人生を送ってもらいたいとの思いから、女性を中心にした囲碁勉強会の「寺子屋」で講師を務めています。毎月1回の指導で、すでに約12年間務めています。
さらに、地元杉並区の老人会「一心会」主宰の囲碁会にも毎週1回参加し、15年にわたり延べ約700回の指導を行っています。
その他郵便碁関係の会等を含めて、現在も概ね月15回もの活動に参加しています。
過去には、日本郵便囲碁愛好会常任評議員として3期9年にわたり活動し、郵便碁の全国普及に努め、現在も長老会員として活躍。郵政囲碁連盟には立ち上げ時から参加し、現在も顧問として活動。さらには、逓信協会雑誌の連載記事を始め、多くの執筆活動も行うなど多方面にわたり活躍しています。
多くの方の意見を聞きながら充実の活動を。
「『せいゆう会』は、平成24年に設立10周年・例会120回の記念行事を実施しました。その後も多くの方の支持を得ており、これからも続けていきたいと思います。また、『寺子屋』や『一心会』、そしてその他の活動も、多くの方々の意見を聞きながら、さらに参加した人が充実した人生を送れるよう活動を続けていきたいと考えています」と飯島さんは抱負を語ります。