荻原 儀重さん
学生時代の経験をもとに地元合唱団とともに地域貢献活動を実施。
名前(年齢) | おぎはら ぎじゅう 荻原 儀重さん(80歳) |
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地域 | 千葉県(我孫子市) |
活動概要 | 古希を前にして合唱活動を再開し、地元男声合唱団「アンサンブル・レオーネ」に入団。現在では、団の副指揮者として、特別養護老人ホームをはじめ「社会福祉施設」等を慰問・訪問活動を積極的に展開している。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
音楽活動の再開と福祉活動の始まり。
古希を目前にして、学生時代に培った音楽活動の再開を考えていた荻原儀重さんは、地元の男声合唱団「アンサンブル・レオーネ」に興味を持ちました。
調べてみると「アンサンブル・レオーネ」では、昭和53年の結成以来、地域の活動だけでなく、特別養護老人ホームや社会福祉施設への慰問・訪問を、長期間にわたって継続的に展開していることを知ります。
音楽活動と共に、社会福祉活動にも強い関心を持っていた荻原さんは、迷うことなく入団を決意しました。
入団当初は、メロディ部を担当する第一テノールの一員として活躍していた荻原さんですが、平成16年、地元の我孫子郵便局郵政記念日式典でのミニコンサートでは指揮棒を振りました。その後、ピアノが堪能であることからその音楽的資質を買われて、平成18年からは副指揮者として、部外指揮者が不在の際に団員の指導をするようになります。また、社会福祉施設の慰問・訪問等の地域での演奏活動では、指揮者として登壇するようになりました。
荻原さんの庶民的で明るい性格は、演奏会の進行で観客に話をする際にも会場を和ませる雰囲気があり、訪問先の方からも喜ばれ歓待されています。
音楽活動だけでなく地域活動にも貢献。
荻原さんは現在、毎週の土曜日または日曜日に行われる練習の際、前半の1時間20分を担当し、発声練習や、新曲の音取り、曲想等についてきめ細かい指導をしています。
平成25年12月に開催された「アンサンブル・レオーネ」の創立35周年記念では、OB等のゲスト出演者を含めた総勢50名を超える大合唱団の指揮者として登壇し、「ふるさと」「遙かな友に」「希望の島」の合唱三部作を披露。500人を超える聴衆から喝采を受けました。
また、荻原さんは、地元で古くから歌い継がれてきた「手賀沼小唄」や「我孫子音頭」の普及と保存のため、自演のCDを自主制作し、地域の方に贈呈するなど、地域振興にも積極的に取り組んでいます。
音楽活動の更なる前進を目指して。
音楽活動の幅を広げるために、現在もピアノのレッスンを続けている荻原さん。より上級を目指してショパンのワルツ集全曲をマスターするなど、意欲は衰えません。
「傘寿を迎えた現在でも、音楽活動に年齢は関係ないとの信念を持って、更なる前進を目指していきたいと思います。また、地域での合唱活動だけでなく、特別養護老人ホームや社会福祉施設等の訪問活動で、より積極的に社会貢献を推進していたいと思っています」と抱負を語ります。