八田 幹也さん
現役水泳選手として、子供たちの育成指導者として、地域の発展に貢献。

名前(年齢) はった みきや
八田 幹也さん(77歳)
地域石川県(小松市)
活動概要退職後も、水泳の現役選手として各種大会で連年上位入賞を果たす。小松市で最初のスポーツ少年団を結成するなど、子供の育成に献身的に取り組み、市の少年補導員及び防犯協会幹事として非行防止や健全育成に努めている。

(注)年齢は、平成26年4月1日時点

現役スイマーとして、水泳指導者として。

八田 幹也さん

 15歳から水泳を始め、大学時代には自ら水泳部を創部しキャプテンまで務めた八田幹也さんは、郵便局長を退職後も生涯現役で生涯スポーツとして水泳に取り組もうと決意。昭和26年、15歳の時の初参加以来、現在も競技会への参加を続けています。
 ねんりんピック、県民体育大会に選手として出場。過去には、国民体育大会や、日本実業団水泳大会、世界・アジア・日本の各マスターズ大会等に出場し、上位で入賞するとともに、日本記録を樹立したこともあります。
 また、広く水泳の楽しさを教え、水泳ファンを拡大するために、平成10年には水泳協会の役員に就任。指導した生徒は延べ4000人を超え、オリンピック選手も輩出しています。
 八田さんは現在も、小松市水泳協会会長、石川県水泳協会副会長として、後進の育成と水泳競技の普及に尽力しています。


青少年の健全な育成を目指して。

 昭和41年、八田さんは郵便局長として地域活動に取り組もうと、小学生に規律ある生活と遊びを教えることを目的とした小松市で最初のスポーツ少年団「安宅スポーツ少年団」を結成しました。
 また、青少年の非行防止と健全育成に取り組むために、昭和58年に小松市少年補導員に就任。長年にわたり活動を続け、平成7年には小松市少年補導員連絡協議会会長に、平成11年には石川県の副会長に就任しました。
 現在は、毎月第3金曜日に補導員50名が7班に分かれて補導活動を行うほか、年3回の一斉補導、施設の訪問見学、地域の行事やイベントへの参加等、積極的な活動を展開。各種関係団体より感謝状、表彰を受けています。


地域の健康増進に尽力。

八田 幹也さん

 八田さんの水泳での活動やスポーツ少年団での活動が評価され、また八田さん自身も設立趣旨に賛同したことから、昭和61年、自然やスポーツ、文化に親しみ心身の健康づくりを目的とした「健康村」の開村にあたって初代村長に就任。
 以降23年間にわたって村長として各種行事を企画実施し、村民の増加、活動の充実に努め、現在は後進の指導にも努めています。


地域社会のために。地域住民のために。

 様々な活動に加え、小松市の選挙管理委員、地域の体育協会会長、小松市老人クラブ連合会会長等数多くの役職に就任し、総理大臣、警察庁長官、石川県知事等から感謝状、表彰を受けている八田さん。
 「これからも健康管理に努め、現在の活動を継続し、地域社会の発展、地域住民の絆の強化の一翼を担っていきたい」と語ります。