久冨 勝比古さん
書道教室の講師として高齢者の生きがい対策や後進の育成に貢献。
名前(年齢) | ひさとみ かつひこ 久冨 勝比古さん(92歳) |
---|---|
地域 | 山口県(山陽小野田市) |
活動概要 | 過去には、数々の書道に関する最高賞を受賞し、昭和60年には「市民憲章」碑の揮亳も手掛けている。現在は、自宅で書道教室を開催、地域において名誉住民として存在感がある。現在92歳で会員最高齢者の記録を更新中である。 |
(注)年齢は、平成26年4月1日時点
より多くの人に書道の楽しさを。
過去に、数々の書道に関する最高賞を受賞し、昭和60年には山口県小野田市の当時の「市民憲章」碑の揮亳も手掛けた久冨勝比古さんは、昭和38年に書道塾を開業し、以来一貫して書道教育に努めてきました。
昭和50年に東京都文化書道高等師範免許を取得した久冨さんは、その後小野田市が高齢者を対象に、年齢にふさわしい社会的能力を身につけ、心豊かに幸せな人生をおくるための生涯学習の場として開催した「しあわせ学級」の書道教室の講師として招かれ、高齢者と関わる活動を開始。19年にわたって、高齢者の生きがい対策に貢献しました。
昭和54年に文化書道中・四国連合会理事となり、昭和56年には文化書道小野田文龍会を設立し現在まで会長を務めています。
また、平成2年に、小野田書道連盟を設立し会長に就任。平成8年4月には、文化書道山口県書友会を設立し会長に就任するなど、地域の書道文化の普及向上のためにも尽力してきました。
92歳にして現役を続け精力的に活動。
平成3年、小野田市シルバー人材センターに「筆耕・書道の指導」で入会した久冨さんは、現在92歳で、会員最高齢の記録を更新中。現役会員として精力的に書道の指導に取り組むとともに、賞状書きや宛名書き等、正確かつ力強く筆耕しています。
毎年、75歳以上の地域住民100人の方に直筆の色紙を配布する等、地域貢献にも積極的な久冨さんは、現在でも、毎年のように山陽小野田市内のショッピングセンターや市民病院のロビー、各種施設において個展を開催するなど、書道家として精力的に活躍。また、自宅にて書道教室「桂石書道会」も開催し、後進への指導も続けています。
現役として今後も活動を継続。
92歳にして現役で書道の指導を続け、メガネ、補聴器もまったく使用することなく、書道教室「桂石書道会」の講師として、山陽小野田市シルバー人材センターの現役会員として、そして地域の書道協会の会長として、精力的に活動する久冨さん。
「92歳の高齢ではありますが、今後も活動を継続していきたい」と抱負を語ります。