大掛 まさ美さん 73 歳
健康を楽しみ、目標を持って精進、卓球の素晴らしさを伝える。

高校で卓球部に入部、実業団でも熱心に取り組む

卓球クラブの仲間とともに

 大掛まさ美さんは、色々なスポーツをやってきましたが、高校に入学し、自分の体格などを考え、選手としてやっていくのであれば、卓球が相応しいと思い卓球部に入部したそうです。
 高校卒業後、入社した実業団に、全国・世界で活躍する選手がいた為、影響を受け熱心に卓球に取り組みました。その若い頃の経験が、現在の活動のきっかけになっているそうです。

卓球同好会への入部を機に卓球を再開

競技中の大掛さん

 結婚を機に家庭に入り、専業主婦として3人の子育てを行い、夫の転勤で上京。慣れない東京での生活が始まりました。大掛さんが30代、長女が小学4年生の時でした。
 その時期、小学校の卓球同好会への誘いを受け、親子で入部、卓球を再開しました。
同好会には選手経験のある人がいなかったため、経験を買われ指導的立場となりました。そのおかげで大掛さんも、子供も共に地域に早く慣れ、多くの友達を持つことができたそうです。
 PTA学校対抗も盛んで、他校の指導も頼まれるようになり、また、地域の卓球クラブにも参加し、選手として全国大会を目標に活動を再開しました。

指導の傍ら、自身の目標達成にも努力し続ける

 現在、荒川区卓球連盟副会長の要職に就き、試合等、連盟の運営に携わっており、卓球の普及活動を通して、区民のスポーツ振興と健康づくりに貢献しています。
 また、荒川区の卓球教室で週2回、初級者・中級者を指導しています。「年齢、技術、目的も様々な方たちとの交流を通して、健康を楽しみ、そして何歳になっても目標を持って精進できる喜びを、卓球を通じて感じて頂けたらと思いながらやっている」と、大掛さん。
 一方、クラブチームの監督として、全国大会出場を目標にした選手の育成もしています。
 大掛さん自身も、毎年、全日本マスターズでの優勝を目標に、週4回の練習とウエイトトレーニング、ジョギング等体力づくりに励んでおり、平成26年にはローセブンティーのカテゴリで優勝しました。
 今後も自身の目標達成に努力すること、クラブチームの部員を一人でも多く全国の舞台に出してやること、そして、卓球を生涯スポーツとして選んでくれた方々に、その素晴らしさを実感してもらえるよう、普及活動を進めることに頑張っていきたいそうです。
 「今まで、多くの方からご指導、ご協力頂いたお陰で今日がある」、その感謝の気持ちを、卓球を通じて返していくことが、自分の使命だと考えているそうです。