平田 孝行さん 70 歳
青少年育成と高齢者への楽しみの提供、障害者福祉のボランティア活動も。

子供の健やかな成長を願って

小学校施設でのレクレーション

 平田孝行さんは、自身の子供が小学生の頃、一緒になって楽しく遊ぶことを大切に考えて、30代の時に青少年育成国民会議の青少年育成アドバイザーと、日本レクレーション協会のレクリエーション指導者の資格を取得しました。
 資格を取得するうちに、その知識を還元しなければならないと考えるようになり、子ども会や小学校の親子レクリエーション、地域や職場の夏祭りや体育行事など積極的に参加して、子供から大人まで共に楽しめるよう相談・支援活動をはじめました。

ボランティアの気持ちが強く定年退職後から本格的に

高齢者と子供で楽しむ

 60歳の定年退職を機に、本格的に何ができるかを考え、平成18年から5年間、久留米市が開講している高齢者大学を受講しました。そこで子供から高齢者まで楽しめるニュースポーツを学びます。さらに、シニアルネサンス財団のシニアライフアドバイザーの資格を取得し、九州シニアライフアドバイザー協会に所属して、シニアが豊かな生活を送るためにジェロントロジー(加齢と高齢化における問題解決の学問)の研究をしています。
 また、高齢者大学の受講生や修了生の仲間と毎月2~3回定期的にニュースポーツを楽しみ、健康の維持に努めています。

生涯ボランティア活動を続けていく

 平成22年に高齢者大学卒業生の仲間とともにニュースポーツボランティアを立ち上げました。
 さらに、今までの活動に加えて、障害者と健常者が共に楽しく過ごせるようなニュースポーツのイベントの企画や福祉関係の支援活動も行っています。
 平田さんのボランティア活動は、地域の子供たちの健全な成長の手助けや高齢者の生涯学習推進と生きがい・健康づくりに貢献しています。
 平田さんは、「幸いにも自分は健康です。元気なうちは今までどおり仲間と共に、青少年育成保護、障害者福祉のボランティア活動を続けていきたい」と語っています。