木村 尚典さん 75 歳
郷土の偉人「吉原古城」の魅力を紹介しながら地域を盛り上げていく。

吉原古城の遺墨作品をフィルムに納めて作品展

吉原古城屋敷跡記念碑

 木村尚典さんは、郷土の偉人であり書家であり漢学者であり神職である吉原古城(よしはらこじょう)の一生を、地元の人をはじめ多くの人々に紹介する活動を続けています。
 昔から郷土史に触れることが大好きだった木村さんは、多くの人や資料から、吉原古城の情報を収集し、その面影に強く惹かれていきます。地元を含めて所縁のある場所にはくま無く足を運び、大分県宇佐市や東京まで出掛けて遺墨作品をフィルムに納めて作品展を開催するなど、どんどん活動にのめり込んでいきました。
 その熱意がもとで「古城旧居跡」の保存についても地主に相談をされるまでになり、その結果、木村さんに古城旧居跡が無償提供されることとなりました。
 木村さんは自ら地元の有志に声かけをし、すべてボランティア活動で約330平方メートルの立派な「吉原古城屋敷跡公園」を完成させました。現在は地元の公園として開放し、多くの地域の住民に親しまれています。

「吉原古城誕生祭」をすべてボランティアで運営

生誕150年祭が行われた吉原古城公園

 平成16年には、木村さんは「吉原古城先生を偲ぶ」という本を自費出版しました。これをきっかけに、地元でも今まであまり知られていなかった吉原古城という人物のことが広く知られるようになりました。
 また平成17年からは、吉原古城の誕生日の7月7日を「古城碑の記念日」と定め、毎年、吉原古城屋敷跡公園で「吉原古城誕生祭」を開催しており、今年は生誕150年祭として大々的に開催されました。この祭もまたすべてボランティアによって運営されています。

「みやこの先人」10人のDVD制作 古城とともに郷土を盛り上げる

 現在、みやこ町郷土史会理事、吉原古城顕彰会会長として活動し、また、平成23年みやこ町発行の「みやこの先人」10人のDVD特集の制作に携わるなど、郷土史を詳しく説明し普及することに努めています。
 吉原古城も先人の一人として選ばれ、インターネットで紹介されるなど一躍有名になりました。
 「今後も吉原古城先生をより広く紹介していく活動を行いながら、将来的には吉原古城屋敷跡公園がみやこ町の代表的な名所になるように盛り上げていきたい」と、木村さんは今後の抱負を語ります。