八角 武二さん 71 歳
定年後ホームヘルパー資格取得、地域のボランティア活動に尽力。

定年後、ホームヘルパー講習を受講

「こども見守り隊」

「こども見守り隊」

 八角武二さんは、定年をきっかけに人生の余力ができたので、「何もしないわけにはいかない」と思い、ホームヘルパー講習を受講。
 ホームヘルパーの資格を取得されて以後、地域で高齢者を支えることを目指して、長年にわたり地域福祉及びボランティア活動に尽力しています。

災害ボランティアの活動から地域活動への広がり

車いす介助体験

 平成23年の東日本大震災後のボランティア活動への参加を契機に、地区の災害ボランティアをはじめ、社会福祉協議会の福祉推進員やこども見守り隊にも活動を広げ、現在に至っています。
 高齢者や生活困窮者の引越し・家屋清掃の手伝いや東日本大震災の市内被災地の災害支援ボランティア活動経験から、台風による水害時の災害時支援活動に毎回協力されて、福島県南相馬市の災害ボランティアへも定期的に参加されています。
 現在もホームヘルパーの仕事に従事する傍らで、地域の福祉施設のイベントや事業などでの車いす介助や誘導などの協力、「こども見守り隊」として、松尾小学校の朝夕登下校時の見守り活動をされています。
 ほかにも、松尾地区社会福祉協議会の福祉推進員として、松尾認定こども園の環境整備や子供との昔遊び交流、地区高齢者への支援事業への協力、山武市身体障害者福祉スポーツ大会・日帰り旅行・納涼会・新年会・いちご狩り等の行事への活動協力などをしています。
 また、山武市社会福祉協議会住民参加型在宅福祉サービスの協力会員として、地域で困っている方々への通院・家事支援等と、幅広く様々な活動を続けていらっしゃいます。

様々な活動を無理せず、ずっと続けていきたい

 活動を続けるモチベーションとなるのは「ありがとうの言葉」と語る八角さん。現在の活動を無理せず、身体を壊さないようにしながら、今後も永く続けていきたいそうです。
 心優しく相手のことを思いやり、年齢を感じさせない行動力と体力で、生き生きと高齢者等の支援に関わる姿は、周囲の人々の模範となっています。