平成29年度社会参加活動事例

都道府県・指定都市・中核市及び高齢者関連団体から推薦のあったエイジレス・ライフを実践する94名、社会参加活動を行う77団体の中から、内閣府に置かれた選考委員会(委員長:瀬沼克彰 桜美林大学名誉教授)の案を踏まえ、内閣府において、今年度のエイジレス・ライフ実践事例(個人)55名社会参加活動事例(グループ等)46団体を決定しました。

決定されたエイジレス・ライフ実践者に対し「エイジレス章」、社会参加活動団体に対し「社会参加章」を章する書状を交付するとともに記念の楯を授与します。

平成29年度 エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例選考委員会

委員長
瀬沼 克彰 桜美林大学名誉教授

委員
有馬 廣實 拓殖大学名誉教授
大島 典子 日本テレビ放送網(株)コンプライアンス推進室考査部専門部長
竹川 智子 (株)フラン代表取締役
松村 直道 江戸川大学特任教授
髙島 弘行 宮崎市福祉部長
(敬称略)

社会参加章受章団体

北海道・東北 | 関東・甲信越 | 東海・北陸 | 近畿 | 中国・四国 | 九州 | 関連団体

○北海道・東北ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
グループ等の名称
活動内容
1北海道
(池田町)
ふまねっとサポーターズ
いけだ
高齢者は高齢者を支えることができるということを証明しようと有志による自主的ボランティア組織を平成19年に発足。10年間活動を継続している。網を使ってステップ運動を行う「ふまねっと健康教室」を、町内会館等13会場で年間250回以上開催している。年間述べ参加数は3,700人以上。町民の健康維持・介護予防に貢献している。他町村へも指導に出かけ、道内各地に「ふまねっと」を広げる起爆剤にもなった。
2郡山市 てらこやこおりやま
寺子屋郡山
将来を担う子どもたちのために、仕事で得たことを還元したい、また、何か役に立てることがないかと考えていた教職経験者や民間企業退職者、住職等が、平成26年1月に「寺子屋郡山」を立ち上げ、学習意欲のある子どもたちに学校外に学習の場を提供し、児童生徒の自主的な学習に対する支援を行なっている。この活動は、今後の学校教育や社会教育のモデルとなる大変有意義な取組である。
3郡山市 こおりやましとうぶふじんかい
郡山市東部婦人会
平成14年から郡山駅東口広場の清掃活動を年6回これまでの15年間継続して行っている。活動中は積極的に通勤通学の市民にあいさつを行っており、地域のきずなを深め、特に若年層の地元愛啓発に繋がるものと考える。清掃活動のほかにも、老人施設への慰問、小学校や幼稚園でのひな人形作り講座、平成17年からは子供たちを安全に下校させる「見守り」活動を行っており、これら活動は地域にはなくてはならない存在となっている。
4郡山市 こおりやまあるこうかい
こおりやま歩こう会
平成14年の発足以来、ウォーキング運動を普及推進するとともに、自然を愛護し、自然に親しみ、健康と心身の涵養をはかり、明るい地域社会の発展に寄与することを目的に、毎年20回程度の月例会開催をはじめとする積極的な活動を続けている。また、会のウェブサイト(http://www13.plala.or.jp/otona-e/)を作成し、活動内容やウォーキングイベント情報など積極的な情報発信に努めている。
5郡山市 みたてくってみねえかい
みたて食ってみねえ会
地元の農家が共同で、故郷を離れ都会に住んでいる親戚を中心に、「みたて」で収穫された米、味噌、季節の野菜、農産加工品を月に一度送品する取組を行うため「みたて食ってみねえ会」を発足させた。また、地域行事の様子や季節の風物等を紹介する「みたて通信」を同封し、受け取った人達が懐かしい地域文化に触れることができるよう故郷の情報発信に努めている。
○関東・甲信越ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
グループ等の名称
活動内容
6茨城県
(水戸市)
いばらきけんしるばーりはびりたいそうしどうしれんごうかい
茨城県シルバーリハビリ体操指導士連合会
平成17年度から茨城県が養成を始めた「シルバーリハビリ体操指導士」により組織された会である。近年は、体操指導の平準化や介護予防の知識の向上を目的としたフォローアップ研修を行うなど、全県的な活動を行っている。また、平成27年9月の「関東東北豪雨災害」の際は、約2か月にわたり避難所で体操の指導を行った。
7栃木県
(さくら市)
かみあくつぶんかざいほぞんいいんかい
上阿久津文化財保存委員会
鬼怒川舟運の終発地である阿久津河岸に、江戸時代から伝わる彫刻屋台などの文化財の保護と伝承を目的として結成された委員会であり、ボランティアガイドやガイドマップの作成に積極的に取り組んでいる。さらに、自然保護活動や世代間交流を目的とした祭りの企画にも活動の幅を広げている。当委員会の活動を皮切りに、他の地域でも文化財保護のボランティア活動が始まるなど、他の模範となっている。
8群馬県
(太田市)
あろは・おえ
アロハ・オエ
ウクレレを中心とした楽器の演奏をするグループで、高齢者施設や障害者施設等へ訪問を行っている。退職後に傾聴ボランティアをしていた4名で、訪問先でお話しだけでなく歌や演奏ができたらとウクレレを習い結成。現在は人数も楽器の種類も増え、レパートリーを増やしている。最高齢81歳のメンバーをはじめ、お互いに親睦を深めながら曲を練習して披露、観客が喜ぶ姿を見る事で、メンバーの健康維持・認知症予防にもなっている。
9埼玉県
(毛呂山町)
じゅうみんさんかがたざいたくふくしさーびすぐるーぷ
ゆうあいもろやま

住民参加型在宅福祉サービスグループ「友愛毛呂山」
地域のボランティア講座の修了生により結成。住みやすい町づくりのお手伝いを目的。高齢者、子育て、障害者らの家事援助や通院介助を実施。「おしきせでなく、ほどこしでなく、営利でなく」をモットーに有償ボランティアとして、現在は年3000回ほどの活動を39名の会員で対応。活動は会員相互の話合いで決定し、行政の関与はない。地域包括支援センターやケアマネジャーにとって安心して任せられ、頼れる存在。町地域福祉の推進のトップを走っているグループ。
10東京都
(世田谷区)
とくていひえいりかつどうほうじん
しにあそーほーせたがや

特定非営利活動法人シニアSOHO世田谷
本団体は、シニアが持つ能力を活用するため、シニアが地域社会において自己実現をはかること、シニア個人の能力を地域社会に還元すること、更に活力を引き出すため企業活動に参加することを促進することを目的に発足し、主に、シニアのITリテラシー向上に資する活動を行っている。現在は、シニア向けのiPhone・iPad講座を定期的に開催する他、他自治体や民間団体から依頼を受け、シニア向けの各種講座を実施している。
11神奈川県
(綾瀬市)
こぞのろっくじえいぱとろーるたい
小園6区自衛パトロール隊
小園6区自衛パトロール隊は、空き巣が多発していた時期をきっかけに、有志74名29チームが週29回の地域の防犯パトロールを開始し、犯罪抑止や他地区への波及など犯罪のないまちづくりに貢献している。
さらに「近隣監視」と表示したシールを作り、全戸に貼付し、地域防犯体制の一体感を創出している。隊員は「人と知り合え・会話も楽しく・色々な情報で勉強になり・歩くことが健康にも良い」と、熱心に活動している。
12神奈川県
(綾瀬市)
たかざぶたけんきゅうはん
高座豚研究班
市の生涯学習講座をきっかけに、「おいしく・たのしく・げんきに」をキャッチフレーズに、綾瀬産の高座豚を生かした「豚まん」を考案し、研究・普及活動を15年にわたり行っている。市内の小中学校・PTA・市民団体など市内全域で幅広い年齢層の方々へ「豚まん」の調理実習の食育出前講座を開催しており、次第に知る人の少なくなっている高座豚の歴史や豚の種類・特徴・使い道についても伝承している。
13さいたま市 こまばらじおたいそうかい
駒場ラジオ体操会
毎朝、駒場運動公園に来ては、周回道路をウォーキングしたり、ストレッチ体操をして体を動かした後、ラジオ体操をしている。今は、会員が354名になり、「認知症」の予防にも大きく役に立っていると確信して活動している。
夏休みは、子供と一緒にゴミ拾い会を実施し、地域住民のコミュニケ―ションの場になっている。
○東海・北陸ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
グループ等の名称
活動内容
14石川県
(小松市)
しちょうまちしんわかい
四丁町親和会
子どもたちの登校時には毎朝横断歩道や踏切等の危険箇所で、見守りを行っており、冬季には、子どもたちの通学路周辺等の除雪を行う等安全確保のための活動を積極的に行っている。また、町内の墓地・神社等の清掃や、花壇の維持管理も行っており、地域住民から感謝されている。そのほか、自宅での閉じこもりを防ぐため、町内会館に将棋や囲碁、麻雀等を行う脳活サロンを立ち上げるなど、地域の連携強化も積極的に行っている。
15石川県
(かほく市)
うえだなふくじゅかい
上田名福寿会
地区に伝わる民謡や踊りを伝承していくため、休眠状態にあった「伝承芸能保存会」を老人クラブが主体となって復活させ、クラブの新年会で、民舞等いくつかの演目を発表している。また、昭和26年、地区小学校の敷地造成作業中の事故で手弁当で参加していた住民2名が亡くなり、命日に小学校が毎年開催する供養祭では、老人クラブ有志が「奉仕の塔」と刻まれた記念碑周辺の清掃活動を子どもたちと行い、事故当時の状況を伝えている。
16福井県
(坂井市)
りりーのかい
リリーの会
地域の家庭講座の受講生が会を立ち上げ、利用者の話し相手と入浴時の着衣着脱などのお手伝いとしてボランティア活動を始めた。その後、利用者の要介護度の重度化や会員の高齢化により、活動内容を洗濯物たたみに変えて継続しており、活動は25年間に及ぶ。会員は利用者と会員同士の交流を楽しみながら活動しており、利用者にも喜ばれている。ボランティア活動が生きがいになり、活動内容を変えながら長年積極的に取り組んでいる。
17名古屋市 とくていひえいりほうじん
ぴーしーますたーず

特定非営利活動法人 PCマスターズ
名古屋市高齢者就業支援センターの「パソコンインストラクター養成講習」を受講した方により、結成されたグループで、高齢者向けのパソコン講習会の講師やパソコンの個人指導を行っています。活動開始から16年を迎え、最近では地域に密着した高齢者向けのパソコン相談やパソコン教室を行うなど、高齢者のITスキルの向上に貢献しています。
18豊田市 ひろせえきまえひろば
さんちょくぶかい

広瀬駅前ひろば 産直部会
高齢化、過疎化が進む石野地区において、石野地区地域会議で協議、検討し、「高齢者の生活の自立と生きがいづくり」「住み慣れた地域での暮らしの継続」「住みよい地域づくりと地域の活性化(定住化への促進)」「身近な地域の交流拠点」を目指した取組であり、三河広瀬駅舎の跡地を活用して、野菜販売や野菜作り講習会、地元中学生との交流、ツーリングやサイクリングで来訪した若者の交流拠点の創出等を実施している。
○近畿ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
グループ等の名称
活動内容
19滋賀県
(守山市)
あんしんおたすけたい
安心お助け隊
高齢化や核家族化が進んでいるなか、サービスや制度では補えない暮らしの中の困り事に不安を抱える高齢者が増えている。法律の隙間で困窮している高齢者を対象に主体的で積極的な活動を実行、市民からの困り事の支援依頼に迅速に対応している。社会福祉活動計画において標榜している「みんなが主役、つながる支えあう 福祉のまちづくり」のとおり、地域の福祉活動にも根ざした活動をしている。
20滋賀県
(守山市)
しぜんゆうほどうせいび
たつたしんえいたい

自然遊歩道整備 立田森衛隊
環境整備活動と交流の場を作るために結成された団体で、地域の堤防や雑木林に遊歩道を作り、森の木々の管理、および整備した森等を活用して音楽コンサートや保育園の自然観察会の支援などの活動を積極的に企画し活動している。さまざまな活動により、地域の自然や歴史に触れ、ふるさとの魅力を発見できる機会を提供し、世代を越え多くの人の交流の場となっている。地域の他団体との連携も多くまちづくりの推進に貢献している。
21滋賀県
(野洲市)
のすしいちみやけふくじゅかい
ぼらんてぃあぐるーぷ

野洲市市三宅福寿会 ボランティアグループ
老人会内に有志のボランティアグループを立ち上げ、地元幼稚園や小学校の登園校時に合わせた交通安全見守り活動や、季節を感じる体験として、5月の田植え・9月の稲刈り作業・12月のもちつき大会、2月の伝承遊び(竹馬・あやとり・竹トンボ等10種目)などを子ども達とのふれあい活動として続けている。子ども達や保護者からは、貴重な体験ができると大変好評を得ている。
22京都府
(宇治市)
うじしかいごしゃかぞくのかい
宇治市介護者(家族)の会
発足当時は、ねたきりの高齢者を介護する23人の介護者による介護者のための会であったが、現在では認知症や介護予防にも焦点を当てた幅広い活動を展開している。介護者に市のサービス・事業利用を促したり、医師やケアマネジャーといった医療専門職との関わりについて助言したりしている一方、行政へも介護者の立場からの提言を続けてこられ、介護者とフォーマル・サービスおよび行政を繋げる架け橋としての役割も果たしている。
23兵庫県
(豊岡市)
よつばのかい
よつばの会
世代を超えた地域の繋がりを作るために空店舗を活用して開設された交流スペースで「喫茶よつば」を毎週開催している。また、児童と一緒に料理を作る活動は大好評であり、皆次回の活動を楽しみにしている。「できる人ができる事を、できる時に、楽しく」をモットーに月ごとに話し合って予定表を作り活動している。H28年12月に設立された竹野南地区コミュニティでは福祉部門の中心的存在となり、地域福祉に貢献している。
○中国・四国ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
グループ等の名称
活動内容
24鳥取県
(岩美町)
まきだにやながかい・いわみえきまえちょうじゅかい
うらどめまさごかい・うらどめちょうらくかい

牧谷やなが会・岩美駅前長寿会・浦富真砂会・浦富長楽会
地区公民館、自治会と協力し、当初はトリムコースと呼ばれる町道沿いに、現在は散歩するのに安全な吉田川沿いにコスモスを植え、景観を美しくするために活動している。コスモスを植える場所の耕耘、種まき、草取り、種取り等を行うほか、案山子、看板、ベンチなどの整備にも協力したり、コスモスロードのウォーキングイベントに参加するなど、コスモスロードを通じて子どもから高齢者まで楽しく地域を盛り上げ、交流の場にもなっている。
25島根県
(松江市)
とうこうだいことぶきかいぜにだいこどうこうかい
東光台寿会銭太鼓同好会
地域伝統芸能を通じ、会員の健康管理や会員同士の親睦と交流を深めることを目的とし結成され、全体練習を毎月2回行い、銭太鼓の演技の習得に努めている。最近は用いる楽曲のレパートリーを増やし、踊りも取り入れている。銭太鼓を地元の高齢者福祉施設やイベントで披露することにより、高齢者や地域との親睦、交流を深めるとともに郷土芸能である銭太鼓の保存と普及を図っている。
26島根県
(飯南町)
いえのひかりぐるーぷ
家の光グループ
地域の女性たち33名が、経済的豊かさの無い中、協同の心を家族で育む雑誌「家の光」を教科書に食生活の改善や伝統食の普及、水質浄化活動、営農など衣食住をテーマとした活動を開始した。30年以上継続され、生活の質の向上を図るとともに様々な地域活動として貢献してきた。近年は新たに会員が加わり活動を継続している。新会員を除く平均年齢は85歳であるが、活動での采配、力量等、若者を上回るパワーで地域に元気を与えている。
27島根県
(吉賀町)
ひばりのかい
ひばりの会
童謡、唱歌を学ぶ目的で、地域の集いの場として結成。会員同士の交流を深めるとともに、会員自らの閉じこもり予防、認知症予防、ストレス解消や健康維持にもつながっている。また、特別養護老人ホームやデイサービス等へ訪問し、地域と施設との交流も行っている。また、障がい者施設のパン販売への協力や、会員の持ち寄った不用品を販売しその収益を共同募金に寄付するなど、地域福祉への貢献も積極的に行っている。
○九州ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
グループ等の名称
活動内容
28福岡県
(飯塚市)
こすもすだいがく
コスモス大学
4年制の大学形式の事業であり、地域に根差した継続学習と仲間づくり、教養の向上を図ることで、習得した知識や技術などを人材派遣事業やボランティア活動を通して、地域に還元できる人材の育成を目指している。運営形態は生徒と講師から成る運営委員会を主体とし、受講生の学習費のみで負担する自主運営組織である。行政は事務局として事業運営に対する専門的指導、助言を行っている。
29福岡県
(古賀市)
こがししにあくらぶれんごうかいじょせいぶ
古賀市シニアクラブ連合会女性部
古賀市シニアクラブ連合会女性部は、会員以外にも呼びかけをしながらタオル配布、古切手収集、地域健康体操会等様々な社会貢献活動を積極的に行っている。人権を尊重する市民の集いへの参加をはじめ、古賀市が主催する様々な会議・研修会にも積極的に協力している。
会員は、長年女性部に流れる地域貢献の精神を個人の活動においても実践し、高齢者の見守りを中心に地域福祉の担い手として活躍している。
30福岡県
(福津市)
はまゆうかい
浜友会
「会は楽しくなければならない」「会員は社会奉仕に努めなければならない」をモットーに結成されたシニアクラブで、永年にわたり子どもの見守りや河川・海岸・松林の清掃等、多岐にわたり社会参加活動に取り組み、貢献している。
また、多年にわたる海洋環境保全に対する奉仕活動の功績により、国土交通大臣表彰を受けており、地域で中心的な役割を果たしている。
31熊本県
(球磨郡錦町)
しるばーへるぱーぶかい
シルバーヘルパー部会
錦町老人クラブ連合会の中にシルバーへルパー部会を設立。部会全員が講義、実技研修の修了書を取得し、平成6年8月から活動を開始。地域高齢者の安否確認や話相手等の友愛訪問活動や振り込め詐欺等の注意喚起も行っている。また、地域のいきいきサロン活動の支援や小学生等との交流会、地域の清掃活動にも積極的に行っており、地域から感謝されている。
32鹿児島県
(奄美市)
こまたまつばかい
小俣松葉会
平成5年に小俣町で発生した大火を契機に「自分達の地域から絶対火事を出さない」を誓い、婦人防火クラブを結成。平成6年度から「小俣町火の用心まつり」を開催し、防災活動を継続している。奄美小学校「ビューグルバンド」を先頭に子ども会、婦人防火クラブ、老人クラブ他町内多数の方が参加し町内をパレードしている。「こげにおい火事の前触れ声掛けを」と地域住民に呼びかけ、火災予防・防火意識の高揚を図っている。
33北九州市 なんぷうぼらんてぃあのかい
南風ボランティアの会
北九州空港近隣の清掃活動や、北九州マラソンの運営ボランティア協力など、各種ボランティア活動に自発的かつ積極的に参加することにより、自らの生きがいを高め、潤いのある魅力豊かな小倉南区のまちづくりに貢献することを目的として活動している。
さらに、人命救助やAEDの取扱い、防災に関する研修会を実施することで大規模災害時のボランティア活動を見据えた取組みも行っている。
34宮崎市 「でんわでもしもし」ぼらんてぃあ
「電話でもしもし」ボランティア
地域の一人暮らし高齢者宅へ安否確認のための電話連絡を週1回実施しており、平成27年度は年間856回、月平均14人の見守りを行った。高齢者に対し年賀状、暑中見舞い等を送ることで、孤立しがちな人を社会とつなげる役割を担っている。
また、福祉施設等も訪問し歩行補助器、ベッド、小物や雑巾の寄付を行うとともにトーンチャイム演奏やフラダンスを披露し、地域における高齢者との交流に積極的に取り組んでいる。
35宮崎市 たかおかちゃれんじくらぶ
たかおかチャレンジ倶楽部
宮崎市が平成19年度に開催した「シニアボランティア養成講座」の修了生の有志が集まり、地域の活性化に寄与するため結成された。地域の公民館等を利用しての映写会を9年間で300回以上開催。高齢者や地域住民の交流の場となっている。 また、毎年開催するチャリティパーティーにおける収益金を社会福祉協議会へ寄付するなど、積極的に社会貢献活動にも取り組んでいる。
○関連団体ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
グループ等の名称
活動内容
36(一財)日本郵政退職者連盟 いせさきしうえはすちくしぜんかんきょうをまもるかい
伊勢崎市殖蓮地区自然環境を守る会
地域内の汚染された川をきれいにしようと、仲間と共にゴミ拾いから始め、美化活動を盛り上げるため、学校長、子供育成会、区長会、公民館等と連携。子供達にも参加してもらうためサケの稚魚を放流。河川の美化とサケの遡上を目指した活動は、次代を担う子ども達に大きな夢と希望を与えると同時に、地域河川の美化運動に大きな影響を与える活動と高い評価。現在は河川の清掃だけでなく、外来種の調査・除去活動・植生活動にも取り組む。
37(一財)日本郵政退職者連盟 えてがみきょうしつ
まろんのかい

絵手紙教室マロンの会
今まで培った特技を生かし、地域社会に貢献するため及び手紙文化の振興と普及を目的として、宇都宮市内の公民館3か所で月2回絵手紙教室を開催して10年を経過した。生徒が描いた絵手紙作品を更生保護女性会や栃木女子刑務所に送り、社会復帰するときの更生の手段として活用され、収監者からもお礼の手紙が来ている等社会貢献にも役立てている。
38(一財)日本郵政退職者連盟 せんきょうがっくみまもりたい
遷喬学区見守り隊
平成18年3月「遷喬学区見守り隊」を結成し、児童の下校時の通学路のパトロールを開始した。平成21年7月地元警察署から青色回転灯の提供を受け、名称を「青パト」とし、年度当初学校から交付された「曜日別・学年別下校時刻表」をもとにパトロール計画書を作成の上、各隊員と連携し5台で見守り活動を実施している。防犯パトロールにより、地域の人々の防犯意識も向上し、地元住民から感謝されている。
39公益財団法人あしたの日本を創る協会(宮城県柴田郡) しばたにしずみせいかつがっこう
柴田西住生活学校
微生物を活用した環境に優しい汚水浄化活動を13年間実施している。具体的には、側溝の汚水浄化活動のほか、小学校のプール清掃や家庭菜園での利用普及、児童館での親子教室の開催などにより、環境に優しい汚水浄化活動を広めた。この取り組みについて他の生活学校での導入を支援し、現在では仙台市内の生活学校で取り組まれるようになった。また、水質の改善によりメダカの生育も確認され、地域の環境教育の推進にも貢献している。
40公益財団法人あしたの日本を創る協会(東京都杉並区) なんのはなせいかつがっこう
汝の花生活学校
PTA活動をきっかけに、環境問題、高齢者問題等を中心に活動を続けている。活動は33年間を超えるなど、長きにわたり実績を積み重ねていることにより、高齢者と子ども達との交流が一層深まるなど、地域福祉の推進に大きく貢献している。
41公益財団法人あしたの日本を創る協会(兵庫県神戸市) とががわをまもろうかい
都賀川を守ろう会
「都賀川に清流を取り戻し、子ども達が水遊びの出来る美しい川を次代に引き継ぐ」をスローガンとして昭和51年に結成。河川清掃やゴミの不法投棄の啓発活動のほか、地域の子ども達のための水遊びのイベントを開催。都賀川の美化活動を現在に至るまで牽引し、鮎の遡上が見られるまで水質を回復させるとともに、河川についての学習活動や各種イベントを開催し続けている。
42公益財団法人あしたの日本を創る協会(大分県大分市) おおいたしせいかつがっこうれんらくきょうぎかい
大分市生活学校連絡協議会
長年にわたり、レジ袋削減・地産地消運動など生活に関わる身近な課題を取り上げ、調査研究し、行政・企業との対話により課題解決を図ってきた。特にレジ袋削減運動は全県調査を5年間にわたり実施し、結果をもとに県へ提言し検討委員会を立ち上げ、調印を交わすまでに至った。また、食品ロスが問題となる中、平成25年から実態調査活動を行い、食品ロス削減に向けワークショップなどによる普及啓発活動を実施している。
43公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会 やいづししるばーじんざいせんたー
ちーむいっしん

焼津市シルバー人材センター「チーム~一心~」
市内外の高齢者グループ、ミニディサービス、障害者施設、親子体操など幅広い人たちに健康体操を指導しているグループで結成されているチーム~一心~体操指導の後に演舞する「神楽&そーらん」は、見る人すべてに感動を与えている。平均年齢73歳を有に超している高齢者の演舞は、見た人に大きな勇気と希望、健康の大切さを伝える。さまざまなイベントに積極的に参加し地域の健康意識を高める事にも貢献している。
44公益財団法人損保ジャパン日本興亜福祉財団 しんじゅくかっぱむら
新宿かっぱ村
環境問題に関心のある会社員OBが集まり、外部講師を招いての環境問題に関する勉強会の開催、環境活動に取組んでいるNPO等の団体と協働した自然保護活動、また、それら活動を通じて地域との交流を深めるなど、環境をキーワードとして元気に社会参加を図っている。会の運営は全員がパソコンを駆使し効率化を図り、これまでお世話になった社会に多少なりとも恩返しが出来ればと長年にわたり活動を続けている。
45全国年金受給者団体連合会
(長崎県佐世保市)
させぼはなたかぐらうんど
ごるふくらぶ

佐世保花高グラウンド・ゴルフクラブ
佐世保花高グラウンド・ゴルフクラブは、平成18年から、地元の小学校が取組む「総合学習」と「地域教育」の事業に協力して、生徒と地域とのふれあいを目的とする放課後の「子ども教室」で、日本の伝統文化である昔遊び(お手玉、凧揚げ、コマ回し、けん玉等)の作り方や遊び方を一緒に行い、平成20年からは毎年度定期的に、3年生を対象としたグラウンド・ゴルフの授業を受持つなど世代を超えた交流と活動を実践しています。
46日本退職者連合 がっしょうさーくる「むつみ」
合唱サークル「睦」
むつまじく活動することを第一に「合唱するときだけでなく、広く社会の基本にあってほしい」との願いから、サークルの名称を「睦」としている。平均年齢約82歳、最高齢は90歳近くと、札幌市では最高齢の合唱グループ。練習は月2回、発声練習を含めて2時間。これを26年間続けてきた。2015年の札幌市民合唱際では「奨励賞」を受賞。17年間継続して合唱際に参加した努力賞ということで、これには会員全員が感激した。

エイジレス・ライフ実践事例(エイジレス章受章者)