開会挨拶「高齢社会フォーラム オンライン」

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若宮 健嗣
内閣府特命担当大臣

開会挨拶1

内閣府特命担当大臣の若宮健嗣でございます。令和3年度「高齢社会フォーラム」の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。

我が国は、急速に高齢化が進展する中、高齢者の方々の就業や社会参加への意欲は高く、体力や運動能力も一貫して向上傾向にあります。

しかしながら、コロナ禍により、外出や社会参加活動の自粛が余儀なくされております。

こうした状況の中、高齢者の方々が健康に日常生活を送り、社会参加も積極的に行うには、どうすればよいのでしょうか。

従来の対面でのリアルな交流も、もちろん重要ですが、高齢者のインターネット利用率は、近年急速に伸びており、社会参加の手段としてデジタルの重要性が増しています。また、スマホやビデオ通話など、デジタル技術を活用して他者と交流している高齢者には、健康リスクの低下が見られるなど、デジタルの活用は健康維持の面でも大きな可能性を持っています。

本日は、リアルもデジタルも組み合わせた豊かな長寿社会の実現を目指して、「『リアルもデジタルも』いきいきとつくる豊かな長寿社会」をテーマに、各分野において深い見識をお持ちの方々に、活発にご議論いただきたいと考えています。

本日ご参加いただく皆様にとって、今回のフォーラムが、それぞれの地域におけるハイブリッドなエイジレス社会の実現のきっかけとなることを期待しまして、私からの挨拶とさせていただきます。