イ 個人のライフスタイルの選択に中立的な公的年金制度の構築
女性の社会進出、家族や就業の形態の変化等により、女性のライフスタイルは多様化しており、現役期の生活の履歴を反映する年金制度との間に様々な問題が存在している。
このような女性と年金を巡る問題に関して、平成12年7月より、「女性のライフスタイルの変化等に対応した年金の在り方に関する検討会」において幅広い観点から検討を進め、13年12月に、標準的な年金(モデル年金)の考え方、短時間労働者等に対する厚生年金適用等6つの具体的な課題について基本的な考え方と今後議論を進めるべき論点を整理した報告書をとりまとめた(図3−1−9)。
図3−1−9 女性のライフスタイルの変化等に対応した年金の在り方に関する検討会報告書のあらまし