イ 介護サービスの質の向上
介護サービスの利用を支援する介護支援専門員の支援体制の強化を図り、地域の実情に応じたケア体制(ケアチーム)の構築支援等によりケアマネジメントの質の向上を目指すため、介護支援専門員に対する指導助言や関係機関との連絡調整等を行うケアマネジメントリーダーの養成及び活動支援を実施するほか、現任研修を行っている。
訪問介護員についても、3級課程修了者を対象とした2級課程研修に加え、日々の業務において直面する個別の問題に対応したテーマ別の研修、適切な訪問介護計画の作成・展開技術を身につけるための研修など、地域の訪問介護サービスの状況に応じた研修を実施している。
また、特別養護老人ホーム等において身体拘束の廃止が実現されるよう、現場の意識改革や、ケアの向上などを目指した「身体拘束ゼロ作戦」を進めており、介護現場での使用を念頭においた「身体拘束ゼロへの手引き」の普及を図ると共に、老人保健健康増進等事業の一環として、高齢者痴呆介護研究東京センターにおいて、具体的事例を通して身体拘束の廃止への取組を紹介する内容のビデオを作成し、都道府県に対して配布する等の施策を展開している。
訪問介護員研修の様子