第1章 第3節 1 (5)不便や不安を感じる高齢者の生活環境
第3節 「高齢社会対策の基本的在り方等に関する検討会報告書~尊厳ある自立と支え合いを目指して~」について
1 超高齢社会における課題
(5)不便や不安を感じる高齢者の生活環境
高齢者にとっての地域の不便な点として、日常の買い物、病院への通院、高齢者には使いにくい交通機関等があげられている。地域が一体となって高齢者が生活しやすい環境を整備することが課題である。
また、高齢者が事件・事故やトラブルに巻き込まれたりすることも多く、家族や地域社会が変化するなかで、高齢者の安心、安全を確保する社会の仕組を構築する必要性が高まっている。
さらに、高齢者数の増加に伴って、認知症になる65歳以上の高齢者が増加しており、認知症は今後、より一層大きな問題になることから、認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせる仕組づくりも課題である。