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第1章 第1節 2 地域別にみた高齢化

第1節 高齢化の状況

2 地域別にみた高齢化

平成24(2012)年現在の高齢化率は、最も高い秋田県で30.7%、最も低い沖縄県で17.7%となっている。

今後、高齢化率は、すべての都道府県で上昇し、平成52(2040)年には、最も高い秋田県では43.8%となり、最も低い沖縄県でも、30%を超えて30.3%に達すると見込まれている。また、首都圏など三大都市圏では、今後の高齢化がより顕著であり、例えば千葉県の高齢化率は、24(2012)年の23.2%から13.3ポイント上昇し、52(2040)年には36.5%に、神奈川県では21.5%から13.5ポイント上昇し35.0%になると見込まれており、今後、我が国の高齢化は、大都市圏を含めて全国的な広がりをみることとなる(表1-1-8)。

表1-1-8 都道府県別高齢化率の推移
  平成24年(2012) 平成52年(2040) 高齢化率の伸び(ポイント)
総人口(千人) 65歳以上人口(千人) 高齢化率(%) 高齢化率(%)
北海道 5,460 1,422 26.0 40.7 14.7
青森県 1,350 364 27.0 41.5 14.5
岩手県 1,303 364 27.9 39.7 11.8
宮城県 2,325 534 22.9 36.2 13.3
秋田県 1,063 326 30.7 43.8 13.1
山形県 1,152 326 28.3 39.3 11.0
福島県 1,962 511 26.1 39.3 13.2
茨城県 2,943 701 23.8 36.4 12.6
栃木県 1,992 463 23.2 36.3 13.1
群馬県 1,992 496 24.9 36.6 11.7
埼玉県 7,212 1,585 22.0 34.9 12.9
千葉県 6,195 1,437 23.2 36.5 13.3
東京都 13,230 2,812 21.3 33.5 12.2
神奈川県 9,067 1,948 21.5 35.0 13.5
新潟県 2,347 639 27.2 38.7 11.5
富山県 1,082 299 27.6 38.4 10.8
石川県 1,163 291 25.0 36.0 11.0
福井県 799 208 26.0 37.5 11.5
山梨県 852 218 25.6 38.8 13.2
長野県 2,132 585 27.4 38.4 11.0
岐阜県 2,061 520 25.2 36.2 11.0
静岡県 3,735 932 24.9 37.0 12.1
愛知県 7,427 1,591 21.4 32.4 11.0
三重県 1,840 465 25.3 36.0 10.7
滋賀県 1,415 306 21.6 32.8 11.2
京都府 2,625 649 24.7 36.4 11.7
大阪府 8,856 2,099 23.7 36.0 12.3
兵庫県 5,571 1,355 24.3 36.4 12.1
奈良県 1,390 355 25.5 38.1 12.6
和歌山県 988 281 28.4 39.9 11.5
鳥取県 582 158 27.2 38.2 11.0
島根県 707 212 30.0 39.1 9.1
岡山県 1,936 507 26.2 34.8 8.6
広島県 2,848 719 25.3 36.1 10.8
山口県 1,431 418 29.2 38.3 9.1
徳島県 776 217 28.0 40.2 12.2
香川県 989 268 27.1 37.9 10.8
愛媛県 1,415 393 27.8 38.7 10.9
高知県 752 226 30.1 40.9 10.8
福岡県 5,085 1,186 23.3 35.3 12.0
佐賀県 843 214 25.3 35.5 10.2
長崎県 1,408 380 27.0 39.3 12.3
熊本県 1,807 478 26.5 36.4 9.9
大分県 1,185 327 27.6 36.7 9.1
宮崎県 1,126 301 26.7 37.0 10.3
鹿児島県 1,690 457 27.0 37.5 10.5
沖縄県 1,409 250 17.7 30.3 12.6
資料:平成24年は総務省「人口推計」、平成52年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」
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