第1章 第3節 3 (4)社会活動への参加のきっかけは、「友人や地域住民と一緒に参加できたから」
第3節 団塊の世代の意識
3 団塊の世代の社会参加
(4)社会活動への参加のきっかけは、「友人や地域住民と一緒に参加できたから」
社会活動への参加のきっかけをみると、現在参加している人では、「友人や地域住民と一緒に参加できた(友人や地域住民から誘われた)」が最も多く36.6%、次いで「自分がやりたいと思う活動があった」24.5%、「参加する時間的な余裕ができた」18.7%となっている(図1-3-3-5)。
現在参加していない人がきっかけになると思うこととしては、「参加する時間的な余裕ができた」18.6%、「自分がやりたいと思う活動があった」17.3%となっている(図1-3-3-6)。
こうしたことから、自分がやりたいと思う活動が見つけられるような支援があれば、社会活動への参加は進むものと考えられる。
団塊の世代は、地域における様々な社会活動への参加の意向を持ってはいるものの、現状では社会活動には参加していない人が多いことから、今後、退職したり、あるいは労働時間が短くなり時間的な余裕ができるようになったときに、地域における活動にスムーズに参加できるように環境を整備することが必要である。そのため、自分がやりたい活動を見つけられるよう、地域活動についての情報の提供や出会いの場の提供等が有用と考えられる。また、社会参加の意向を持つ人は、それらを積極的に活用することも重要であろう。