第1章 高齢化の状況
第2節 高齢者の姿と取り巻く環境の現状と動向
4 高齢者の就業
○高齢者の雇用情勢
- 全産業の雇用者数の推移をみると、平成26(2014)年時点で60~64歳の雇用者は447万人、65歳以上の雇用者は414万人となっている(図1-2-19)。
- 定年到達者の状況をみると、平成26(2014)6月1日時点において、過去1年間の定年到達者のうち、継続雇用された人の割合は81.4%となっている(図1-2-20)。
- 平成19(2007)年から22(2010)年は、経済情勢の急速な悪化を受けて60~64歳の完全失業率が上昇していたが、平成23(2011)年以降は低下し、15歳以上の全年齢計(3.6%)を下回った(図1-2-21)。
○労働力人口総数に占める65歳以上の人の比率は昭和55(1980)年から大きく上昇
- 平成26(2014)年の労働力人口は、6,587万人であった(図1-2-22)。
- 労働力人口のうち65歳以上の者は696万人(10.6%)となり、総数に占める65歳以上の者の比率は、昭和55(1980)年の4.9%から大きく上昇している。