第1章 高齢化の状況

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第1節 高齢化の状況

4 高齢化の社会保障給付費に対する影響

(1)過去最高となった社会保障給付費

国立社会保障・人口問題研究所「平成24年度社会保障費用統計」により、社会保障給付費(年金・医療・福祉その他を合わせた額)全体についてみてみると、平成24(2012)年度は108兆5,568億円となり過去最高の水準となった。また、国民所得に占める割合は、昭和45(1970)年度の5.8%から30.9%に上昇した(図1-1-11)。

(2)高齢者関係給付費は引き続き増加

社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費(国立社会保障・人口問題研究所の定義において、年金保険給付費、高齢者医療給付費、老人福祉サービス給付費及び高年齢雇用継続給付費を合わせた額)についてみると、平成24(2012)年度は74兆1,004億円となり、前年度の72兆1,940億円から1兆9,064億円増加した。社会保障給付費に占める割合は68.3%で、前年度から1.1ポイント増加となっている。

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